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ベイビーリッチマン。

父親は酔うと同じレコードを何度も繰り返し聞く人でした。

当時のヒット曲でしたので、僕たち子どもも喜んで聞いたものです。


ダンシングオールナイトなんて良かったですよ。

学校で、サビのところを後ろに下がりながら歌ったものです。


東京ららばいなんて良かったのです。

少し大人の香りを感じたり。


飛んでイスタンブールで、ジタンはタバコの名前と知りました。

魅せられての優雅さや異邦人のエスニックな香り。

唇よ、熱く君を語れの、どこまでも上がっていくかのような解放感。


最近若い人たちの間で、昔の曲が流行っていると聞きました。

素敵なことだなと思うのです。

昔の歌というだけで、埋もれていくのは残念だったのです。

舟唄はブルースのようだし、ブルーライトヨコハマなんて痺れるのです。


今の耳にも響くと良いなあと考えます。

それでもあの頃の曲は、全て僕たちのものだぜって思うのです。

君たちには君たちの歌があると思いましたよ。



そんな昨日、中学生の息子が

「パパ、LaLaLaLa lovesongって知ってる?大久保利通って人の?」

なんて言うんです。

Laが多いし、明治維新の人だぜって思ったのです。


「なあみんな、俺ってバリバリかー。」

そんなことも思いました。


バリバリかしら。


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