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All You Need Is Love

どうも、
小学生時代の理科の授業中、クラス34名のうち1名だけが代表として理科室の教卓に座り、“教員に木製のカナヅチのようなもので膝の皿の下辺りをトントンされ、意に反して下腿かたいがクイクイと動いてしまう様子を33名に見てもらう”という膝蓋腱反射しつがいけんはんしゃの実験で、当時妙にそれにそそられた私はどうしても被験者になりたく、自分の膝が人様に見せられる状態かどうか確認しているところで、33名分の『膝蓋腱反射やってみたかった~』という気持ちを背負うことへの責任感と、“意に反して下腿がクイクイと動いてしまう様子を33名に見てもらう”という小っ恥ずかしい状況でいささかなりとも自分がこの授業の主役になってしまう時間があるという事実に心の準備ができず、結局諦めてしまった過去を持つ奥田です。

こうやっていつまでも小学生時代のやるせない思い出を反芻しているのに、気が付けばもう大学生時代も終盤。
気が付けば2022年が終わっていて、
気が付けば先輩の卒業式が終わっていて、
気が付けば4回生になっていた。

毎日毎日就職活動に追われて、はっきり言って今、楽しくない。
東京の会社に二次面接を受けに行ったとき、
「就職活動は楽しいですか?」と聞かれ
「はい!就職活動を通して自分でも知らなかった自分の一面が知れて、とてもやりがいのある、楽しい活動です!」
なんて言ってしまうくらいに今、個性を失ってしまっている気がする。

毎日毎日不安定で不確実で、
不明瞭で不鮮明な将来への心配事が頭の中をぐるぐるぐるぐる。

大阪で働くのが幼い頃からの夢で、大学も関西を選んで進学して一人暮らしをさせてもらったけど大阪の会社は全滅…。

今の持ち駒は地元か東京。持ち駒増やす?
いやいやいつまで就活続ける気?

そういえば、就職した後の生活費は?奨学金はどうやって返済していく?

こんなことをぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる。
そのせいで、最近は夜、眠る方法を忘れてしまった。

同じ業界を目指している地元の友人も、今まで自分がどうやって眠りについていたのか思い出せなくなってしまったらしい。どうやって眠れない夜を乗り越えているのか聞いてみたら、どうやらYouTubeで【眠くなる催眠術】の動画を流してなんとか眠りについているらしい。
お終いすぎて笑ってしまった。
だが、持つべきものはやはり古くからの友人。
仲間がいると思えるだけで、それだけで、いとも簡単に安心できたのだ。

試しに聞いてみたら白い階段(※動画の序盤で出てくるイマジナリー空間)あたりで記憶が飛んでしまった。


ちなみに私は、YouTubeで【宇宙の大きさを体感できる動画】を見て「自分の悩みなんて宇宙ゴミにもならへんやん!」と宇宙規模で悩み、ツッコミを入れることで乗り越えることが多い。
友人と張り合えるお終い具合。


あと、これは昨夜見つけたホヤホヤの睡眠導入方法。
The Beatlesを流しているとめちゃくちゃ眠れる。
これはお終いではなく、私とThe Beatlesの良い始まり。

“All You Need Is Love”
愛こそは全て

昨夜、曲に全意識を集中させて頑張って目を閉じていたら、

“There's nothing you can know that isn't known.
Nothing you can see that isn't shown. It's easy.
Nowhere you can be That isn't where you're meant to be It's easy.
All you need is love, Love is all you need.”

わからないことは誰にもわからない。
見えないものは誰にも見えない。
君がいちゃいけない場所なんてどこにもないんだ。簡単だ。
必要なものは愛だけ。愛こそは全てさ。

【和訳】All You Need Is Love - The Beatles の歌詞と日本語の意味をわかりやすく掲載! - LyriQ - 洋楽と、出会おう。

良い歌詞、良い言葉すぎて涙で枕がお終いになってしまった。

「確かに、将来への不安なんて考えても仕方ないよなー、わからないことは誰にもわからないし、見えないものは誰にも見えないんだから。自分が選んだ場所は自分で正解にしていくしかないな。」
The Beatlesのお陰でそう思えた。
また、父のウォークマンで『1』のアルバムと『Help!』のアルバムをよく聴いていた幼少期を思い出し、父は今もThe Beatlesを聴くのだろうかと、父を想った。

ちなみに父は無呼吸症候群の治療中で、あのゾウみたいな機械をつけて寝ているので毎日快眠らしい。

眠れない夜を過ごしている方、
そんな時はThe Beatlesでも流して一緒に乗り越えて生きましょう。


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