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CRMのキホン概念とデータ(ファン/インフルエンサー/アンバサダー)|09/14/2018

不定期|マーケティングView

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CRMのキホン概念とデータ(ファン/インフルエンサー/アンバサダー)
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過日、参加してきた『データコネクト2018』というフォーラム(セミナー)が、際立って面白かったので、そのエッセンス共有を何度かに分けお知らせします。

最近のマーケティング・トレンドワードとして
・熱狂マーケティング(トライバルメディア)
・アンバサダープログラム(アジャイルメディア)
・ファンマーケティング
・コミニティ活用
・インフルエンサーマーケティング
などがあります。

しかしいずれも、基本のキの「CRM」戦略の重要性に立ち戻り、
手法が細分化した、ということととらえています。
(手法はテクノロジーや生活者態度によって変化するが、戦略・概念・効果性は普遍)。

では、基本のキの「CRM」の概念(戦略)にしっかり向き合っているか?
また、データ環境が劇的に高度化した現在、データの活用が理念に即してできているか?
というと、胸を張れる企業は少ない、、、というのが現実です。
(トレンドワードに踊らされてる?)

過日『データコネクト2018』で事例で登場した基礎化粧品EC「Coyori」。

自然派基礎化粧品であること、ナチュラルかつ体験豊かな「ブランド」の確立を行っているとのことです。

「Coyori」はEC専業ではありますが、定期的に(招待制の)「レストラン・イベント」を行っているそうです。
ブランドとのリアルな体験を提供するため「自然派(ブランド・理念)」にこだわったイベント。

そこで共有されたのが添付データ(データコネクト2018_CoyoriCRM)。

・リアルイベント応募者と非応募者の「LTV(生涯価値)」のデータ可視化
・「参加者(当選者)」の会員(定期購入)継続率は高い
・「参加者(当選者)」のひとりあたり購入金額(ARPU)は落ちない
・「落選者」においても、ARPUは、非応募者よりも高い
・リアルイベント×CRMを(あたりまえに)「データ分析」している。。。。

つまり
>>>リアルイベント体験は売上に貢献する。(参加者規模は小さいが無視できない)
>>>たとえ落選しても、ブランドへのコミットは変わらない(むしろ高まる)
>>>ブランド体験のマルチチャネル化、ブランド体験の一貫性と提供はCRMに寄与する
>>>「リアル体験」もデータで分析する(データ活用しつくす)

いかがでしょう?
とっても、参考になるマーケティングの“向き合い方”ですよね。

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