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春のAJCC写真展 ―クラシックカメラで撮る楽しみー

小伝馬町から日本橋丸善、銀座伊東屋、丸の内丸善と絶望の文具店巡り(欲しいノートがどこにも売っていない)、濠端を竹橋に抜けて、代官町から半蔵門へ。

クラシックカメラをフィルムで撮る好事家の集まりの写真展。
カメラの製造年代順に写真は並べられていて、古くは明治22年から。

明治が3、大正が3、昭和14年までが11、20年代が8、30年代が9、40年代が9、50年代が5、平成が6。
思ったより平成が多いが、ベッサが3台にコンタックスAXが2台。
このあたり流石に酔狂な好事家の会らしい。

私も古いレンズは使っているが、暗室を閉めてフィルムで撮るのは諦めてしまったので、敢えてフィルムで撮ると言う試みを出来る所には羨望の念もあるが、これはまぁ仕方がない。 稼ぎの悪い私が悪い。

大正以前のカメラになると、そもそも適合するフィルムが無いので、撮るだけでも一と苦労。
展示会場の一角では、そのあたりも説明。

展示は画像のような統一フォーマット。
簡素だが見栄え良く、見やすい。

作例としての写真と、作品になっている写真と混在。
写真として唸らされるものもあるし、作例でも、少なくとも「こう写ります」と言う特徴を捉えたものにはなっている。

AJCC(全日本クラシックカメラクラブ)のホームページがまた良い。

インターネット黎明期に作られたことを窺わせる佇まいと構成。
ソースを見ると、

<META name="GENERATOR" content="IBM WebSphere Studio Homepage Builder Version 11.0.0.0 for Windows">

矢張りホームページビルダー製。

カメラやレンズの道楽は、「ジジイのメンコ集め」と揶揄される事も有るし、ここにはオールドレンズフェス的な華やぎや洒落乙感もないが、
「凄いメンコを平然と使っていて、しかも強い」
と言う、筋金入りの好事家ならではの楽しさがある。

(2024.04.07 記)

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