羨ましかったのかも

障害者枠で就職した娘は、月に三回ほど体調不良で仕事を休みます。
「熱がなくてお腹が痛いだけならとりあえず行って、どうしても辛ければ早退したら?」
とか
「37度3分程度なら行っとき」
とか
言ってきました。

娘は障害者枠だし非正規雇用だから、別に休んでもそんなに問題視されないのです。
なのに、私の中の「普通」がそれを良しとしないのはなぜなんでしょうか。

私は多少無理をしてでも仕事に行くし、
そもそも私は娘のように夜通しのゲームや過食や、季節に合った服を着ないような生活はしない…
と考えていて、
その自由さがうらやましいのではないだろうか、とハッとしたのです。

私は、長年自分で選んで「ちゃんとした生活」をしてると思っていたけど
果たしてそうだったのかな?

そうだ、思い出した。
もともとはかなりルーズな生活をしていたんだった。

一人旅が好きで、給料は全部使い尽くして貯金はゼロだったし

部屋は散らかり放題だったし

同じ人と別れたりくっついたりしていたし、野外で勢いでしちゃっていたし

お菓子を食べまくってトイレで吐いたりしていたこともあったんだった。

あー、あの子が今、窮屈なんだよ!と心のなかで叫んでるのかもしれないな。

あのまま大人になっていたらどこかで死んでたかもしれないから
生活を立て直したことはすごくよかったことだと思います。

でも、自分の中で、ルーズだった自分が無かったことになってるのは間違いだったな…

と、不意に気づいたので自戒を込めて書き残してみました。


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