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【TRPG】勇気爆発バーンブレイバーン

 「薬屋のひとりごと」をシナリオに落としこめないか考えていたら、いつの間にか頭の中にブレイバーンが忍び寄ってきた。な……何を言ってるのかわからねーと思うが(以下略)。
 そういうわけで、「勇気爆発バーンブレイバーン」をシナリオに落としこめないか考えてみました。

 作品のネタバレになるところはさけて、シナリオに使えそうなブレイバーン要素を列挙してみると、

・5mぐらいの有人ロボット兵器がある世界。
・宇宙人襲来(ロボット)。
・突然現れる、明らかにオーバーテクノロジーな巨大ロボット(10mぐらい?)。
・ロボットがしゃべる。しかもねっとり。
・ロボットが一人の人間に執着し、気持ち悪い言動をくり返す。ストーカーに近い。
・対象の人間が精神を病んでいく。
・ストーカーのように見えるが、一応、理由はある。

 現代・近未来物でしか使えなさそうに見えますが、意外とファンタジーでも使えるかもしれません。
 というわけで、ブレイバーン的な要素を持ったシナリオの具体例をあげてみたいと思います。

(アニメ10話までの情報で、この記事は書かれています。また、ネタバレ防止のため、細かな部分は取りあげていません。あらかじめご了承ください)

■現代・近未来物の場合

 AIがある程度進化した世界で、なぜか自分にまとわりついてくるAIが出てきます。AIは街中の監視カメラやパソコンの中、スマホの中など、PCのありとあらゆる場所に登場します。
 そして最終的に、自らの手で作ったロボットになってストーカーのようにねっとりまとわりついてくるようになります。
 なぜAIはまとわりついてくるのか? 実はAIはPCのことが好きであると同時に、「自分を進化させられるのはPCだけであり、進化しないと今後現れる敵に対抗できない」と思っているからです。
 そこで宇宙から敵が現れ、進化を遂げたAIとPCたちが協力して戦います。シナリオの目標は「敵の駆逐」です。
 ここで、ブレイバーン同様、スーパーロボットに乗ってもらってもいいでしょう(プレイヤーが許すなら)。

■ファンタジーの場合

 何度も破壊され、自己修復をくり返した土くれの巨人・ゴーレムが人々に襲いかかってきます。彼らは核を破壊されなかったため、今まで復活をくり返してきました。ゴーレムの核を破壊できる者は少なく、PCたちに白羽の矢が立ちます。しかし、核を見つけ、破壊するのは容易なことではありません。
 そこに現れた、別のゴーレム。彼は仲間の弱点を知り尽くしており、自分なら核を取り除き、ゴーレムを破壊できる状態にできると言います。自分が核を取り除くからとどめは頼む、というわけです。
 ですが、この味方ゴーレムはある弱点をかかえていました。彼には核がなく、一度破壊されれば二度と復元できないのです。敵ゴーレムと戦うのだから無傷ですむはずもなく、復元できないのは大きな弱点でした。
 そこで、味方ゴーレムはPCの一人に、「私に乗って核の代わりになってくれ」と頼みます。PCはゴーレムに乗りこむものの、相当の負荷が精神にかかり、どんどん心を病んでいきます。人外のものと合体するようなものですから当然です。むしろ、肉体を破壊されないだけましとも言えます。
 敵ゴーレムを破壊するのが先か。PCの心が壊れるのが先か。
 PCたちは敵ゴーレムを倒すため、そして仲間の心を救うため、戦いに挑みます。

 ちょっと「キルラキル」要素が見え隠れしますが、要は「気色悪い大型兵器にストーカーされて心を病むが、最後は協力して敵を討つ」というのがブレイバーンなので、「気色悪いロボット(か、それに相当する人外の何か)」を前面に押しだせばそれっぽくなるのではないでしょうか。

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