暴飲・暴食が止まらない原因を中医・薬膳で考えてみる。

暴飲・暴食の原因、それは胃に熱がたまっているから・・・?

暴飲・暴食がやめられない。。。こんなことってありませんか?
原因を考えてもなんだかしっくりこない。

食いしんぼうすぎる?
自制心がよわいから?
ストレスがたまっているから?
これをやめるにはどうしたら良いの?

今回は、暴飲暴食の原因を中医学の視点からご紹介してみたいと思います。
これって決して現代病ではないんです。

2,000年以上も昔に書かれた世界最古の医学書、「皇帝内経素問」でも触れられていて、病名もついています。それが「胃火熾熱」。

「胃火熾熱」はどういった状態のことを指すのか、原因と薬膳的対処方も解説します。

●「胃火熾熱」とは?

胃に熱がたまっている状態。
暴飲・暴食(とくに、辛いものの食べ過ぎなど。)や、ストレスによって、気のめぐりが悪くなることで、引き起こされるよう。
気がめぐっていれば熱がこもらずにすむのに、それが流れずに、胃に滞留してしまっている状態。

暴飲・暴食によって引き起こされることもあり、それによりまたさらに食べ物を欲してしまう。負のスパイラル状態に陥っていると思います。

以下の症状にあてはまったら要注意。
・食欲旺盛(度を超えて)
・口臭
・冷たいものを欲しがる
・便秘
・舌が赤い
・脈が早い

そんな症状が起こった時、薬膳的にはどんな食材で対処できるか考えてみます。
・熱をしずめる。
・気の回りを良くする。
イメージとしては、胃のあたりが火事で燃えている状態なので、消火。
そして、巡れずに滞っている、煙(気)を流してあげる食材を選択。
とくに、胃が属する消化器系の臓器の総称、「脾」を養う食材を。

具体的には以下のような感じ。

・お豆腐
・なす
・もやし
・スイカ
・梨
・キウイ
・バナナ
・メロン
・みかん
・あさり
・かに
・おそば

そして、唐辛子などの辛い食べ物やアルコールは熱を生むので、避けるようにする。あとは、緑茶を飲むのも良さそう。

心と体のSOSに向き合って、快適に過ごしましょう!

Healthy Garden, Natsumi


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