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明けまして、二○二四

新しい年の冬の空気は、私達の傷ついた肌を、脈を、心臓を、癒してくれるはずなんだ。そうでなくてはならない。なのに、肌は酷く乾燥し、手は廃墟の建築物のようにボロボロで、氷のように冷たい。空に雪を探しても見当たらず、高層ビルの窓に反射した暖かい光に照らされる街で今日も寂しく独り。
こんな日はラブリーサマーちゃんの曲でも聴いて過ごそう。きっとそうしたら、自己の感情に鈍感な私でも、簡単に冬の感傷に浸ることができるはずだ。あの気怠く優しい歌声にくるまって、こんな冬の日は眠ってしまおう。
そういえば去年の年明けも、ラブリーサマーちゃんの曲を聴いていたな。ちょうどあの頃初めて彼女の存在を知って、彼女の歌に惹かれていった。私は特に、「high and dry」や「水星」のカバーが好きだ。

今年も新しい音楽に沢山出会いたいです。そして、今年も皆様に幸福が訪れますように。

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