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「LGBT?ポリコレ?知らねぇよ!!」男女装備デザインは明確に分けて欲しい【FF14スレネタ】

昨今はLGBTやポリコレなどといったいわゆるジェンダー問題がゲーム業界にも影響してきています。
すでに幾つかのゲームがポリコレ指摘の影響を受けて「美人過ぎない女性を出す」「同性愛の表現をする」などといった描写に変更しています。

この影響は決してFF14も例外ではなく、すでに過去のおしゃれ装備は段階的に男女兼用に変更されていたり新たな装備も男女差というものを感じさせにくくなっています。
しかし、これでは実際に装備した時のテンションに大きく関わってくることがスレで話題になりました。

『男は男らしく、女は女らしく』という文言が時代錯誤だと批判されはじめたのは言わずと知れたジェンダーフリーが世界的に認知されはじめてからのことと言えます。

日本でも昭和の時代まではこのような偏った考えの人もまだまだ多かったのですが、平成そして令和の現代では男女の価値観は大きく変化してきたと言えます。

現在でも世界的に多くの注目を浴びている話題であり、人が人として生きている限り永遠に結論が出ない問題と言ってしまってもいいかもしれませんね。


このジェンダーフリーな考え方はポリコレ、LGBTといったように複数の名称を用いながらさまざまなメディアにも影響を及ぼしています。

とくにゲーム業界ではポリコレ、いわゆるポリティカルコレクトネスがかなり強い位置を占めており、偏見や差別全般に対する意識改善を求めています。

ポリティカルコレクトネスとは西洋的な白人至上主義を掲げる人種と、それ以外のマイノリティ人種との間で起きた衝突をもとに社会的な問題に発展し、人種・民族・ジェンダー・職業・宗教・ハンディキャップなどありとあらゆる差別や偏見をなくしていこうという考えです。

ゲームにおいてはやはり洋ゲーがもっとも影響を受けているようで、一例としては『ホライゾン』の主人公であるアーロイという女性があまり美人にならないようなグラフィックモデルにされたほか、DLCの一部では同性愛を明確に表現するシーンも含まれています。

もちろんこれらの影響についてはスクウェア・エニックスも例外ではなく、6月に発売されたFF16において「黒人がゲーム内に登場していない」ということを海外メディアから指摘され、それに対する吉P/Dからのインタビュー記事が掲載されるなどの事態に発展しました。

この時の吉P/Dの返答としては「中世ヨーロッパを舞台としている以上、歴史的に考えても黒人が居るような世界観ではない」という発言をしていますが、それでも納得していない人たちから批判を受け続けることになりました。


さて、今回のスレで話題になったのは「FF14の男女装備デザインはやはり明確に分けたほうが良いのではないか」というもの。

現状のFF14はこれといって大規模なポリコレ指摘はされていませんが、先んじて手を打っているのかどうか開発チームは過去の性別専用装備の類を男女兼用に変更しています。
(もっとも、NPC専用の課金衣装はさすがに対応できなかったようですが)

女性専用だった過去のおしゃれ装備で言えばヴァレンティオンエプロンドレスアタイアやソングバード・コスチュームセットなどヴァレンティオンイベントやプリンセスデーでの配布品がやはり多く、それ以外でもドレスやバニー服などが女性専用でしたが現在ではいずれも男女兼用となっています。

ところがこうした衣装が兼用になったことで喜んでミラプリする男性キャラ諸氏は多いのですが世間的な批評としてはやはりネタ扱いされがちです。
男性専用衣装を女性キャラが着るのは特に違和感がなく男装の麗人のようでカッコ美しいなどと言われることもありますが、その逆パターンではネタや変人、良くてもおもしろい人などとして見られるのが日本のMMOではやはり浸透してしまっています。

これが日本人特有の感性なのか、はたまたFF14のプレイヤーはやはり古い考えタイプのジジババしか居ないからなのかは分かりませんが、すくなくともポリコレを主張する人たちとは真っ向から意見が異なっているのは実際でしょう。

今回のスレでのコメントでも「ヒーラーの装備は女用が多いと思う」「一度女性キャラで考えてから男性キャラにあてがって装備デザインを考えているのでは」というものが殺到しました。

実際、偏見などを取っ払って見たとしてもキャスターとヒーラーの胴装備は全体的に裾が長いだけでなく装飾品の類から見てもドレスのような装いであり、これはキャスヒラだけではなく場合によっては他のロール装備でも同様の女性向けと思えるデザインになってしまっていることもあります。

今回の天獄編零式の装備デザインだけで考えたとしてもキラキラとしたエフェクトの羽衣がついているキャスヒラの胴は女性キャラが着ればまるでウェディングドレスに見まがうほどの美しさですが、男性キャラではエレオスやうさおなど一部の細身の種族を除いてはどうしても似合うと言いがたいものでした。

私もオスラ歴が長いのでこのあたりについては深く理解しており、この男女兼用となった装備デザインを男性キャラが着ることで問題になるのは『肩幅の広さ』がなによりもネックになってしまうからなのですね。

シュッとして肩幅の狭いエレゼンやうさお、あるいは性別差がそこまでではないララの場合は男女共に違和感ないといえますが、他の男性キャラは肩幅や胸筋、胴と腰回りの太さが致命的に目立ってしまうことで女性キャラが着るのとは別物レベルになってしまうのです。


そもそものモデルパーツが違うのだから同じデザインがそんなに安易に似合うわけはないと言うのは実際にあると思います。
嫌なら着なければいい、別のにミラプリすればいいというのはごもっともな正論ですが、零式攻略など苦労して取得した装備をその場で着てみたらガッカリなデザインだった……となると、たとえ性能がどれだけ良いものだとしてもその瞬間はたとえようもない落胆とモチベの低下に包まれてしまいます。

いっそのこと、男性用と女性用で明確にデザインも区分けし、各々のモデルパーツに合わせた衣装を……というのは悲願ですが、デザイナーさんたちなど開発チームの労力がさらに増えると考えるとむずかしいところ。
男女兼用、かつ、どちらが着ても違和感のない衣装アイデアをぜひ一般プレイヤーからも公募するなどして今後に生かしてほしいところですね。

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