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恐怖体験が記憶に学びを刻んだ。(消防救急隊員の方にエールを込めて)

先日、あしたの内村!!(月フジ)をたまたま観ていた。
冠水したアンダーパスに車ごと陥ってしまった時・ため池に落ちてしまった時の脱出方法をやっていた。ちなみに前者は窓割りハンマー・後者は「浮いて待て」を実践できてポケットにスマホ、が無いと詰むらしい。家族と観ていて「ハイうち終了。」「お疲れっした。」とゾッとした。我が家は皆ポケットにスマホを入れないのだ。
そのあとに、トイレのドアが開かなくなった事例をやっていた。
ドアノブ(横棒型の)と、ドア開閉部の出たり入ったりするカチャとした部品の連携が壊れてしまう、というのが最近多いんだって。その時はトイレットペーパーの芯を縦に割き板状にして、ドアのその部分に差し込むと、カチャ金具が押されて引っ込み、ドアが開くんだそうだ。
にげ恥は観てない(非国民)が、ガッキーの可愛い脱出チャレンジを観つつ、とある記憶がよみがえってきた。
我が家でも、トイレ閉じ込められ事件があった。

閉じ込められる恐怖

私が子供の頃住んでいた賃貸(戸建て)の2階トイレでそれは起こった。
学校から帰ると下のきょうだい(未就学児)がトイレから出られなくなっていた。ドアの前で母が、鍵をこう開けるのよとか必死に説明している。
そしてどうなったかというと、なんと我が家に消防車が来たのだ。
そのトイレは無駄に広く、和式の便座からドアまで畳2畳分ほどの距離があった。和式の便座の向こう側が外に面しており、そこに大きな窓がある。
そこから消防隊員が突入し、きょうだいを救出してくれた。
突入の時、母が「ドアの方にくっついて、顔をドアに向けて目をつむってなさいっ」と叫んだことを覚えているので、窓を割ったのかも知れないが、あまりの事態に記憶があいまいだ。
ホッとすると同時に、消防隊員って凄いなぁと感動したのは覚えている。
消防隊員の方には今更だが、深く感謝を記したい。

そして今になって気が付いたが、この記憶があるせいなのかもしれない。
我が子らが幼少の時は、お家のトイレは鍵をかけない、が常だった。(今は好きなようにかけているが。)
さらにこれも無意識だったのだが、子供をベランダに出すべきではないと、幼稚園に上がるまでベランダに出したことが無い。
また、幼児が居る家で自分自身だけがベランダに完全に出てしまう、という事も絶対にしなかった。

ヒッチコックの恐怖

実家を出て賃貸住みの時も、私は消防隊員様にお世話になっている。
玄関を出入りする度に何故か、鳥の声がする。。
まさか・・と思ったが、私は鳥とふれあう事が苦手で、確かめる事にも大変な恐怖を感じ、すがる気持ちで行政に相談した。
そうしたら何故か、消防隊員が来たのだ。しかも「こんな依頼はしょっちゅうです」というような慣れた感じで。どうやらその土地ではあるある案件らしかった。
玄関ドアの横のとあるスペースに雛がいるようだ、と言われた瞬間、私は「ひっ・・・」と顔を引きつらせながら言ってしまった。それにしても何故そんなところに?というような場所だ。
慣れた感じで消防隊員が「撤去しますね」と言うので軽くパニックになり
「てっ・・撤去って?雛は私が飼うんですか?」とか「どどどどあを閉めて、見てなくてもいいですかっ・・!」と言ったので笑われた。なので、私は雛も巣も見ていない。
撤去しましたよーと軽い感じで事後報告した消防隊員に何度も頭を下げ、ホッとしていたら、びっくりした様子で前に住む大家さんが事情を聞きに来た。
行政も消防隊員も、大家さんも何も言ってなかったが、もしかしてあの時撤去費用がかかったのだろうか?
大家さんに相談するという思い付きが全く無かったので、もし料金を取られていたら・・悪い事をしたかもしれない・・大家さん・・I'm sorry。。

今住んでいる所も、わりと1年中鳥の声で目覚める。それ自体はものすごく気分が良い。
だが「山鳩」のしつこさは、一体なんなんだろう。山鳩は私の中でほぼストーカーだ。山鳩って何故にあんなに何十分も一所で鳴いているんだろうか、暇なのか?ええ?(←ちょっと怒っている。)
3月頃や、雨が降り出す前などは鳩がベランダにくるので、注意している。
鳩には軒先を一瞬でも貸す事はしない。私が鬼になる瞬間だ。
知人は野良猫の糞が匂うという理由で鬼になるそうだ。私は鳩より猫の方がいいな。

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