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やっぱり中世ファンタジーも恋しいんだ俺は。「The Wayward Realms」に寄せる期待

オープンワールドRPGの魅力と中毒性はBethesdaが嫌というほど伝えてきてくれたジャンルではあるが、その広大さと緻密さゆえ、そう世の中にポンとリリースできるものではない。

そのため作品そのものにも時代性というか、当時のテクノロジーの限界を感じることも多く、最新作品以外にはどうしても気後れして何回も遊ぼうという気にはならない。少なくとも僕は。

Bethesda最新作「Starfield」が傑作であったことは言わずもがなで、SF超大作として今後10年は語り継がれるであろう作品であることも間違いないが、実は心の中で「たまには剣と魔法の中世ファンタジーも遊びたいな」という気持ちが芽生えていたのも事実である。

Starfieldが傑作であった以上、あまりBethesdaにも新作TESの催促はできないなと思っていたところ、飛び込んできたのが「The Wayward Realms」だ。

初期TESシリーズの中心人物達が開発を率いるオープンワールドファンタジーRPG「The Wayward Realms」のKickstarterキャンペーンがアナウンス、新トレーラーも « doope! 国内外のゲーム情報サイト

今作はTESシリーズの開発に関わった初期メンバーが新たに立ち上げたゲームスタジオ「OnceLost Games」のデビュー作としてアナウンスされたもので、2021年に発表があって以来音沙汰がなかったものの、2024年よりKickstarterでのキャンペーンを開始するという。

今年や来年中に遊べるようになるかどうかは不明だが、そのトレーラーを見るに、まさしく次世代のTES、TESの派生型といった作品になっていることが感じられ、期待が高まるところだ。

面白いのは、バーチャルなゲームマスターが作品内に実装される予定である点だろう。TRPGよろしく、プレイヤーの行動に合わせて物語の様相は刻一刻と変化していくとのことから、誰もが千差万別のストーリーを楽しめることができるという。

TESシリーズやFalloutでも、マルチエンディングの実装や勢力ごとに用意されたシナリオなど、プレイヤーの選択肢に委ねる仕組みがカスタマーサクセス実装されていたが、「The Wayward Realms」ではよりリアルタイムでインタラクティブな体験が得られそうだ。

オープンワールドRPGは確かに広大なフィールドで自由に過ごせる点が楽しい部分であり、任天堂の「ティアキン」なんかはその要素を極限まで高めた作品と言えるだろう。

ただ、個人的にはやはり広大なフィールドの中で展開される一本道の物語に魅力を感じてしまうのだ。

プレイヤーの主体性に委ねられた世界の中で、あえて瑣末な小競り合いの中に身を投じたり、苛烈な権力闘争や戦争へ参加することで、世界の一部として溶け込んでいくロールプレイング体験が、オープンワールドの魅力なのである。

極端な物語性はゲームを単調な一本道に導いてしまうものと言われることもあるが、Bethesda作品はその辺りのバランスが絶妙に取れているのが恐ろしいのだ。「The Wayward Realms」がどのような作品になるのか、その全貌はまだ見えていないものの、ひとまず今最も期待できるオープンワールドRPGの筆頭と言えるだろう。

Steam:The Wayward Realms (steampowered.com)

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