ワルシャワ一人旅(ワルシャワ編)


こんにちは。
こでかぱんつです。
いつも見てくれてありがとうございます。

今日は、ワルシャワ旅行(行きのバス編)の続きを書こうと思います。
まだ見ていない人は、そちらも読んでいただけるとありがたいです。

リトアニアのカウナスから高速バスを使い、ポーランドのワルシャワまで無事?到着することが出来ました。安心したのも束の間、バスを降りた時に気づいたのです。あれ、違うバスステーションじゃね?事前に調べていたバスステーションの雰囲気とは違った様子が僕の周りには広がっていました。リトアニアのSIMカードがつながらない(後々確認してみると、ローミングをオンにすることで、課金制でつなぐことが出来た。これを僕は後のロンドン旅行まで知りませんでした。)僕は、とりあえずバスステーションのwifiを拾いに行きました。しかし、wifiが弱いのなんの。内心焦りっぱなしの僕はとりあえず歩こうと思い、まだ早朝で真っ暗なうえ、小雨もちらつくワルシャワの街を歩くことにしました。すると、幸運にも近くの駅にマクドナルドがあったので、そこ行くことに。マクドナルド自体はしまっていましたが、無事にwifiを拾うことに成功。すぐさまグーグルマップを開くと、そこは降りるはずだったバスステーションの一つ先のバスステーションだったのです。つまり、僕は一ステーション分、無賃で乗車していたことになります。やらかした、と思いながらばれなかったからいいやと思いつつ中心部までの行き方を調べていました。一見、ハプニングのように見えるこの一件が、後に更なるハプニングを呼び、更には幸運も呼ぶことになることはまだ内緒です。そして、まだ朝も早かったため、中心部まで歩くことに決めました。しかし、外は天気も悪く、薄暗い様子でした。折り畳み傘を広げ、重たい足取りでとりあえず、ワルシャワ中央駅まで歩くことにしました。しかし、相変わらず強い風と横殴りの雨、ワルシャワの街並みを楽しみながら歩くことなど至難の業でした。更に追い打ちをかけるような出来事が僕を襲います。強風にさらされ、折り畳み傘が見事にひっくり返り、すべての骨組みが軒並み折れてしまいました。仕方なく傘を小さくまとめ、雨風にさらされながら、中央駅まで歩き続けました。さらされる雨風に舌打ちをしながら、歩き続けると次に襲いかかってきたのは尿意です。8時間以上トイレに行っていなかった僕に、12月の冷たさが僕をあざ笑うかのようにぼうこうを刺激してきたのです。時刻は7時半。周りを見渡しても、空いているお店はありません。更にはスマホの通信がつながらないため、近くのトイレがありそうな場所を探すこともできません。ですが僕のぼうこうは悲鳴をあげていました。目をつむると、おしっこをぎりぎりまで我慢して、自分の家のマンションの横で立ちしょんをして気持ちよさそうな顔をする小学校の頃の僕が手招きしています。ですが、僕は既に20歳の立派な成人。そんな、プライドに傷がつくようなことはしません。覚悟を決めた僕の右手は、ズボンのチャックに手が伸びていました。緊迫したぼうこうが緩んでいく過程、出し切った後の解放感、たまらなく気持ちよかったです。見上げてみるとそこは、立派な銀行が入っている高層ビル。なんとも言えない感情になった僕は、そそくさと歩き続けることにしました。なんとか中央駅に着いた頃には朝の8時前くらいの時間になっていました。ここまで振り返ると、ちっちゃいハプニング続きで、精神的に疲労が蓄積されていました。しんどいな~って思いながらも、これも一人旅の醍醐味かと自分をなぐさめつつ、中央駅に入ると僕のオアシスを発見しました。そうです。マクドナルドです。迷わずマクドナルドに入店した僕は、クロワッサンとコーヒーを注文し、濡れた上着やバッグの水を払いながら、席につきようやく一呼吸つくことができました。届いたクロワッサンをかじりながら、wifiを繋ぎ、家族や友達に連絡を取ることでなんとか、元気を取り戻すことができました。ぼーっと外を眺めてみると、なにやら大きな建築物が。気になってグーグルマップを開いてみると、それは文化科学宮殿だったのです。壮大な建物を前に、言葉を失いました。来てよかったな。そう思えた瞬間でした。東にはかすかに太陽の光が雲の隙間からさしこんでいました。
(続く)


それでは。


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