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ツッパリ少女が勉強!?

私が無処分になった事を佐藤さんも喜んでくれた。
この先は安心して付き合って行ける。
悪さをしなければ良いのだから。
2人の仲も深まり、私は彼を
「テル」
と呼ぶ様になった。
テルは相変わらず優しかった。
私は毎日仕事には行っていたが現場には出ておらず事務所で電話番やら雑用をやらされていた。(体が小さいく力も無いからだと思われる…)
なんだか自分が会社に全然必要無いみたいに思えて来た。
ありあまる事務所での留守番中あれこれ考えた。
【そうだ!勉強しよう】
過去の私からは想像出来ない様な思い付きだった。
そして会社から一番近い定時制高校に入ろうと決めた。
これで昼間会社では役立たずな私でも夜になれば名誉挽回だ。
【勉強を本業にして仕事はオマケにしてしまおう】
かなり安易な考えだが続ける自信もあったし誰も反対しなかった。
むしろ応援してくれた。
そしてその頃‥彼氏と他県で同棲を始める事になったユリちゃんは会社を辞めた。
入れ代わりで入って来たのはユリちゃんの親友オカちゃん。
やはり同じ中学の先輩だが中学時代、私は嫌われていた。
だから初めは緊張したけどすぐに仲良くなった。
このオカちゃん…
今後の私の人生の中でかなり重要人物になっていく…

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