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カウンセリングに失敗したら、人生最悪のメンタルから脱した

※上記では、音声(スタエフ・Stand.fm)で同じテーマでお伝えしています。

基本的には同じ内容ですが、書き起こしではありませんので、微妙に違いがあります。


人生最悪のメンタルから立ち直ることができたのは、

カウンセリングに行くのに「失敗したから」でした!!



当時は大学生。


「この階段から転がり落ちて、大怪我したら人生変わるかな......」

「駅のホームから落ちて、間一髪で助かったら自分は変われるだろうか」


駅の階段を降りる度に

そんなことを考えていました。



こんなことばかり考えていたし、

授業に出られない大学に通えない

1日中布団にくるまっている・・・


こんな状態になったんで、

さすがに「ヤバいッ...!」と自分でも思いました。



「これは専門家に相談せな」


とネットでカウンセラーさんを探していました。




とはいえ、お金のない大学生。


無料や格安で受けられるところを必死で探していました。



余談ですが、

めちゃめちゃ「情報がわかりにくい」と思いながら

探した記憶があります。


いまほど簡単にHPやブログを作れなかったんでしょうね。


いうて、十数年前のことなんで

技術の進歩を感じます。




なんとか定期券内の赤羽で、

1000円くらいで受けられるカウンセラーさんを見つけました。



問題はここから。


赤羽に着いたのはいいものの、

途中で道に迷ったのです。



当時はスマホを持っていなかったはず。


少なくとも、いまみたいに地図アプリで

かんたんに調べられなかったのは確かです。


地図を印刷した紙を持っていた気がします。




そのせいで、どんどん予約時間が迫ってくる。



一度は遅れそうな電話を入れました。


しかし、予約時間になってもたどり着くどころか、

自分の現在地も目的地との関係も

さっぱり検討がつかない(笑)



そして、かかってくる電話・・・



心配の電話なのはわかっているけれど、

申し訳なさすぎて出ることができません。


(この辺にも、当時のメンタル具合が感じられますね)




そして出した結論が


もう、無理


でした。



カウンセラーさんには心の中でめちゃめちゃ謝りながら、

家に帰ることにしました。




いま思うと、この出来事で心が折れても

仕方なかったかもしれません。



でも、不思議なことに帰り道は

とてもスッキリした気持ちになっていました。




当時は、ビジネス書や自己啓発書、心理学の本など読んでも

自分を変えることができませんでした。


そんな自分がイヤなのに、

余計に自分にダメ出ししてしまう。



「できない」


「自分はダメなヤツ」


そんな風に思っていたのです。




それが、自分で自分の状態に気づいて

行動することができた。


それを体験したから変わったんだと思います。




そういう意味では、


カウンセリングに行けなくてよかった


のかもしれません。



なぜなら、カウンセリングを受けていたら

カウンセラーさんのおかげで変わっていただろうから。



そうすると、心のどこかで


「自分の力で変われたわけじゃない」


という気持ちが残っていたかもしれない。



いまは「それでもいいじゃん」と思えますが、

そのときに必要だったのは「自分はできる」という体験だったんだと思います。



こうして話のネタにもできますし。




失敗したから、いまの自分がいる。


きっとそんな経験があるんじゃないでしょうか?

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