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フルマラソンまであと16日 時間にゆとりを


注:以下はおとといのこと昨日書いたものです。


おはようございます。札幌2日目。
本日は無事に走ることができました。
8.73㎞を48分10秒で。4時半起床で札幌駅そばの北大植物園まで行って走ろうと思ったら、けっこうな雪が残っていて、それならわざわざ移動しないで目の前の雪のない道を走ったれ、と、東急百貨店のまわりをぐるぐる何周もしました。


気温−3度。汗をかかなくてちょうどいい。3人のランナーとすれ違った。みんな男の人。キロあたりの平均が1分以上も早くなって驚く。急に俊足。それもそのはず。雪がないし、きれいに舗装されて凹凸がないし、傾斜もなく平坦だし、きのうまで強かった風もやんだ。いつもの道とぜんぜんちがう。


さて、昨日の出発前のこと。
長距離バスの停留所に到着したのが、まさかの、発車3分前。ばばばばーん。愛車を駐車し、受付をすませ、乗車前にとなりのコンビニであたたかい食料を調達しようと予定していたのは当然間に合わず、私の長距離バス史上はじめてとなる超絶空腹&食料なしのまま乗車。そこからおよそ5時間半揺られる。アメージング。


あかん。確実に車酔いする。戦慄。汗ぶわー。席に着く間もなくバスは発車。その瞬間、なにかがおかしいと気づいた。ない。ネックピローが、ない。そうだ。あずけた荷物の中だ。乗り物酔いがひどいのでもう何年も旅の移動にはネックピローが絶対に欠かせないのだ。欠かせないのだが……、


アメーヂーーーーングッッッ༼⁠;⁠´⁠༎ຶ⁠ ⁠۝ ⁠༎ຶ⁠༽!!!
・超絶空腹&食料なし
・命綱のネックピローなし
・昼便で背もたれ全部倒せない(なんとなく)


詰んだ。というのはこういうときのための言葉なんですね。今回ばかりはマジでやっちまったぞ自分。この瞬間、行きの車内では車酔いすることが確定案件となった。そしてやはり酔った。そうして、重なるときは重なるものですね。



1つ目のパーキングエリア。せめてあたたかい飲み物で空腹を満たそうと、自販機前で1000円札をとり出す。飛ばされる。ぎゃーっっっ、と、悲鳴をあげる。瞬く間に飛ばされる。追いかける。どんどん飛ばされる。追いかける。どんどんどんどん飛ばされる。あかん。無理や。コレ無理なヤツや。唐突に関西人を発動するほど落胆と諦念。


しかし1000円なのだ。到底あきらめられる金額ではない。バタバタアセアセ追いかけていると、バスの同乗者らしき若い男性が柵のまえでタバコを吸いつつ景色を眺めていた。風に舞いあがる1000円札に前のめりで翻弄されるみっともない私が、長距離移動のほんのわずかなすき間にくつろぐ彼の時間と景色を、全身全霊全力全開で邪魔してしまったことは忍びない。


しかし、ここからが大事。神は私を見放さなかった。飛ばされた先に木の柵があり、手前にわさわさと生えている乾いた草たちが1000円札の行く手を阻み絡めとり、その向こう側へ飛ばされるのを阻止してくださった。アメージング。すぐそばで見ていた彼も安心したことだろうと思う。大自然の慈愛と寛容をありがとう。


はじめてのフルマラソンmであと16日。













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