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もしも、あと10年で住めなくなってしまったら

去年の11月、とてもショッキングな見出しのニュースをネットで見ました。
それは、「気候変動で沈むイランの古都。あと10年で住めなくなる」というタイトルでした。

私は、今までに3回以上イスファハンに旅行に行った事があって、とても気に入っている場所の1つなので、記事に掲載されていたザーヤンデ川の写真を見て、ものすごいショックを受けました。


AS20211127001236_comm.jpg ザーヤンデ

朝日新聞デジタル 2021年11月2日 飯島健太撮影より

上の記事が、私が読んだ朝日新聞デジタルさんの記事です。⤴
途中から有料記事なので、全文は読んでいません。
たくさんの画像を見ることが出来ます。


上の写真を見て分かるように、もはや川とは言えない干からびた状態のザーヤンデ川。
私は初めてこの川を訪れたとき、なんだかとても心が安らいだのを今でも覚えています。首都テヘランで暮らしていたこともありましたが、日本には川が流れている場所が多く、そういった意味でも懐かしさと安心感があったのかも知れません。

年間の降雨量が少ないことや温暖化などの気候変動も原因とされていますが、それよりも、周辺の工場などによる過剰な取水が大きな原因らしいのです。

それなのに、政府はザーヤンデ川がこんなになるまで何も対策を行ってこなかったことで、イスファハンでは大規模なデモが起こりました。




私は最初、ネットでこのニュースを読んで「長引く干ばつ」や「気候変動」が一番の原因かと思っていたんです。

ところが、イラン人の旦那にザーヤンデ川の記事のことを聞いてみると、「気候変動や干ばつが一番の原因ではない!」「川の水を取水し続けてきたことが大きな原因」だと言い、イスファハンで起こっているデモについての動画も見せてくれたのです。

日本国内で紹介されている記事にも、確かに「過剰な取水」について書かれています。

でも、「過剰な取水」よりも「気候変動」のほうが読み手側に大きく伝わっているような気がするのです。

そこで、私が個人的に思ったのは「長引く干ばつ」や「温暖化」「気候変動」の前に、「過剰な取水」の方をタイトルの頭に付けた方が、読み手側のイメージが変わってくるのではないか?ということなんです。

何が、一番の原因なのか?が、違ってくるのではないかと、、、。

あ、でも朝日新聞デジタルさんに対して抗議しているわけではないんです(>_<)

むしろ、「あと10年で住めなくなる」というのがタイトルになっていたことで、私はこの記事を読んだのですから、、、。

それから、今回どうしてもザーヤンデ川の干からびてしまった写真を載せたくて、朝日新聞デジタルさんの記事から、写真を使用させて頂いたのですが、、、。

写真の下に、朝日新聞デジタル、日にち、撮影者の名前を載せたので、著作権侵害にはならないとは思うのですが、どなたか詳しい方がいましたらアドバイスして頂けると幸いです。

もし、著作権侵害になるようでしたら削除しますので、、、。


それにしても、あの美しかったザーヤンデ川を、今はもう見ることが出来ないと思うと、とても悲しいです。
何らかの対策で、以前のように美しかったザーヤンデ川に戻って欲しいし、後10年で住めなくなるなんてことには、絶対になって欲しくないです!

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました!





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