写真展「TRINITY」トークショー(大西みつぐ、ハービー•山口、中藤毅彦(司会進行アサヒカメラ編集部、池谷修一))

四谷四丁目のギャラリー・ニエプスへ。
キャパシティに合わせて20人限定とのことで、整理券配布時間に伺ったが、すでに何枚か捌けており、開場時間前には配布終了となったようだ。

人数分の椅子を用意できないとのことで、床にブルーシートを敷いて、体育座りをしたり胡座をかいたり、聴衆は思い思いの形で開演待ち。

その間にも写真にまつわる雑談は始めるともなく始まり、司会の方が来たタイミングでなし崩し的に開演。

テーマとなっている「街」「人」「モノクローム」についてや、協賛になっているイルフォードの紙や山ノ手写真のプリントマンの話、この写真展にまつわる話から、それぞれの写真のルーツや写真との向き合い方など、談論風発。

ストリートスナップが撮りにくい時代にどう撮るか的な話から、「本当に撮りにくいのか」と疑義が呈されたり、それぞれの撮影手法の工夫やそのルーツについてなど、話題は多岐に亘り、司会の人は最低限の交通整理をするだけで拡がり、転がって行く。

技法についてであったり、被写体との向き合い方であったりを話す際、ハービー・山口は「誰某を撮ったとき」と被写体に絡めて話し、大西みつぐは「何々の時」と写真集(のテーマとして取り組んでいた時期)に絡めて話す。

バービー・山口の華のあるエピソードを聞いたあとの大西みつぐの反応。 照れと自虐が如何にも東東京に生まれ育ち暮らしている人のそれで、見につまされたり可笑しかったり。

それぞれが「向き合っているもの」「写真と言う物の捉え方」の違いまで浮かび上がってきて、振り返って自分はどうなのか考えつつ帰宅。


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