あめや

刀剣乱舞をきっかけに刀剣鑑賞にもハマりました。首都圏を中心に、ときどき遠征。

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最近の記事

青江次直の短刀

東京国立博物館で青江次直の短刀を見ました。 次直は南北朝時代の人なので、分類でいくと中青江ということになりますね。次直は吉次の子と言われています。 この短刀は仙台藩伊達家伝来です。つくづく伊達家は華やかでいかにも「伊達な」刀が好みなのだなと思います。 この担当を徳川秀忠から拝領した伊達光宗は陸奥仙台藩2代目当主の伊達忠宗の次男です。伊達忠宗は伊達政宗の次男なので、伊達政宗の孫ということになります。 そして伊達光宗の母が振姫です。振姫といえば太鼓鐘貞宗。輿入れの際に徳川家

    • 燭台切光忠のはばき

      燭台切光忠のはばき部分を単眼教を通して撮影しました。 燭台切光忠のはばき部分は関東大震災で罹災した際に焼きついたものですが、その焼きつき方が美しい。漆塗りに蒔絵を施したような芸術的な模様になっています。 こちらは児手柏のはばき部分です。燭台切光忠とはまた違った文様になっています。どちらかといえばシンプルな印象です。 焼けた刀身は痛々しいのですが、それをまったく感じさせない。それどころかかえって漆黒の刀身に蒔絵のような金と伊達な雰囲気の燭台切光忠はただの刀ではないと思わざる

    青江次直の短刀