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2020 マッチレビュー

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2020年シーズン、鹿島アントラーズのマッチレビューです!
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記事一覧

【2020シーズン振り返り】12月

2020シーズン振り返り企画。今回は12月編。 11月編はこちら↓ わずかながら、ACL出場権の可能性が残された中でリーグ最終盤。エヴェラウド&上田任せになりつつあり、次シーズンへの不安はある。しかし、ザーゴはここから大きく変化や刺激を与えるのではなく現実的に勝ち点を稼ぐことを選んだ。 【12/12】明治安田生命J1リーグ 第32節 VS 清水 2-0 ○内容云々よりも、「まずは結果」が求められる試合において立ち上がりからセットプレーとカウンターで効率よく得点を奪った。

【2020シーズン振り返り】11月

2020シーズン振り返り企画。今回は11月編。 10月編はこちら↓ 【11/3】明治安田生命J1リーグ 第31節 VS 横浜FM 3-2 ○ 試合内容的にはボロボロだった。しかし、勝利を諦めない鹿島のDNAを久しぶりに垣間見えた気がした試合であった。 【11/4】和泉が負傷■受傷名:左膝内側側副靭帯損傷 ■治療期間:6~8週 ザーゴからの信頼厚い和泉が長期離脱。派手さはないものの、ザーゴとしては計算がつく選手だけに、和泉の離脱は終盤戦に大きく響いた。 【11/14

【2020シーズン振り返り】10月

2020シーズン振り返り企画。今回は10月編。 9月編はこちら↓ 【10/3】明治安田生命J1リーグ 第20節 VS G大阪 0-2 ×パトリックを抑えつつも、PKとアディショナルタイムの追加点に沈んだ「もったいない試合」であった。結果的に2位となるガンバ相手にゴールだけが奪えなかった。ザーゴの言う通り、代償を支払う形になった。 前半から数多くの得点チャンスを作りながら決めることができず、後半の入り方も非常に良くて、明らかな得点場面がありながらそれを決め切れず、そこから

【2020シーズン振り返り】9月

2020シーズン振り返り企画。今回は9月編。 8月編はこちら↓ 【9/5】明治安田生命J1リーグ 第14節 VS 名古屋 3-1 ○  個人的、今季の中でもベスト3に入る好ゲーム。理想通りの得点と内容。試合後のザーゴのコメントでも、手応えが感じれる。 今日は勝ったことを評価するべきだし、内容的なものも評価できるものがあると思います。今週になって準備してきたものを選手たちがしっかりと表現できたところもありますし、そのほかの試合では自分たちのサッカーをしても勝点に結びつかな

【2020シーズン振り返り】8月

2020シーズン振り返り企画。今回は8月編。 7月編はこちら↓ 8月はルヴァンカップとリーグ並行のため、1ヶ月で9試合という超過密スケジュール。コンディション面を考えると不安にはなるが、成熟などを目指す鹿島にとって、このスケジュールはポジティブだったかもしれない。 【8/1】明治安田生命J1リーグ 第8節 VS 大分 4-1 ○ 試合前の順位で最下位であった鹿島にとって連敗中の大分は勝たなければいけない相手であった。立ち上がりから大分は積極的にプレスをかけて鹿島に圧力を

【2020シーズン振り返り】7月

2020シーズン振り返り企画。今回は7月編。 ついにリーグが再開。ここから過密日程の嵐が始まる。 【7/4】明治安田生命J1リーグ 第2節 VS 川崎 1-2 ×待ちに待ったリーグ再開。そんな期待を裏切られたかのように、川崎に屈指した。一方で、この試合全体で後のチーム内トップスコアラーとなるエヴェラウドの使い方がわかってきた感はあった。(川崎CBにも互角以上に戦える、左でも機能する。) 以下、ザーゴコメント --戦術的な修正ポイントを教えてください。 交代は、まず右サイ

【2020シーズン振り返り】6月

2020シーズン振り返り企画。今回は6月編。 チームは4/7から活動休止になり、5/18からグループトレーニングで活動再開。 【6/13】 練習試合 vs アルビレックス新潟 2-1 ○ 久しぶりの実戦機会。アルビレックス新潟と45分×2、30分×2 形式の練習試合を行った。映像見た感じだと、名古が右SHで起用されていることがわかる。また、山田のキック精度も高い。 【6/16】ブエノがアトレチコ・ミネイロに期限付き移籍 ブエノの移籍が発表。ザーゴ体制になり、序列が下がっ

J1 第23節 鹿島アントラーズ×北海道コンサドーレ札幌

■スタメン考察前節複数入れ替えた鹿島。CBは関川が復帰。左SBには永戸に代わって杉岡を起用。鳥栖戦の終盤のプレーを見るに、永戸もかなり疲労が溜まっているように見えたので、このタイミングでスイッチしたと考えられる。ボランチにはレオが復帰。お決まりの永木とのローテだ。右SHにはアラーノが復帰。左SHは和泉に代わって荒木。和泉も連戦疲労を考慮したとみる。トップのコンビは土居とエヴェラウド。前節ハイパフォーマンスを見せた白崎が怪我?との情報があり、かなり心配なところ。いずれにせよ、沖

J1 第21節 鹿島アントラーズ×横浜FC

■スタメン考察永戸が先発復帰。安定感をもたらす山本や期待度高い杉岡など、SBは人材が豊富なものの、ザーゴはリードした終盤の5バック化も想定してCBをベンチに入れることが多い。SB陣のモチベーション維持が難しいものの、気落ちせず試合に絡めるスタメン1枠を激しく争ってほしい。その他、中盤から前の選手も含めベストメンバーを揃えた。ベンチには、遠藤に代わって白崎がメンバー入り。間違いなく、ザーゴは白崎に対してリンクマンとしての一定の評価を持っているはず。まずは途中出場から結果を求めて

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【2020シーズン振り返り】3月

2020シーズン振り返り企画。今回は3月編。 2月編はこちら↓ 2月末アナウンスされた新型コロナに伴う試合延期で、公式戦の機会が一気に減る分、3月は練習試合を中心に活動を進めていた。 【3/1】 練習試合 vs ジェフユナイテッド市原・千葉 4-2 ○ 広島戦から1週間後、ジェフユナイテッド市原・千葉と45分 × 2、35分×2 形式の完全非公開で練習試合を行った。試合風景をみるとファイナルサードの攻略の糸口をクロスで解決したそうなことがうかがえる。しかし、この時点で

【2020シーズン振り返り】2月

2020シーズン振り返り企画。今回は2月編。 1月編はこちら↓ 【2/1】茨城サッカーフェスティバル vs 水戸 1-0 ○ 2週間後にはルヴァンカップも控えており、プレシーズンマッチとはいえ、ACLプレーオフを踏まえての修正やスピーディな既存選手と新加入選手の融合が求められる中での水戸との試合。ACLプレーオフからスタメンを10人入れ替え、全体的なコンディションの見極めと、浸透度をチェックしたように見える。 試合後 鹿島アントラーズ:ザーゴ 前半は完璧に近い試合内容だ

2020 KASHIMA AWARDS

2020シーズン振り返りとして1人アウォーズを勝手に開催。 なお、選出理由については後日stnd.fmにて。 以下、表彰タイトル ・最優秀選手賞 ・ベストヤングプレーヤー賞 ・最優秀ゴール賞 ・ベストマッチ賞 ※全て私パダワンの独断と偏見になるのでご了承ください。 ■最優秀選手賞犬飼 智也 ■ベストヤングプレーヤー賞沖 悠哉 ■最優秀ゴール賞名古屋戦 荒木のゴール ■ベストマッチ賞選出理由については後日stnd.fmにて。

【2020シーズン振り返り】1月

今シーズン、新監督ザーゴを招聘して改革を進めた鹿島。その歩みを時系列で振り返ってみる。基本的には試合結果やニュースを起点に、監督・選手のコメント、蹴球メガネーズの鹿島アントラーズ取締役フットボールダイレクター鈴木満さん出演回での本人コメントなどを参考に筆者自身の考えと照らし合わせていく。本記事では悔しさ残る1月をピックアップ。 【1/1】天皇杯決勝 vs 神戸 0-2 ⚫️2020年の始まりは鹿島アントラーズにとって感慨深いものだった。元旦の天皇杯決勝、新国立こけら落とし、

J1 第34節 鹿島アントラーズ×セレッソ大阪

期待、意地、熱さ、悔しさ、ACL出場権獲得を目指した最終節には色々な感情がぶつかり合うハイレベルな試合だった。 ■杉岡vs坂元今節最初のトピックスとして試合前のアクシデントにより、急遽先発した杉岡と鳥栖戦よりポジションを変更した坂元を取り上げる。前提として、今シーズンのセレッソは極力トランジションの局面を避け、オーガナイズした状態で試合を進めることを好む。前回対戦時もトランジションの局面で鹿島が得点をしたので、かなり警戒していた。具体的なアクションは撤退守備。5枚で構えるこ