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withコロナの時代に結婚式を挙げた

昨年にnoteで「結婚式どうしよう」なんてつぶやいた記事を書きました。その後、バタバタと時が流れ、令和2年10月に挙式を上げることができました。

今回は私たちなりのwithコロナ結婚式を紹介します。


時期を決めるのが難しかった

令和2年7月に予定していた結婚式と披露宴。かなり準備も進んでいたのですが、4月からの緊急事態宣言をきっかけに、お願いしていた式場さんがお休みに。打ち合わせも前撮りも延期になりました。

延期時期もある程度こちらで選ばせていただくことができ、結婚記念日である令和3年の1月まで延期することにしました。

しかし、ありがたいことに8月に妊娠が発覚。1月がまだ安定期なら予定通り挙げれるだろうと思っていましたが、妊娠期間の計算を間違っており、確認すると1月は妊娠後期に入っていました。

ネットで調べてみると、妊娠初期・後期は母子ともに体への負担が大きいとのことで、ほとんどが『実施するなら安定期に』となっていました。これで完全に予定が狂った私たち。妊娠も望んでいたことなので、喜ばしいことの半面、私としては、1月に開催できないことが少し残念でした。そこで、夫婦で結婚式をどうするか話し合いました。

2人とも共通して「記念として何かしたい!」という思いがあり、方法を考えました。

・前撮りだけのフォトウェディング

・親族のみを呼んで挙式+披露宴を行う

・友人ゲストも含めて挙式のみ行う

私と子どもへの体調的配慮、そしていつコロナが収まるのかわからない状況。そのうえで出た候補がこの3つでした。


そして最終的に

・お腹が膨らむ前に前撮りがしたい

・披露宴は無しで、親族と限定した友人を呼んで挙式だけ行いたい

という内容でスタッフさんにお願いしました。


しかし、式場さんからの返事は

『挙式のみやフォトウェディング等の披露宴をしないプランがない。一度相談させてほしい。』

というものでした。私は正直驚いてしまいました。が、今考えると、お願いしたのはゲストハウス型の挙式場。披露宴や二次会などの会食をすることが前提とされた会場でした。無茶を言ったな…と思っていました。

結果、式場さんに了解を出していただき、親族と限られた友人を呼んでの挙式のみを行うこととなりました。ほんとにありがとうございます!

さらにスタッフさんと相談を重ねた結果、前撮りを予定していた10月に挙式も同日に実施することになりました。

挙式を1月ではなく10月にした理由としては、安定期にまとめて!という思いもありましたが、一番はコロナでした。延期した1月は、コロナがない頃から、インフルエンザ等の感染症がはやりやすい時期。コロナと既存の感染症が重なる可能性がある時期に実施することのリスクが高いと判断し、10月にまとめて行うことになりました。

この決断に至るまでが、正直一番時間がかかりました。


withコロナだからこその出来事

そんなこんなで始まった準備と挙式。

「これはコロナ時期だからこそなのかな」と思うことを紹介させていただきたいと思います。

まずは式場さんとのやり取りでコロナを感じたこと。

一つ目は打ち合わせです。

打ち合わせを実施した時期は、緊急事態宣言が明けていましたが、打ち合わせはすべてzoomで行いました。zoomの打ち合わせも、開始前日・5分前とこまめにメール連絡してくださったり、スタッフさんも画面越しだけどきちんと個室で話してくださっており、話しやすく進めることができました。

二つ目は防護品の選択です。

挙式する際に現場におられるスタッフさんは、数多くいらっしゃいます。司会者さん・演奏者さん・牧師さん・衣装スタッフさんなど総勢10名近い方に支えられながらの実施でした。その方々の当日の防護品を選ぶ打ち合わせがありました。

内容としては、マスクの着用や、フェイスシールドの利用・アクリル板の使用でした。お世話になった式場さんは、スタッフさんごとに、何を使用して何を使わないかを選択できました。

三つ目はメイク道具です。

挙式前のメイクの時に、前撮りの写真でよくある "新婦がリップブラシを使ってリップを塗っているシーン" を撮ってもらいました。

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しかし写真をとる直前にメイクさんがリップブラシを持ち替えておられました。

理由を聞くと「コロナがあるから、肌に触れるメイク道具はすべて使い捨てを使用しています」とのこと。しかし写真で残す際はテスターで使用するような簡易のものではなく、写真のような綺麗なリップブラシを使用し、唇に当たらないようにしながら撮影してくださいました。

この3つが、式場さんとのやり取りで特別にコロナを感じたことでした。


続いてゲストを呼ぶにあたりコロナを感じたことを紹介します。

一つ目は誰を呼ぶのかを考えました。

ゲストとして呼ぶのを親族だけにするか、友人を呼ぶならどこまで呼ぶかをかなり悩みました。私たち夫婦としては、祝福してほしい友人がいて必ず呼びたいと思っていました。しかし、両親から、「結婚式も3密になってしまうよ」と指摘されました。確かに大阪という場所や、友人を呼ぶことで密になることへの不安があると思います。親の意見も納得しています。大切な家族の意見・私たちの希望。その狭間で考えたり説得したりが、気を遣って大変でした。

二つ目はゲストに参加を選択してもらいました。

結婚式の招待は参加・不参加を選んでいただくのは大前提ですが、今回挙式のみだった為、招待状を出さず個人的な連絡という形で招待しました。その中で必ず伝えたことは「コロナがあるなかで、大阪で開催します。親族と友人も呼びます。招待したけど、断ってくれてもいいです。」ということでした。

私の親族は全員奈良県民です。大阪の中心地へ行くことへ抵抗がある方や、年齢を考えて出席を悩む方もおられました。

また今回私の妊娠もあり、日程が決まったのも開催まであと2か月という時期でした。さらに1時間もない挙式だけ。コロナに限らず、仕事の都合などでも難しい方もおられ、断られること大前提での招待になりました。


なんだかんだ開催してよかった!

いままで書いたように、withコロナだからこそ向き合わなければならないこと、改めて夫婦で話し合ったことが多くありました。

時期的にはまだコロナが少しマシだった頃でした。だからこそこのような開催方法ができました。

きっと、冬の時期に開催した方や、今後結婚式を考えている方はもっと大変なことがあると思います。

でも、私から言えるのは、挙式だけでも開催してよかった!ということです。

大好きな方々に祝福してもらい、記念に写真も残すことができました。一生の思い出になること間違いなしです。

参加してくれた方々は、短い時間だし、リスクもある中で集まっていただいたので、申し訳ない思いがあります。ただ、開催した個人としては良い思い出になりました。

また後日に式場さんのサイトを見ると、挙式のみプランがありました!ほんとに素敵な場所だったので、コロナに負けず開催したい方々の味方になってくださっていて、感動しました。ありがとうございます!


規制も多い大変な世の中になってしまいましたが、大好きな人と最高の時間を過ごせることを願っております!


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