水沢妃 (suikinnkutu)

自由に生きていたら趣味過多になっているもうすぐ27歳 小説/詩/製本/薩摩琵琶/編み物…

水沢妃 (suikinnkutu)

自由に生きていたら趣味過多になっているもうすぐ27歳 小説/詩/製本/薩摩琵琶/編み物が人生の構成要素

最近の記事

私と琵琶のこと――琵琶を習うまでの備忘録―― その4

 去年の六月。会社を辞めて、実家の手伝いをしつつごろごろしていた私は東京旅行に行きました。  一日目、さっそくネットで探し当てた琵琶の教室へ。場所は渋谷の近く。こんなところにあるもんですね。  やっと見つけられた教室に期待を抱きながら向かうと、普通のビルの中にひょっこりと琵琶の教室が現れました。待っていたのは今も習っている先生です。  物腰柔らかで、「気になることがあればなんでも聞いてね。」という感じで体験教室が始まりました。  ……というよりも、それ以外何も言われずというか

    • 私と琵琶のこと――琵琶を習うまでの備忘録―― その3

       今回は地元の楽器屋さんで途方に暮れた話です。  琵琶をもらったのはいいものの、教室を探すこともなく二年ほど経ちました。  前回書きましたが、私は会社の寮住まいで住み込みの仕事をしており、寮ではもちろん楽器禁止。たまの休みは(本当に、休みの少ない会社でした)実家に帰って寮に帰れば終わってしまうような生活をしていました。  そんななか、入社三年を目途に退職することが決まり、私はもそもそと動き始めました。  そうだ、仕事を辞めたら半年ぐらい遊ぼう! それならしまいこんである琵

      • 私と琵琶のこと――琵琶を習うまでの備忘録―― その2

         今回は、自分の琵琶を手に入れるまでのお話をば。  授業での琵琶とのふれあいから数年、私は無事に大学を卒業して地元に帰りました。京都から離れて、長野へ。就職をして半年ほどがあっという間に過ぎていきました。  当時の職場は山の上にあって、普段は寮で生活しながら住み込みで働く毎日。たまの休みに実家に帰る生活をしていました。  そんななか、夏も真っ盛りな八月。  私の出身高校は八月の終わりに文化祭があり、所属していた琴部の演奏会もあります。毎年「よければお越しください」と後輩から

        • 私と琵琶のこと――琵琶を習うまでの備忘録――

           みなさん、琵琶は好きですか?  ……と、聞いたところで「見たことも聞いたこともない」という人がほとんどでしょう。  いや、最近は「犬王」とか、「平家物語」とか、あと「鬼滅の刃」でもちらほら出てきているらしいので、「興味はある、かも」という人は多いでしょう!(と、いうことにしておきたい。そうでなければここに書き残すことに意味がないような気がするから。)  私も、今でこそ琵琶を弾くようになりましたが、出会う前はまったくと言っていいぐらい、かかわりのない世界でした。  琵琶を習

        私と琵琶のこと――琵琶を習うまでの備忘録―― その4

           26歳最後の夜に書き残すこと

           こんばんは、今日で26歳とオサラバする水沢です。  明日からは27歳。実感はあまりありませんが、ひしひしと30歳という節目が近づいてきているなあ、と感じています。  この1年。私にとって激動の26歳があっという間に過ぎ去っていきました。  最後の夜に少しだけ振り返ろうと思います。  去年の4月はまだ前の職場にいました。  会社を辞めると決めたのはそれより半年以上前だったのですが、上司との相談の上、区切りとして年度末がいいだろうという話になり。ただ、私の勤めていた会社は少

           26歳最後の夜に書き残すこと

          noteはじめてみました

           はじめまして。水沢妃ともうします。  note、はじめてみました。  元々興味はあったのですが、なんとなくきっかけを得られずにずるずると先延ばしになっていました。  さいきんまでカクヨムのほうで日記をつけていたのですが、そちらは「毎日書く」を目標に一年ほど(ほとんど書けなかった期間を含めると数年)続けられました。書いていて惰性だな、と感じることも多くなってきたので、おもいきって完結済みにしてしまいました。  ただ、毎日読みに来てくださる方がいたり、じっさい友人が読んでいる

          noteはじめてみました