ディズニーでトイストーリーが１番好きだ。
写真のウッディはぬいぐるみで、トランジットのアトランタ空港で出会った。バズやポテトヘッド夫妻は家族の購入品で、これも本来のフィギュアではなく、電気がくるくる光ったり中に飴が入っていたりした。
先週の地上波で４を初視聴して興奮気味なので、今日はトイストーリーの話です。

３が完璧過ぎて４を観るのを恐れていた

４に関して賛否両論があったのは知っている。
３ラストでおもちゃの持ち主がアンディからボニーに代わり、やはり私もアンディに想い入れがあったから４を観るのが恐かった。
円盤を買うのも躊躇っていた。・・・事を、地上波放送後に後悔。
４も最高にイイ！結論から言うと、私は好き！

３では、おもちゃ達の持ち主アンディが大学生になり、実家を出て大学の寮に入る事になる。それでもアンディは、ウッディを相棒と想いウッディだけを寮に連れて行こうとするが、他のおもちゃ仲間と離す事・幼子に遊んでもらう大切さに気づき、４歳のボニーにウッディを託す。
トイストーリーの宿命であり命題である「持ち主は大人になる」の完璧な描き方が切なくて、涙なしには見られないとはこの事だった。
私など涙腺がバグっているので、リフレインしても何度でも泣ける有様だ。

棚に飾られて待っているだけじゃ、何も変わらない

４では、アンディの妹モリーのおもちゃだった「ボー・ピープ」がヒロインになっている。
ボーとウッディはずっと仲良しであったが、３に彼女の姿はなく「ボーも居なくなった」とウッディに悲し気に呟かれるのみだった。
そんな事もあって私には、ボー・ピープの存在はさほど印象深くなかった。
ところが、今作での彼女がとても好かった！とっても素敵なのだ。
もし今、４のリボン・ボー・ピープの顔に忠実な、ランプ＆羊付きフィギュリンを見つけたら（１０万までなら）買ってしまうだろう。

ボー・ピープは、卓上ランプが付属している陶器製の「羊飼いの人形」で、ビリー・ゴート・グラフという３匹が塊っている陶器の羊も付属している。
実は私は、陶器製である事も４で初めて知った（今まで描写されてたっけ・・？）。
陶器製なら子供の「おもちゃ」には向かない。物語上ではどういうキャラがおもちゃ化された設定なのだろうか？とすごく興味が湧いた。
モリーから別の持ち主へ譲られる時のウッディとの別れも、今作で初めて描かれ、それがラストへの伏線にもなっている。
そしてその持ち主からも転々とし、彼女は今、本物のノマドになっていた・・！
そのヒロイン振りがもう、なんとも恰好がいい。
上記の小題は、彼女の台詞だ。
今作の舞台であるアンティークショップで数年をムダにしたのち、彼女は持ち主にこだわらず、自分の事は自分でメンテし、自分でいく先を決める生き方をしている。
まさに、現代社会に確立された生き方のひとつノマドを、彼女が体現しているのだ。・・おもちゃなのに！
一方ウッディはアンディに愛された事で、持ち主の為に生き・仲間を絶対に見捨てない信条がある。
ブレずに、それを貫くウッディはずっと恰好良く、ヒーローだ。
違う生き方を尊ぶ、ボーとウッディ。
意見を言い合いながらも、お互いを尊重しているふたりの関係性が素敵過ぎて・・あなた達、おもちゃだよね？！

ウッディの決断

４の終わり方。これも４が賛否分かれる要因なのかと思うが、私は大・支持派だ。
ボニーがウッディで遊ばなくなった事を遺憾に思う作品ファンもいたようだが、ボニーが５歳のキンダーで女の子であることを考えると自然な事のような気もする。アンディの想いが本当の意味で解るのも多分大人だけだ。
ウッディには「みんな一緒に居る事に意味がある、俺たちは○○のおもちゃなんだから」という確固たる想いがあった。
持ち主が変わろうとも持ち主が喜ぶ為に生きる、その為に誰も欠けないように仲間を見捨てない。おもちゃの使命とはそういう事だとウッディは言い続けてきた。
そんなウッディが、自分の為に生きる道を考えはじめ、それを選んだ。
・・これが泣かずに居られるか・・！（悲しみの涙の方じゃない）。
持ち主に必要とされなくなった今、自分はどう生きるか。
今までウッディが仲間や他の出会ったおもちゃ達にしてきた事が、終始一貫・言動力がちゃんと有った歴史ゆえに、私は今回の決断が自然に受け入れられたんだと思う。

ラストの、バズ→ウッディの台詞つなぎも最高だったナァ・・もう最高！
もしかしたら５も作られるかもしれない・・
仲間のおもちゃとだって、再会するかもしれない。
その果てにアンディや、アンディの子供とウッディが再会する、なんて事もあるかもしれない・・！
ウッディ昔、アンディの子供に遊んでもらえたら最高って言ってたよね・・。
そう思うと、胸熱過ぎた。

円盤を観ていないんだけど、エンディングのNG集は止めちゃったんだろうか？あれ大好きなんだけどなぁ。
吹き替えの竜星涼くん・チョコプラさん、良かった！