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いじめエンターテイメントから抜け出せー遅いインターネット計画。


#遅いインターネット計画   #宇野常寛 #古川健介 #乙武洋匡 #前田裕二 #箕輪厚介 #吉田尚記 #PLANAETSCLUB #PLANAETS10

 ワタクシ、インターネットは大好きです。だけど今のインターネット、
特にSNSはただの5流ゴシップ雑誌と変わらない。
「まともにインターネットを使ってる」人たちは、ゴシップに惑わされず、
自分の知りたいことを優れた検索能力で探します。
件のツイッターもワタクシは大好きです。
ハッシュタグ遊び、ドラマの感想のツイートなどなど、
炎上やクソリプとは程遠い楽しみ方をします。

ある人にとっては大変便利な道具なのに、
意識高いフリ系・妬み嫉み・読解力のない人にとっては
凶器になっているインターネット。
今は「杉田水脈さんと新潮45」の話題でいっぱいのツイッター。
ワタクシ、杉田水脈さんの発言も新潮45の内容も存じ上げませんので、
何が起こっているのかわかりません。
っていうか、知らないことをなんでツイートしなきゃならないのよ。
その前に、みんなほんとに新潮45読んだの?

職場で「必要な伝達事項は全然周知できないのに、
噂話やゴシップは光より早く出回るよね」とよく話してたけど、
今のSNSがその状態。
著名人の不倫・発言で炎上・度が過ぎる噂話。
ただ他人の意見に乗っかるだけの人々。
思考せずに目に入った情報をそのまま信じて、拡散させる。
ジャンクな情報が溢れるだけのSNSは、某巨大掲示板と全く同じものに
なってしまった。

「便所の落書き」(by呉智英さん)ができる場所が必要なのはわかるけど、
皆場所を選ばなくなった。しかも匿名性を利用して、落書きだけでなく
一個人の吊るし上げをする輩が出てきた。
行き詰まり感を吐き出す場所がインターネットだけという、
愚かな輩が増えてきた。

140字以内で他人の受け売りの意見をツイートして「自分は発信者だ」と
勘違いできる、お手軽な場所になってしまった。
特別な人間しか発信できなかったのが誰でも発信できるとなると、
これほど情報の質が落ちるものなのか。

インターネットを「深く・遅く」使ってる人は、
もともとリテラシー能力のある人たち。
入ってきた情報を、吟味できる習慣を持っている人たち。
その人たちすら、今のインターネットの状況に頭を抱えている。
ゴシップとデマをツイッターに流せば、後はリテラシー能力のないユーザーが
勝手に拡散してくれる。それはゴシップだと指摘しても、
「みんないっているから」という小学生の理論で是正はできない。
適切な情報すら捻じ曲げてしまう今の「早すぎるインターネット」。

「SNSの好き嫌いは人それぞれでいい」って、寛容なふりしててもいいけどさ、
楽しくないことが山ほどあるエンターテイメントって、成り立たないよね。
しかも「次は自分が吊るし上げられるかもしれない」とおびえながら参加する
エンターテイメントって、ただの「いじめと」いう名の暴行がまかり通ってる
場所と一緒でしょ。

ワタクシよりも年下のインターネットネイティヴが、SNSを怖がって使いません。炎上やクソリプをものすごく恐れています。
インターネットネイティヴが、インターネットの世界を
「息苦しく怖いところ」と感じている。

インターネットが普及し始めた頃、識者の
「今からの世代はインターネットで万能感を植え付けられる」発言は、
全くの杞憂に終わってしまった。
だけどワタクシは「深く・遅いインターネット計画」に参加して、
情報リテラシー能力と読解力を磨きたい。
曖昧な情報源から出てくる言葉など、ワタクシには必要ない。

*2018年4月29日弊ブログ記事「遅いインターネット計画ー目に余るゴシップに
 溢れるSNS。」を改題・加筆修正した。


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