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[recommend] 「THE NUTS EXCHANGE」のマカデミアナッツミルク

ある依頼を受けて「サステナブルなレコメンドを」とのことで書いたのですが、一般公開がされないらしいので、こちらにも出します。カジュアルな読み物です。

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場所は、インディペンデントのコーヒースタンドが並ぶ富ヶ谷。

僕が尊敬する大先輩・大沢伸一さん(MONDO GROSSO)、新羅慎二さん(湘南乃風・若旦那)、鳥羽伸博さん(TORIBA COFFEE)の共同事業でオープンした、カフェとヴィーガンフードの小さな手づくりの店「THE NUTS EXCHANGE」です。そのメイン商品がマカデミアナッツミルク(以下、ナッツミルク)。

店舗は「ReBuilding Center JAPAN」とのコラボレーションで廃材を主に利用してつくられています。そして使い捨て容器は可能な限り排除され、ごみもいかにゼロにできるか挑戦し続けている店です。僕が最近足を運んだ時には、店先にフードで使えなかった野菜の一部分を乾燥させていました。インスタグラムには、その日々のトライ&エラーが記録されています。

ナッツミルク以外には、ヴィーガンのケーキ、お惣菜なども提供。この先の季節、代々木公園など渋谷区近辺でパーティーをする際のお土産を買ったり、ナッツミルクを家に持ち帰って単独やコーヒーと合わせて楽しんでみるなど、おすすめです。ジャーや水筒を持っていくのが、かっこいい利用の方法ですね。

僕は食べることに貪欲なので、牛のミルク以外だと、羊のミルクや、山羊のミルク、アーモンドミルクやココナッツミルク、豆乳などさまざま試してきました。

ただ、マカデミアナッツのミルクは、なかなか出会えないですね。一部、量産している会社もありますが、牛乳に匹敵するコクとキレでつくるには、かなりコストがかかるらしい。それゆえに認知度も、他のプラントベースミルクと比べると、まだまだこれからです。

単独で飲むと、マカデミアナッツ特有の濃厚な質感が最初に来るんですが、さっと消える後味なんです。だから、すっきりと軽く飲み終える感覚ですね。エスプレッソを淹れて、ラテにする際のミルクとして利用すると、僕は牛乳よりもコーヒー自体の味がよりわかりやすい気がしました。

音楽家ふたりとコーヒーの専門家がナッツミルクに目をつけた背景には、過剰に産業化された動物性食品(肉・ミルクetc)の製造による地球環境への負荷があったそうです。コーヒーに合わせるミルクを植物性にするうえで、あれこれ試した中で行き着いたのがマカデミアナッツ。

実はこの店舗ができる前から、ナッツミルクを試食させてもらったり、ミルクをつくる際に生まれるパルプなどを利用したフードもいただいたことがあるんですが、パルプなども食材として考えたもので、ヴィーガンやベジが苦手な僕でも美味しいんです。

店内では、日本を代表する名音楽プロデューサー・大沢伸一さんが各曜日別に選曲したプレイリストが再生されているので、音楽ファンはそれを聴きにいって、ナッツミルクでチルアウト、、、それだけでも贅沢な時間かも。

最後まで読んでいただきありがとうございます! よろしければチップや、仕事依頼もぜひご検討ください◎