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底辺大学に勤めて、ヤバイところを7つあげるね

#教育 #大学教育 #進路

 一番最後に勤めたのが、底辺大学でした。地元では伝統のある、勝手に名門校と名高い大学ですが、自画自賛している感が全く否めません。

     入ってから苦労する「ダメ底辺大学」を見抜くには

 この方のブログ記事は底辺大学の要素をオープンキャンパスに絞っていますが、最後に勤めた大学に、めっちゃ当てはまっております。

(1)オープンキャンパス開催日が多い
(2)オープンキャンパスでやたら学生のスタッフが多い
(3)オープンキャンパスでやたら教員のスタッフが多い

 就職する前は全然わからなかったのですが、最後に勤めた大学が、底辺である事項に当てはまるのに気づきました。

1.教授会がある
 これ、全学科の全教員を集めて学長が延々話すだけ。他学科のことは知りませんって。でも出席しないと決定事項が決められないんです。全然関係ないことでも議題にあげて、決を採る仕組み。非生産的であること極まりなしです。この座っている時間の長さったら・・・2時間くらいかかる時もあります。

休日の行事が多い代わりに代休が取れない
 オープンキャンパスのほか、保護者会・入学式など土日祝日関係なく行事があります。その代わり代休が取れません。取ろうもんなら「人が余分にいると思われるから取らないで」と言われます。

3.研究費が使えない
 ワタクシはライセンスのことは重々存じているので、人の統計ソフトは使ってません。底辺大学だとライセンスのことも知らないので、結構怖いですよ。だって不備の火の粉がこっちに飛び散って怪我するもん。 「統計ソフトは他の先生も持ってらっしゃるので、お借りしてください」と購入申請を却下されました。
 
 予算内に収まっていても「高価だから」と許可がおりません。キャリアアップや知識のリフレッシュのためのセミナーに行こうとするなら、「研究費の適正使用じゃない」と却下です。

4.学会に行けない
 学会には自分は発表するだけでなく、人脈作り、情報収集のためにも参加が必要です。ですがこの大学「発表者じゃないと行っちゃダメ」という謎のルールがあります。

5.教員が準備などに時間をかけすぎる
 要は効率を考えられない人材ばかりということです。講義演習の準備に平気で1日かけます。準備に時間がかかるのは、講義演習の組み立てができていない・思いつきで行動するからです。教員としてどうかという人材が、やらかしてないから解雇されずにフリーライドしてきた人間しか大学が確保できないのです。

6.情弱教員がほとんど
 データベースが使えない、ネットでググれない、省庁のPDFファイルがダウンロードできない、エクセルなどオフィスが使えないなどなど・・・教員するのに情弱でICT使えないってって致命的です。

7.リスクマネジメントができていない
 特に医療系だと実習先の事故などで、賠償するときに損害賠償保険に入るのは必須なんです。でもその制度すら知らない。ハラスメント対策ができていない、学生を立ちっぱなしにさせて、頭から倒れることがあっても対策を練りません。
 学生と保護者のやりとりも、こちらが強く出ればいいという考え方です。

 今まで嫁入り道具のための大学だったんですが、今の時代それでは成り立たない。だけど今まで研究やら地域貢献をしていないから、やり方がわからないし後援会がその必要性を理解していない。
 少子化だから学生集めのために、やたら豪華な校舎を作って学部増やしてるけど、ニーズはあるんだかないんだか。

 行き場のない教員にはいいところですが、年若たち、絶対大学は選んで入った方がいいですよ。

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オンナオンフィフおひとりさま道


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