まいにちにっき②ハーフマラソンを走ったいちにち

梅の花がさきほこる
寒いけどおひさまは元気をとりもどしたような
春前のよき日に

ハーフマラソンに参加した。
コースを予習したところ、
とんでもないアップダウンがあるコースで
のぼり坂が1キロほどつづいたり、、、

覚悟をきめて望んだ今日。

職場の同僚といっしょに車にのりあわせ
マラソン大会に。

実はこうやって参加するのは2回目で、
去年の11月にも参加した。

上り坂は根性
下り坂は勇気
これがマラソンのセオリーらしい。
下り坂は足に負担がかかるイメージがあるが、
このイメージが先行するせいか、
そろりそろりとくだりがち。
しかし、そろりはブレーキ。
自分の勢いを自分で殺すことによって、
足の負担も増えていくのである。

たったかたったか下り坂はかけおりました。
さあ予習していた坂をのぼっているとき
むかし校長先生が言った言葉をおもいだした。

人生には3つの坂がある

ひとつめは上り坂、
ふたつめは下り坂、
みっつめは、、、?



『まさか、こんなにきついなんて、、、』

ほんとうにきつかった。
足が動かないが、動かない限り、
戦いは終わらないのである。

最強メンタルを手に入れるため、
足を動かしつづけ、
同僚の応援もあり、なんとかのりこえた。
この同僚であり上司である人について
考えたことがある。
この人は、人を元気にする超能力がある。
そうなのだ。この人の言葉は、
こんな上り坂の極限でも
ただ強烈にパワーをあたえてくれるのだ。
同僚であり、恋愛的な感情は一切ないと
言い切れるだけに、
感動を覚えた。

人にとってこんな存在であれる
あなたはとても尊敬できるし、
これからもついていきたい上司です。

そんな発見もしつつ、
もう2度とマラソンなんてするかと
心の中で悪態をつきながら
ゴールすることができた。
タイムは1時間52分。

目標タイムをきることができた。

走り終わった達成感
走り終わったごはん
走り終わった温泉
この3人組、最強説

自分で作れそうなのに、
この世で1番美味しいちょい安っぽいけど
愛のある、出店のうどん。

帰り道で入る温泉。
あの疲れをとってくれる感覚は
走ったものの特権でしょう?

こんなに贅沢な1日で、
1番ぜいたくだったのはべつのものなのだ。

それは、人と共有した時間だ。

なんてないからこそ話さない、
他人のバックグラウンドに触れた時
わたしはたいていその人を大好きになる。
こんな時間がこれからも続きますように。
ああ、なんていい日だ。

以上、まらそんのいちにち

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