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【体験談】友達の結婚式での話(前半)

久しぶりに自分のNOTEを見直した。
「なんだこの記事。恥っ」と思うのが大半だった。

だが、自分の過去の文章を見ていると自然と、「なんか文章を書こうかな」という気にさせられ、今書くことにした。まだ文章は拙いままだが、今回書く内容も一つの日記としてレポートしておこうと思う。
そして今回書くことと同じことが誰かに起きないように、、、、

さて、過去に書いた日記の中に次のようなものがある。

こやつが結婚したのである。

付き合って三ヶ月で同棲し、一年でゴールインという速さでゴールインした二人。
結婚したという知らせを聞いた時は、小学校からの仲ということもあり、とてもとても感慨深い感情になった。

1、結婚式までのタスク

僕はその結婚式で新郎の友人代表スピーチを任されることとなった。
新郎の友人代表というのは新郎をイジってバカにしていい唯一のポジションであり、スピーチでは会場を笑わせることが求められると色んな本に書いてあった。
だが、今回の新郎は小学時代のイケメンキャラで、一般受けするイジリどころが少ない人物なため、笑わせられるのか?という問題が存在した。
また、参考書を読みながら、スピーチ自体「うわ、苦手だな、やば」と思った。

僕の中で新郎側のスピーチはカンペを見ずに暗記してスピーチをしている印象があり、僕自身もそのやり方でスピーチしなきゃという義務感を覚え、結果としてスピーチの作成・練習がとても難航した。

またこの結婚式・披露宴は感染予防という観点から招待人数をかなり抑えて開かれることになった。二次会もなしのようである。

その式で催し物が全くないのを新郎本人から聞いていた僕は、なんかできることないかなと考えた結果、小学校の同級生から「おめでとうムービー」を集めて、字幕を加えて編集して、披露宴で流そうと見切り発車した。

とりあえずムービーを撮ってくれそうな人にラインをして、僕の家まで来てもらって部屋で撮影をしたり、思い出のスポットに出向いて撮影したりして動画を集めようとした。またスペシャルゲストとして当時の担任の先生にも動画を撮ってくれないか相談したところ、快く承諾してくれた。

だが、この見切り発車したタイミングが結婚式の一ヶ月前だったというのがかなり痛く、動画の収集・制作を一人でやるのが思った以上に過酷なものだった。

2、結婚式まであと10日間

僕はかなり焦りと不安を感じていた。

・スピーチの原案はできているが、なんかイマイチパッとしない。
・動画は10分の7程度完成しているが、あと数人の友人の動画が撮れていない
・一ヶ月前に頼んだ担任の先生からの動画も送られてきていない

もっと時間に余裕を持って行動すべきだったことを後悔しながら、それぞれの作業を進めた。

すると、ある日担任の先生からメールが届いた。

TAKAごめん!
今、様々な都合で動画作成ができません。

と。

目ん玉が飛び出した。
結構前から頼んでおいて、なおかつメールでもやり取りを重ねていたのになぜ直前にドタキャン!?と怒りながらも、もしかしたら入院していて動画が撮れないのかも、と想像して気を収めた。僕は個人的に相当親睦のある先生だったが、このドタキャンはいろんな意味でかなり痛かった。

この時点で「披露宴で流せないかも」「後日見せることにして、着実に集めるか」とも考えた。だが、今まで集めた人の気持ちを汲むと、結婚式までに間に合わせたい気持ちが勝った。

となると動画作成がやばい。
BGMがミスチルの「gift」が流れる五分間と決まっているため、先生の動画用に空けていた時間に合わせて動画を撮らないといけなかった。

僕は急遽、僕とよく遊ぶ小学校の友人(新郎とはそこまで親睦はない同級生)にラインして、急遽動画を撮らせてもらうお願いをしたところ、すぐに集まってくれた。これが動画完成の本当に大きな力となった。

お祝いのムービー自体は結婚式の前日の昼に完成した。
めちゃくちゃ胸を撫で下ろした。

完成しないかもと思っていたが、当日に間に合って本当によかった。
完成しない可能性を加味してホテル側には連絡していないのだが、新郎曰く式中の空白の時間が長いらしいので、スケジュール的には動画を流す時間はありそうだった。
当時早めに行ってムービーの入ったUSBを渡すことにした。もちろん新郎にはムービーのこと自体内緒のサプライズである。

また、その夜、初めてスピーチを練習した。
読んでいると、「なんか違う」という点が続出し、数々の改良を重ねながら、原稿を記憶した。だが全部は覚えられないため、ざっくりと内容を覚えて当日のスピーチで言葉をつなげていくことにした。

続く


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