マルチ・ポテンシャライトな私

「マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法 / エミリー・ワニブック著」を久しぶりに読み直して、以前よりもグッと共感できることが多かったのでシェアします。

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結論から言うと、最近の私の悩みはこの「マルチ・ポテンシャライト」な性質が自分にあることから生まれていました。

著書の中で「マルチ・ポテンシャライト」とは、
さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探求する人(=多くの潜在能力を持っている人)と定義しています。

「マルチポテンシャライト」について興味を持たれた方がいたら、下のTED Talkの動画を見てみてください。

エミリー・ワプニック_ 天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう? - TED Talk - www.ted.com

私は「マルチ・ポテンシャルライト」の特徴に当てはまっている部分が多かったのですが、「マルチ・ポテンシャルライト」であるがゆえに主に3つのことに悩んでました。

1、第二新卒、未経験職種での就職
2、新卒→海外放浪→個人事業主→社会人→転職活動中(現在)
3、強みがない(専門性が弱い)

1、第二新卒として未経験職種での就職

まず、未経験で現在の企業に就職したことです。
完全0からのスタートで、文系から理系職種へと方向転換をしました。
これが想像以上に大変で、1年半くらいもがきました。

▼特に大変だっことを下記にあげます
・経験と学んだ知識を生かせない
・待遇が落ちる
・自己研鑽が困難

1、経験と学んだ知識を生かせない
新しくついた職種は、学んだことが一切生きてきませんでした。
経験値という信頼が0よりスタートだったため、
0→1を積み上げるのにものすごい時間と労力を要しました。

本当に悔しかったです。必死になって取得してきた大学の単位や資格全てが白紙になったような感覚でした。
そして何より今まで支え、沢山のお金をかけてくれた両親に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

2、待遇もかなり落ちました
日本はまだまだ新卒・学歴重視社会。新卒でもなく未経験で新しいことを始めようとしたら契約・派遣社員スタートでした。
基本給は低めで、ボーナスもなし。都内で一人暮らしをしよう思うなら生活は本当にカツカツです。王道の道を外れてしまうとこんなにも厳しいものかと現実を突き付けられました。

3、新しい「勉強」は難しい
業務時間外も食事と入浴以外はほぼ全ての時間を勉強に充てていました。知識が乏しく、とにかく悔しさで毎日いっぱいで必死でした。

寝食忘れて勉強、ときに友達や家族に会うのも我慢して勉強に時間を割いていました。それでも現実はとても厳しくて、文系→理系なこともあり資格の勉強を思うように進められず高額な資格試験に何度も落ちました。2度落ちて3度目の受験のときには全身が震えました。

「あんなに勉強したのに受からないとか、もう一生無理なんじゃないか・・・」
今までの人生の中で最も絶望を感じた瞬間でした。

2、新卒→海外放浪→個人事業→社会人→社会人2年目の現在転職活動中

自分の身の回りの中では、かなりレアなキャリアを歩んでいます。今まで同じようなキャリアを歩んできた人に出会ったことがまだありません。すごくレアなケースなんだと思います。大学卒業時から「新卒」を捨て、海外に飛び出しました。

帰国後、個人事業主としてキャリアをスタートさせますが、実際に形にしてみると予想と大きく異なりこの道で食べていくことを断念します。

その後、会社員として歩みをスタートさせますが、1年経った現在次の仕事に向けて転職活動を始めています。なんなら、入社したその日から何かが違うと転職を決めて動き始めました。

これを聞くだけでも、軽く引いちゃいますね。
やりたいことコロコロ変わりすぎて・・・(笑)

全くその通りで、身近な人に話すと理解されないことが多いです。
「勿体無い」とか「なんでその道に行くの」とか理由を伝えたとしても、わかってもらえないことの方が圧倒的に多いです。

まさに我が道(邪道?)を進んでいる自分・・・その度、不安な気持ちになるし、自分が今まで積み上げてきたことに自信が失くなったり、活かしきれなくて損した気持ちにもなります。とにかくメンタルがえぐられてあらあら( ˙_˙ )

3、自分の強みが見出せない

上述しましたが、現在転職活動を進めています。ですが、自分のキャリアの棚卸しをする中で「自分の強み」についてぼんやりしてます。転職活動ではとてもアピールがしにくいです。

1本の道を歩めば「スキル」「経験値」として次のステップへとつながるけれど、マルチポテンシャライトの人の場合、全く異なる分野に飛んだりするのでそうもいかなかったりするみたいです。

私も各々で全力で頑張ってきて、資格取得や勉強もそれなりにしてきました。けれど、それらの経験や実績を次のフィールドでなかなか活かせていない現状があります。ストレートに形にするのが難しい、それならば自分の伝え方やアピールの仕方を工夫するしかないと思っています。




「マルチポテンシャライト」として生きていく

ここからは著書の内容から少しずれて、自分の中の感覚の話をします。
マルチ・ポテンシャライトになった経緯として「自分の中の感覚」が大きかったような気がしています。

感覚なので、具体物に表しにくいのがなんともですが・・・・今までキャリアを選択する上で最も大切にしていたのが自分の中の感覚でした。

感覚というのは、
なんか違うなあ」とか「モヤモヤするなあ」
とか本当にそんな程度です。

世間体や周りになんと言われようと、
自分の中で少しでも曇るものがあるのなら選択しないようにして、
立ち止まって考えてみたり、
興味が湧く方向に素直に歩みを進めるようにしていました。

今までこのような抽象的な「感覚」で物事を選んできましたが、
ありがたいことにえらんだ選択に後悔したことはない
です。

たしかに、道は険しかったと思います。
「普通」の道から大きく逸れていたからです。
学生のときは劣等生で、受験も失敗。新卒捨てて、大学での学びも捨てて新しい業界へ・・
普通に生きれた方がどれだけ楽なんだろうとも思いました。

しかし、全ての選択のあとには見えてくる新しい世界があって、
たとえ自分に合わなかった選択だったとしても、
「自分にこの道は合わないんだ」と気づくことができました。
少しずつ前進、方向性がどんどん絞れているような気がします。

同時に、全ては自分の選択になるため、
他の誰のせいにすることなく自分と向き合うことができました。
この利点は大きかったです。


最後に・・・
色々お話をしてきましたがこの生き方はオススメしません(笑)
本当に邪道すぎて、険しすぎます。
なんども心が折れます。
ありふれた王道の道を選択した方が圧倒的に楽に生きれます。

私はというと、もう完全に沼にハマって、
抜け出せそうにありません(笑)

これからもマルチポテンシャライトとして
自分の感覚を大切にして生きていくと思います。

また、大沼にはまることもあると思いますが、
そのときにはまたこの著書に書かれていたようなことを思い出して、
自分らしさを大切に生きていきたいです。

最後まで読んでくださりありがとうございます〜!:)

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