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【暗躍予告】 喫茶結社、店を構えます。

予告します。

今夏、喫茶結社は実店舗を構えます。
場所は京都市上京区。千本上立売にて。

小さなお店ですが、また誰かにとっての「どんな言葉よりも誰かが淹れる一杯が必要な夜」に暗躍できる店であれたらと思います。

開店日や営業形態の詳細は順次お知らせ致しますが、ひと先ず、実店舗を構える運びに相成りましたことをご報告致します。
ひとえに、いつも応援いただいている皆様のおかげです。
ありがとうございます。

尚、現在間借りで営業している壬生モクレンさんでのパーラー喫茶結社ですが、8月以降は月曜日に絞って引き続き営業致します。
そちらもまた追ってお知らせさせていただければと思います。

何卒、よしなに。

店名:パーラー喫茶結社(仮)
開店:2023年夏予定
住所:京都府京都市上京区作庵町513


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さて。
ここから先はこの店を構えるまでの経緯で、ひとつ話しておきたいことを記します。
少し長くなりますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

biotope tiny coffee shopさんというカフェの話をさせてください。

私が京都に引っ越してくる前、たまたま旅行で来ていた時に、京都の方におすすめしていただいたカフェ。それがbiotopeさんでした。
安心してひとりで居られるような、穏やかな波に揺蕩うかのような、居心地のいい空気を纏ったお店。
これは、理想のお店かもしれない。私はそう思いました。

初めて伺ったその日から、ご店主のお二人は喫茶結社の活動を面白がってくれて、応援してくれました。
当時はまだ今ほど活発な活動ではなく、すこし恥ずかしい気持ちもありましたが、背中を押してもらったようで心強く感じたことを覚えています。

それから、京都に来る度に立ち寄らせていただき、京都に引っ越したときも最初に会いに行き、何度も通うようになり、私にとってbiotopeさんは、どんどん大切なお店になっていきました。

「波を立てるようなお話なんですが」と、お二人の口からbiotope tiny coffee shopが閉店することを聞いたのは、3月のことでした。

3人でロイヤルホストご飯を食べて、私はデザートにキャラメルブリュレのパフェを食べきったところで油断していました。
お二人は話してくれました。完全な閉店ではなく、移転であること。そのためにしばらくお休みすること。そして、もしよければ、テラニシくんがあの物件に入ってくれたら嬉しい、と。

まず、リアクションが取れませんでした。私の話よりも先に、biotopeさん移転の衝撃が大きい。
そこからふわふわした頭で、なんとか、なんとか状況を咀嚼して、そして、理解しました。
大好きなお店が守ってきた場所の、そのバトンが、今目の前にあることを。
私のやってきたことをずっと見てくれていたお二人が、後を委ねたいと思ってくれたことが、言葉にならないほどに嬉しくて、いままでやってきてよかったと、素直に思いました。
そこから、お二人が私を大家さんに引き合わせてくださり、今日に至ります。

喫茶結社が実店舗を構えるその場所は、biotope tiny coffee shopという、私にとって大切なお店があった場所です。

それは、biotopeのお二人が見守ってくれて、背中を押してくれたことで至った場所でもあります。
そして、そこに至るまでの活動は言うまでもなく、ご来店くださった、応援の念を飛ばしてくださった皆様のおかげで続けることができました。

私一人では、この場所まで来ることはできませんでした。

“喫茶”というキーワードで繋がった、色んな人と一緒に店をつくる。だから喫茶結社。この名を付けたのは間違っていなかったようです。

biotope tiny coffee shopが私にとって大切な場所であったように、次は私が誰かにとって大切な場所をつくれるように。

今後とも、見守っていただけると幸いです。


喫茶結社
テラニシ・シュウヘイ


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