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Shupines定期公演〜しゅぴねすぱれーど〜 ワンマン前ラスト定期!編

美容師国家試験の為に、横音ひなが実家に「おでかけ」していた期間が終わり、あとは結果を待つだけとなった所で、1月6日以来の「金曜夜八時半」の定期公演。
悠々間に合う人、休んだ人、ギリギリで駆け込む人、遅れてはいる人、さまざま。

ほぼ定時に開場。
客入れBGMの音量が上がって下がって静寂。
オーバーチュアから開演。

セットリスト

Overture
1. Cheese!
2. Happiness
MC
3. 君と僕の交差点
4. 仰げば尊し
5. しゅきです!
6. 泣き虫おもちゃ箱

横音ひな サイドポニー
矢野桜子 ポニーテール
葵葉ほのか 内巻きボブ
藤乃さや ゆる巻きストレート
星乃綾夏 編み込みストレート

ワンマンライブを控えて個人としてもグループとしても重ねているリハーサルやレッスンが、それぞれの力量としても、グループの総合力としても生かされているのが、目にも耳にも感じられる。

藤乃さやが歌い出しと〆の振り付けを担う「ハピネス」。
聴かせる曲を、視覚的に「魅せる曲」にも出来て来ている。
考えなくても身体が自然に動く。
出来たゆとりを、細部に神経を行き届かせることであったり、客席への目配りであったり、「たのしませること」に振り向けられている。

途中のMCで横音ひなよりお知らせ。
美容師国家試験、無事合格との事。
これは美容師として登録する資格を得たものであり、免許申請の手続きを行い、美容師登録をして、初めて美容師になる修行のスタートラインに立てたと言う事。
今後はアイドル一本で活動するので、美容師との二足の草鞋を履く訳では無いようだが、美容専門学校の卒業証書と国家試験の合格通知は、「頑張って来た結果の証」にはなるし、得た知識はアイドルとして活動するにあたっても、役に立つものだと思う。
良い展開がありますように。

久しぶりの「君と僕の交差点」。
「Bitter Sweet Love」が60年代だとすると、こちらは80年代のフレンチガールポップ感。
軽くてシャレオツ。
対バンでは使いにくい「聴かせる曲」もセットリストに入れられるのが、定期公演の良いところ。

グループ全体の地力が上がったので、矢野桜子が「本気」を見せても調和が保たれる。
ギラついた、それでいて華麗で軽やかな矢野桜子に唸る。
難易度は高くても、事も無げにやるので重くならない。

いつもよりMCが長めで、それは伝えたい事が溢れているからこそなのであるが、ちょっとダレて来たかな、と言うタイミングで告知の〆に入る星乃綾夏。
空気が変わって客も鎮まる。
このあたり、サブリーダーとして上手く機能している。

ワイワイと賑やかにやっている向きは、敢えて精神年齢とIQを下げて楽しんでいるので、隙を見せすぎると学級崩壊につながり、間延びすると素に戻ってしまう。

そうなると見入り、聴き入る事を楽しんでいる向きの心にもさざ波が立ってしまう負の連鎖が生じる。

流れを断ち切らずに上手く整える。
星乃綾夏の良い仕事だった。

(2024.03.30 記)

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