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仕事と生活が溶け合う豊かな場所へ。(tefu) jiyugaokaが考える「ラウンジ」とは。

ひとり落ち着ける空間で仕事と向き合ったり。仲間とコーヒー片手に他愛もない話で盛り上がったり、情報通なバリスタとの何気ない会話が予期せぬインスピレーションを与えてくれたり。一日の終わりにはバーで顔なじみと、あるいは偶然居合わせた近隣の人と出会い、一緒にお酒を飲みながら語りあったり。

仕事と生活が溶け合う豊かな時間を提供する「(tefu) jiyugaoka」が、このたび11月2日に東急東横線・自由が丘駅ほど近くにある「Trainchi 自由が丘」内にオープンしました。本記事では開業にあたり、プロジェクトメンバーの3名にインタビュー。(tefu) jiyugaokaをどのような場にしたいのか、1人ひとりの想いを聞きました。


【プロフィール】金塚 雄太(かねづか ゆうた)
株式会社UDSにて、家具と空間のシェアリングサービス「(tefu)」の事業責任者を担当。本プロジェクトでは事業設計と空間ディレクションを務める。

【プロフィール】小田 政志(おだ まさし)
経堂にある焙煎所兼カフェ「Raw Sugar Roast」オーナー。株式会社301が運営するカフェ&バー「No.」の立ち上げ時のカフェメニューを監修。「(tefu) lounge jiyugaoka」内に2店舗目となる「amber」をオープン。本プロジェクトでは空間デザインや家具のセレクトなどを担当。

【プロフィール】大谷 省悟(おおたに しょうご)
株式会社301代表。運営する代々木上原のカフェ&バー「No.」オーナー。本プロジェクトでのプロデュースとプロジェクトデザインを担当し、ブランディング面を監修。


同じものを見てコーヒーやお酒を飲みながらだんだん仲が深まって、チームになっていった感覚がありました。(小田)

●「(tefu) jiyugaoka」の開業にあたり、立ち上げメンバーの3人に話を聞ければと思います。まずは今回のプロジェクトについて、どのような経緯でスタートしたのですか?

金塚:「(tefu) lounge」は下北沢に1つ目のスペースがあり、自由が丘は2つ目になります。下北沢とは雰囲気をガラリと変えたいと思っていて、空間作りにあたっては日々その場所を見ることになる方の好みを反映したものにできたらと考えていました。

それで誰にお願いしようかと考えていた矢先、たまたま大谷さんに小田さんをご紹介してもらったんです。初見で感じのいい方だなと思って、お話するなかで小田さんの魅力を知っていき、今回お願いすることに決めました。

●自由が丘という場所を選んだのには理由があるのでしょうか?

金塚:正直にいうとたまたまです。会社としてこういう話があるとお誘いいただいて、まさにご縁でした。ただ、常々自分が場所を作るなら人が生活を営んでいる街でやりたいと思っていて、自由が丘なら渋谷・新宿共にアクセスがよく都心の利便性を感じながら暮らせる場所ですし、感度の高い人も多いエリアという印象があって、街と人のバランス感覚がいいなと。

(tefu)というサービス自体は生活をより充実させる日常の地続きとして使われるサービスでありたいので、平日だけ盛り上がるオフィス街のような場所はイメージしていませんでしたね。

●なるほど。そもそも大谷さんと金塚さんはどこで出会ったのでしょうか?

大谷:とある案件の撮影で(tefu)yoyogi ueharaを使わせてもらったときが最初だったと思います。
金塚:当時そこに入居しているテナントさんにに『面白そうな会社があるけど会ってみる?』と紹介してもらいました。そこからNo.や飲食界隈のイベントに足を運ぶなかでたびたび話す機会があり、大谷さんと組織論やブランド作りをディスカッションして、俯瞰して物事を見れる方なんだなという印象を抱きましたね。その後別サービスの立ち上げで大谷さんと週1くらいの頻度で話すようになって、ちょうどいいタイミングでこのプロジェクトの話がでてきたんです。

オペレーションも含めてご相談させてもらったなかで、興味を持ってくれるかもとご紹介いただいたのが小田さんでした。ちょうど経堂の店舗が開店したタイミングだったので、正直断られると思っていたんですけど。引き受けてくれると聞いて『え、受けてくれるの?!』と思ったのが本音です(笑)。

小田:自分でも不思議なんですよね。経堂の店舗の立ち上げが本当に大変だったので、もう二度といいやと思っていたのに気がつくと話に乗ってました(笑)。

●そこからプロジェクトが本格化して、場作りの参考にするためにチームでオーストラリア出張に行かれてましたね。

小田:自分はシドニーで働いていたこともあって街を知っていたし、関わったことがあるお店をアテンドできたので、チームビルディングとしてとてもよかったと思います。同じものを見てコーヒーやお酒を飲みながらだんだん仲が深まって、チームになっていった感覚がありました。


ラウンジなら飲食店としても捉えられるし、仕事場としても捉えられるし、人によって捉え方が変わってくる言葉だなと。(金塚)

●今回のプロジェクトの発端は三者の関係性のなかで生まれたものだということが分かりました。ここからはtefuについて迫っていこうと思います。金塚さんにお聞きしたいのですが、そもそも(tefu)というサービスはなぜ立ち上がったのでしょうか?また、どんなことを実現したいのか聞きたいです。

金塚:(tefu)自体は家具のシェアリングサービスなのですが、良い家具と住むことの豊かさや、価値あるものを分かち合って使い継ぐ “価値観” を提案しています。良い家具を使うための敷居を低くすることで、より多くの人がコストを抑えつつ生活の質を上げることができるんじゃないかと思って立ち上げました。

自分が学生時代に建築学科で空間を学び、良い家具や空間に触れる機会が多かったので、日常的にそういう場所にいることが幸福に直結するんじゃないかという考えがそもそもあって。ただ、人が生きていくうえで家具は健康面でも視覚的な要素としてもかなり重要なのに、結局コストの面でコスパの良いなものが選ばれがちじゃないですか。そういう理由で良い空間を使ってこなかった人に、敷居を下げることで良いものは良いねと知ってもらえるきっかけを作りたいなと。

(tefu)は自宅をより良く使うためのサービスとして運営していますが、(tefu) loungeも同じように、良い家具を気軽に使える空間という意味で運営しています。時間課金形態のサービスをやりたいわけではなくて、あくまで良い空間をより多くの人に使ってもらいたい、言い換えれば良い空間を民主化したいという気持ちですね。

●サービス名には「(tefu ) lounge」とあえて “ラウンジ” の名前を冠しています。ラウンジと聞くとホテルのラウンジとか、シェアラウンジをイメージする人が多いと思うのですが、金塚さんが考えるラウンジとはどのようなものですか?

金塚:おっしゃるとおり、一般的にはホテルのラウンジのような “空間” を想像されることが多いと思います。でも自分はラウンジって ”状態” を指す言葉だと考えていて。要は仕事をしている人もいれば、お酒を飲んでいる人もいる。それこそファミリーで来ていたり。カオティックに混ざっていて、同じ空間で各々のことをしている状態。その状態を定義するうえで、ラウンジが言葉として一番近いと思っているんですよね。

大谷:今聞いた感じ “カフェ” も言葉が持つ意味合いとして近いと感じたのですが、そこでラウンジという言葉をセレクトしている狙いはあるんですか?

金塚:カフェはやっぱり飲食店としての捉え方になると思うんです。ラウンジなら飲食店としても捉えられるし、仕事場としても捉えられるし、人によって捉え方が変わってくる言葉だなと。よく出張に行ってる人からすると空港のラウンジになるかもしれないですし。人それぞれ定義が異なる言葉の方が、作りたい空間のイメージに近いと考えています。他にもっといい言葉があれば変えていいとすら思ってますね(笑)。

大谷:カフェよりも、もう少し懐の広い捉え方なんですかね?

金塚:そうですね。あまり言葉の印象として特定のものにお金を使うイメージがなくないですか? 自由度が高いというか。

大谷:確かに。コーヒーを飲まなくてもいていいってことですもんね。小田くんの視点だとどう?

小田:僕としては買う側の意識の話かなと。カフェや飲食はお金で “飲食物” を買う、ラウンジはお金で “時間” を買う。要するに、飲食店は食事を終えたら出ないといけないけど、ラウンジは滞在時間に対してのストレスはない。その分メインとなるものは飲食ではないから、あくまでも補足という感じなのかなと。そうすると人によって感じ方が変わるのかなとは思いましたね。


すべて人を介して文化が作られるし、人が繋がるし、ひとえに人ありきかなと思う。(小田)

●プロジェクトが進むなかで、“良いラウンジ、良い場所とは?” という議論が幾度となくされてきたかと思います。改めて今回のプロジェクトを通して、良い場所に必要な要素は何だと思ったか、聞いてもいいですか?

大谷:今回のプロジェクトだけというよりも、自分たちもNo.(※)という場を営んでいるし、301として場を作る仕事に関わる機会も多いなかで改めて “良い場所とは” を問い直したときに、時代で変わらない普遍的なものだと考えていて。

※飲食店とオフィスが融合した301の拠点

良い場所には必ず良い空間と、美味しいコーヒーや食べ物、そして人との会話や繋がりが必要だと思っています。逆に言うとそこさえちゃんと押さえておけば、あとはそこに立っている人の気持ちが乗る場をデザインしてあげると、自然と良い場所と呼べるものになるのではないかと。

小田くんは海外も含めて店の立ち上げにたくさん関わってきたと思うけど、良い場所のためには何が大切だと考えてる?

小田:基本的に “人を介す” ことは間違いなく大切だと思ってます。すべて人を介して文化が作られるし、人が繋がるし、ひとえに人ありきかなと思う。そして、カウンターのこちら側だけじゃなくお客さんも含めて人なので、一緒に作っていくイメージ。

店の空間全体が自分達がサービスをする対象であると考えると、そこで流れている時間や空気全体に責任を持つという意識が違いだと感じていて、音楽も、照明も、窓の開閉も、全部演出しないといけない。カウンターがあって、ここでコーヒーを渡すところまでが自分の仕事だと思うと対話は生まれないし、そうすると会話量も少なくて関係性が生まれないと思います。

大谷:今回、参考にした事例はあった?

小田:シドニーの多くのパブは昼も夜も常に人が多いし、自由なんですよね。いつ行っても帰ってもいいし、どこに座ってもいい。スタッフは全体に目を配っているけど、いらっしゃいませとか、こっちに座ってくださいとも言われないし、なにより気分が楽で。その場所に行く心理的なハードルが下がるというか。ああいった場所が個人的には理想ですね。

金塚:いろんな世代や属性の人が来ていて、家族連れもいたし、あんまり日本では見かけないものをリアルに見れたのがよかったですね。だけど個人的な一番は小田さんの魅力に迫れたところかな。真冬に外でビール飲むのもいいよねとか(笑)。小田さんの生態に迫りつつ関係を深められてよかったです。

大谷:それでいうと、歴史的にカフェ文化が根強くあるオーストラリアという国を、小田くんと周れたという事実が大きかったのかなという気がしていて。カフェで起きている状況や空気を感じとりながら、良い場所って何だっけとか、カフェと人の関係はどうなっていると心地いいんだろうという、根源的な部分に全員で触れたり、考えたり、話して意識を共有できたことが、今回の出張の大事な部分だったと思いますね。


良い場所ってかっちりしすぎてないというか、店側があまりルールを定めていない場所だと思うんです。(大谷)

●人を介すことが大切という観点で今回面白いなと感じたのが、こういった施設作りの場合、まずハード面を作り、そこに合いそうなお店を募集するのが一般的な順序かと思うのですが、今回は最初から小田さんを軸に据えていますよね。良い場所には、なぜ飲食店が重要なのでしょう?

大谷:それを一番知っている人たちが飲食の一線で活躍している人たちなんじゃないかなと思います。ホテルのラウンジはホスピタリティはすごいけど、そこからカルチャーは生まれないと感じていて。

金塚:たしかに。快適だけど、リピートはしないかもしれませんね。サービスが良いことは当たり前に大事で、それを超えてくるものが必要という話?

大谷:良い場所ってかっちりしすぎてないというか、店側があまりルールを定めていない場所なんじゃないかなと思うんです。ミーティングでの会話にもよく出たのですが、振る舞いや空気が場を作るからルールは少ない方がいいよねと。

金塚:その話はよくしましたね。振る舞いや空間の音楽を緩衝材として働かせる。そしてやっぱり、空間作りには人の要素が大きいと。

小田:ルールを決めすぎなければやっぱり1人ひとり責任感が増すし、自ずと自分のスタイルがでると思うんです。前提として基本的なことを徹底すればやっぱりかっこいいだろうし。それで店内が汚かったり態度が悪かったり、そもそも味が悪かったら最悪なんですけど。ルールが少ないからこそこちらもちゃんとできるし、お客さんとスタッフのお互いにとっていいんじゃないかなと感じています。

●「良いラウンジ」を作るという目的に対して、今回のプロジェクトで意識的にトライしたポイント、今後チャレンジしていきたいことはありますか?

大谷:301の仕事の根幹に「人と計画の車輪」という考え方があって、多くの場合、プロジェクトはなにか正解があるように計画側の車輪の話がなされてるけど、そちら側に絶対的な正解はないという前提に立っているんですよね。適切なプランというのは人側の車輪がちゃんと回っているのを確認しながら、計画側の車輪をチューニングしていくイメージ。

BtoBの仕事では、どこまでが自分たちが提供できる価値なのかとよく考えるんです。自分はミーティングしている時間がその中に含まれると考えていて、その場でどういう会話がなされるかということそれ自体が、メンバーのプロジェクトへのモチベーションに影響すると思っています。

自分は関わっている人全員がそのプロジェクトが最優先事項になっていないと嫌なので、そのためにはミーティング自体が面白いというか、毎回参加するのを楽しみにしてもらいたい。極端な話、意思決定は良いチームであればSlackでできるので、“ミーティングとは何か” を考えることも僕らの仕事だと思ってます。

これまではプロダクトブランドや小さな場をつくるプロジェクトの中で「人と計画の車輪」を実践してきたのですが、今回の規模感のプロジェクトで試すのは初めてなので、それがしっかりと成果につながるかどうかというのが301としての挑戦要素ですね。

ただプランニングやプロデューサーをしました、ということで開業までが自分たちの仕事だと考えるのではなく、開業後にしっかりとそこに人が根付くことができるかというところまで責任を持って関与していきたいと思っています。

そのために初期は301もサテライトオフィスとしてしっかりその場に拠点を構え、最初のコミュニティの芽生えまで寄り添うつもりです。

●金塚さんは一緒にやってみてどうでした?

金塚:最初の話に戻るんですけど、小田さんが誇りに感じられる場所を作りたかったので僕はサポート役に徹していたのですが、301の進め方で驚いたのは、考える内容の解像度の高さ。「そんなとこまでやる?」と思うくらい細かい。

誰がそのときに何をやっているかを相当具体的に詰めていく、ミクロとマクロを行き来する設計力というか、思考のプロセスをデザインする方法が非常に勉強になりました。

大谷:それは「人と計画の車輪」の考え方のなかでも「計画の車輪」で最も重要視している “体験” に当たる話です。しかし、どんなに "体験" の解像度が高くても、プロジェクトに体重を乗せている "人" がいないと両輪が回らない。

なので、誰がそのプロジェクトに全体重を乗っけるのか、その体験にリアリティはあるのかというところにも、問いを投げ込みつづけるのが自分たちの仕事のスタイルです。それを狂気的にやり込んでいくのが301らしさなのかもしれません。

●小田さんはどうですか?

小田:今回期間が短かったのもあり予算含め正直難しい部分はあったんですけど、そのなかでバランスよく仕上げる必要があるので、かなり力をつけることができたなと思ってます。このスケジュールでよくやったなって自分でも思うし、自信を持って完成を楽しみにしていましたね。

大谷:おそらく飲食業界にこのスケジュールで立ち上げをやれる人はあまりいない気がしていて、小田くんは意思決定が早くてバンバン決められる人だから間に合った面はあると思います。悩むポイントは悩むけど、判断が早い。とはいえ本当はもっと悩みたかったはず。

それでもスピード感をもって決めていけたことは、さっき小田くん自身が言っていたけれど、経験値として大きいんじゃないかと思います。あのスピード感で作った経験があるんだから、だいたいのことはできるだろう、と思える経験値というか。

小田:ありがとうございます。自分はこれからのチャレンジとしては「集客」にテーマがあって、SNS含めた ”メディアではない部分” で人が集まる仕組みを根本から考えたいです。それができれば今後何をしても、どんな店でも成功させられると思っていて、今回は考えるいいきっかけになっているなと。

●最後に、(tefu) lounge jiyugakaにどういった人に来てほしいか、教えてもらえたらと思います。

大谷:仕事の場所や飲食店としての使い方よりは、もう少し広い目線で、仕事とライフスタイルの関係性に興味がある人に来てもらいたいなと思いますね。

小田:純粋にカフェ利用やラウンジ利用の方ももちろんなんですけど、あえて同業者に来てもらいたいですね。専門店ではないので、飲食の人たちはなかなか来ないと考えていて。でもそこをそういう人たちが来るように目指してみると、案外面白いことになりそうかなと。

大谷:それはどうなりそうってイメージはあるの?

小田:専門店に行くという目的意識じゃないので、違う視点でわざわざ来る理由を作ることだと思うんです。なので飲食の人たちの扉を開くじゃないですけど、考え方に一石を投じるというか、そういう視点で考えてみると結構やりがいがあるなと思ってます。

金塚:どういう人にという属性で切り分けるのは正直難しくて、その切り口ではあまり考えていないのが本音です。ただ、知り合いなのか、とりあえず話せる人に会いに行こうかしらっていうモチベーションで、好きに解釈して使ってもらえたいですね。

オフィスメンバー募集中
(tefu) jiyugaokaは、自由が丘駅前に2022年11月に誕生する、カフェ、ラウンジ、オフィス、スタジオからなる複合施設です。駅から徒歩2分、緑豊かにリニューアルオープンした「トレインチ自由が丘」内にオープンしました。現在、ラウンジ内に固定席を確保できる2つのプランをご用意して、オフィスメンバーを募集しています。詳しくはこちら

【プロフィール】金塚 雄太(かねづか ゆうた)
1983年東京生まれ、横浜育ち。
東京工業大学建築学科卒業後、スイス連邦工科大学留学を経て、東京工業大学大学院建築学専攻修了。
2010年、株式会社 日建設計入社、商業施設、教育施設などの設計に従事。
2013年よりUDSに参画し、空間プロデュース、業態開発などのプロジェクトを手がける。
現在は、家具と空間のシェアリングサービスtefuの事業責任者を担当。

【プロフィール】小田 政志(おだ まさし)
オーストラリア、イギリスのコーヒーロースターで、焙煎やクオリティーコントロール等を行う生産部門で勤務。イングランド南部やロンドンの卸先のコーヒートレーニング、レシピ作成など、さまざまな店舗の立ち上げを行う。ヨーロッパ最大規模であるロンドンコーヒーフェスティバル等、イベントにもバリスタとして参加。帰国後はコーヒーコンサルタントチーム「Swim」として東京・羽田に焙煎所を構え、東京を中心にコーヒーショップとコラボレーションしながらゲストバリスタとして活動。2022年4月、経堂に旗艦店となる焙煎所兼カフェ「Raw Sugar Roast」をオープン。2022年11月、(tefu) lounge jiyugaoka内に2店舗目となる「amber」をオープン。

【プロフィール】大谷 省悟(おおたに しょうご)
株式会社301代表。ビジネスと文化が密接に交差するライフスタイル領域において、ブランド開発やリブランディングプロジェクトを多数主導。2019年、新時代の仕事観を実践し発信する拠点として代々木上原に「No.」を立ち上げる。

text:清水 駿
photo:小坂 奎介

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