オクタウィアヌス

大学生 笑ってやってください

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天を仰ぎ涙を呑み解雇を覚悟

私、友人の紹介で、カフェと青果店が併設しているところでバイトしているんですけど、「責任感が強い子です」という友人の一点張りの下に昨年末雇用契約を結んでからもう半年が経とうしているのにいつまで経っても「使えないヤツ」のレッテルが剥がれません。 今日は倉庫からの補充を頼まれ、間違えて他店の倉庫から在庫を引っ張り出してきて、そのまま店頭に出してしまって売ってしまいました。 よりによってその商品は他店が明日スーパーに出荷する予定だった商品らしく、こればっかりはガチで天を仰ぎながら涙

    • 月並みな価値ほど幾らでも分かち合えた古里を想った日

      夕映えにそっと懐えば古里遠い二親の顔父上母上よ会いたい ―椎名林檎「いとをかし」より― 私が思い浮かべていた東京は、東京事変或いは椎名林檎の歌そのもののような、いかにも浅野いにお作品に影響を受けたであろうサブカル女子になりきり、代々木公園で踊ってみた動画を撮影してニコニコ動画に投稿することを生業とし、休日は決まって竹下通りで古着屋巡りをして小腹が空いたらクレープを頬張るような、そんな東京だった。 朝はパーソナルスペースなんて在りもしないリーマンで飽和状態の満員電車に寿司詰め

      • All You Need Is Love

        どうも、 小学生時代の理科の授業中、クラス34名のうち1名だけが代表として理科室の教卓に座り、“教員に木製のカナヅチのようなもので膝の皿の下辺りをトントンされ、意に反して下腿がクイクイと動いてしまう様子を33名に見てもらう”という膝蓋腱反射の実験で、当時妙にそれにそそられた私はどうしても被験者になりたく、自分の膝が人様に見せられる状態かどうか確認しているところで、33名分の『膝蓋腱反射やってみたかった~』という気持ちを背負うことへの責任感と、“意に反して下腿がクイクイと動いて

        • お茶をこぼした

          お茶をこぼした。 私は今お茶をこぼした。 縦長の、細身のコップいっぱいに注いだお茶をこぼした。 麦茶、ほうじ茶、烏龍茶、日本には数々のお茶がある。 その中でもけっこう濃いめの生茶をこぼした。 レジュメ、マウス、エアコンのリモコン ヘッドフォン、カーペット 小学校から私の尻を支えてくれた椅子 すべてを生茶色に染めた。 こぼしたての生茶の香りがするこの6畳の部屋で 私は初めてブログを書いている。 私はここ1週間、授業や課題に追われている。 その凄惨な状況の

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