ベンチャー1人目QAの思い出_楽しみ見つけた編
当たり前だが、日々目まぐるしく、新たな開発が進んでいる。
事業として仮説があり、たくさん試してるし、なんならもっと試したい。
時には180度方向転換することもある。
スピードを優先したことにより、拡張しにくい機能も生まれていく。
考えに考え抜いたデザインをまた考えないと行けないような機能追加もある。
一人のエンジニアとして、もっとシンプルなコードにしたいのに、時間が無くて魔改造せざる得ないようなシーンもある。
とにかく時間が限られ、変化と進化の繰り返しな世界。
上記の内容は別に悪いことだとは思わない。
むしろ、勢いがあり僕は好きだ!
でも、できることなら、
作り手が愛せるモノづくりがしたい。
企画は仮説検証できる回数を増やし、自分たちの仮説を立証していきたい。
デザイナーは自分が納得できるデザインをして、我が子のような気持ちになってほしい。
エンジニアも自分がベストだと思えるコードを書いて、清々しい気持ちでデプロイしてほしい。
プロとプロが集まることで生まれる化学反応みたいなものを、最大限に発揮できるようにしたい。
その上で、ユーザーが感動できて、事業が成功出来たら。。。
たぶん、シンプルな話、一緒にコトに向き合っている仲間の幸せも願ってるだけなんだと思う。
そんな想いが、ベンチャー企業で働くと、どんどん強くなっていった。
今、優先すべきことを見誤っては本末転倒なのもわかっている。
綺麗事だけでは何も進まないこともわかっている。
当たり前のように、残酷なほど理想と現実のギャップはある。
でも、 関わる人全員が楽しめる世界 という理想を軸に、色々可能性を考え続けることは意味のあることのように思えた。
事業のミッションとは別に、自分が自分向けに掲げた理想というか、ミッションを持つことで、場面場面で 物事を決める ことが出来るようになっていった。
自分が目指す世界があり、現状を真剣に受け止め、その中で自分なりの落とし所を、納得感もって進める。
そうすると、不思議なことに、全てが自分ごとになり、ギャップにワクワクし、それに向き合うこと自体が面白く感じるようになる。
ベンチャーでQAを任されていくうちに、自分なりの楽しみ方を見つけることができたのはかなりデカかった。
このマインドは、今も色々な場面で活きている。
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