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そんな華麗。

職場のNさんが言うわけです。

「ぶくおさん、Sさんて物忘れがすごいじゃないですか?この前、聞いてるこちらが鳥肌たつくらいの忘れ方をしたんです。もう私びっくりしちゃって。そこまで忘れたら、病気レベルだと思ったんです。誰かがなんとかしてあげないとダメだとも思ったんです。
それでここからが本題です。
その鳥肌たつくらいの内容を忘れてしまったんですが、私は大丈夫でしょうか?Sさんは、なにを忘れたんでしたっけ?」


これが鳥肌たつくらいの話か。


それでこれが噂の「人の振り見て我が振り直せ」かと思いました。

違うか。

「どんぐりの背比べ」か。

それも違うか。

「目くそ鼻くそを笑う」だったろうか。


とにかくまあ忘れるわけです。

忘れるというか思い出せない。


僕も50歳過ぎてから、だいたいそんな感じ。

仕方ない。

思い出せないんだから。

そして僕は忘れてしまうことに慣れていくわけです。

だけど周りの人たちは、僕が忘れることに鳥肌立てるかもしれません。


なので最近は
「お腹が空いた。だって朝から何も食べてないから。明美さん、朝飯はまだかい?」

そんなことを夕方言うことにしています。


今から慣れてもらおうということ。

ちょっとした親心。

周りが笑ってくれたら、まだ大丈夫と思うことにします。

「朝ご飯は食べましたよ、おじいちゃん。」と言われたら、いろいろ考えようかと思うのです。


毎日こんな感じです。

次から次へと、なんだか考えることがあるのです。

そのうちの9割は、どうでもいい内容なのは秘密なのです。

どこかで何かを間違えたようでもあるし、大丈夫なような気もするんですよ。



そんな加齢。

幸せについて考えていこうと思います。
(まあまあ嘘。)


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