2022年4月15日午前1:24 作成

プラネタ・ツインズ

空は綺麗すぎる
どんなときも
変わらず人は空を見つめる
空の先には宇宙を見ているはずだけれど
光に照らされた星は美しい水の色に溶け
影に沈むと光ってみせる

弾んだ心にぷかぷか雲
悲しみに心を曇らせ
涙のような雨が降り
希望が虹に姿を変えて
決意とともに真っ赤に染まる
そして夜が来たとき
星の光に明日を望む

人には綺麗すぎるこの空は
どんな時でも人々を眺めている
自分には繊細すぎると呟きながら
それでも人を見守っている

宇宙の向こうの小さな星で
何かが起きるのを一人待つ少女
鏡に映したように
忘れた何かを探す少女がこの星にいる

対の心を宿す二人は
遠くの星で
喜びと悲しみを共にする
心が急に軽くなったり
耐えられないほど重くなるのは
君のせいなんだろう
きっとそうなんだろう
そんなことは知らない
それでも何かを待ち続けて
今日も二人は遠くの空を見上げる