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【2023.9.12】青森ひとり旅行記②

みっちゃんです。
今回は2日目をまとめていくよ。
前回(1日目)は下のリンクからどうぞ。


朝食バイキングが豪華な件

今回は朝食付きのプランだったため、「のれそれ食堂」でビュッフェをいただいた。中に入ると右手に井戸と野菜があって、目の前ではかっちゃ※が帆立味噌焼きを作っていた。
※かっちゃ…津軽弁でお母さんの意

井戸と秋が旬の食材

2日目朝は洋風な料理をメインに盛り付けた。でも帆立味噌焼きは外せなかったので、これだけ和かも。帆立の貝殻にのせて提供される青森屋オリジナルメニューなんだと。青森の郷土料理に帆立貝味噌焼きというのがあるので、それから着想を得た料理なのではないかと推測。それにしても帆立のお出汁ってなんでこんなに美味しいのでしょう。口いっぱいに旨味が広がるのがわかる。ほんと朝から贅沢だよ。
飲み物はもちろんリンゴジュースをチョイス。
ひとつ驚いたのが、トマトチキングラタンに入ってた緑色の野菜が春菊だったこと。すっかりほうれん草だと思い込んでいたのでなんか少し騙された気分… (私は春菊が苦手) まあでも美味しくいただいた。

帆立味噌焼き

朝ごはんで英気を養ったら、一旦お部屋に戻り支度。9時に八戸駅前でレンタカーを借りる予定だったので、まずは電車で移動する。8:30の電車まで時間あるやろ〜と呑気にしていたら、なんと8:30の電車は存在せず8:07か9:04だったのだ。うそやん。
仕方ないので9:04発に乗ることに。レンタカー屋に電話をかけ、10時からレンタサイクルを予約していたのでそこにも電話をかけ遅刻の旨を伝えた。午後から雷雨予報なのに、すでに予定が30分押してる。まずい。

はじめての1人ドライブ

9時半頃八戸駅到着、レンタカーを借りて奥入瀬湧水館を目指す。約1時間のドライブ。地方は走行速度が速いよという話は聞いていたので、少しドキドキしながら運転。背が高めの軽自動車だったので、わりと運転しやすかったかも。
まずは三沢街道に出て、その後田畑の道を抜け、山の中に入っていく。いや、全然車いないんですけど。ナビも23km道なりです、とか、11km道なりですとしか言わないから幸い道には迷わなかった。道中でたぬきの死骸に2回遭遇して、田舎だなぁと思いながら走る。奥入瀬渓流が近づいてくると、少しずつ車が増えてきた。国道102号線に入る、そして見えた!奥入瀬湧水館!車を止め無事に到着。
急いでレンタサイクル窓口に行く。今通り過ぎた旗の苔ソフトまじ美味そう… レンタサイクルは4hで2000円。もちろん電動。返却場所は3箇所から選べるのだが、奥入瀬湧水館に返却にしたので、もう一度ここに戻ってくる必要がある。奥入瀬渓流の起点となる十和田湖子ノ口まで片道14km、高低差200mの山路をいく。今のところ天気は良好。早いところ出発しよう。

みっちゃん、自転車に乗れた

私は小学生の時自転車に乗れた。しかししばらく乗る機会がなく、高2で久々に自転車に乗ってみたらなんと乗れなかったのだ。でも車校の原付講習ではちゃんと乗れたし… 恐る恐る乗ってみたら、ちゃんと乗れた!!!!!やった!!うれしい!!最高!!
はじめての電チャリなのもあって、1漕ぎ目の推進力に驚いてフラフラしたけどなんとか乗れそうだった。
十和田湖までずっと道なりだし、名所には目印が立ってるので、地図は見なくても大丈夫だった。道の端に止めて写真を撮ったり、森の空気を堪能したり、なによりマイナスイオンを全身で受け止めながら自転車を飛ばすのは気分がいい。見所の中でも、特に阿修羅の流れは圧巻だった。自然の力ってすげーっ!!

阿修羅の流れ

後半は滝の名所が多かった気がする。滝の近くは風がひんやりしていて、むしろ寒いくらいだった。行きは上り坂の割合が多くて少しきつかったが、約2時間かけてなんとか十和田湖まで辿り着いた。
まだギリギリ晴れていたので景色がいい。のんびりし過ぎないようにせねば。ともかくお腹が空いたので、ちょうどやってた「みずうみ食堂」へ。
ヒメマスが食べたかったのだが、不漁で売り切れだった。残念。代わりに、B級グルメである十和田バラ焼の定食をいただくことにした。食券を購入して席に着く。開放感がある食堂で、他のお客さんもちらほら見かけた。ちなみに1人で来てる人はいなかった()
しばらく待つと、しょうゆベースのタレのいい匂いが!牛肉と玉ねぎを甘じょっぱい味付けで炒めた料理。ご飯が進むのなんの。直火の陶器皿で提供されたため、ずっと熱々の状態で食べられた。この形式なんか旅館でしか見たことない()
あっという間に食べてしまった。結構お腹いっぱいになったな。ごちそうさまでした!

十和田バラ焼定食
十和田湖子ノ口


悲劇は突然に

雨が降らないうちに帰るぞ!ということで、帰りは下りだし飛ばし気味で進む。銚子大滝に寄り忘れたので、寄り道して、一気に帰ろうとしたその瞬間。

ドバーーーーーーーーー
やばい雨降ってきた。しかも大粒でいっぱい。急いでウインドブレーカーを羽織り、全速力で自転車を漕ぐ。
ゴロゴロゴロ………
ひぃぃぃ雷も鳴り始めた。帰りは返却RTA状態になった。この天気だと傘をさして歩いてる人の方が快適なのでは。どんどん気温が下がって寒い。
いっぱい漕いで、びしょ濡れ状態で到着。返却時間には間に合ったようだ。帰りに苔ソフト食べようと思ってたけどやめたやめた。HOTドリンクの方が100倍飲みたい。
とりあえずレンタカーに乗って、暖房を付ける。9月半ばなのに暖房www 着替えを持っていなかったので空気を暖めて乾かすしかなかった。
この後どうするかいろいろ考えた結果、道の駅とわだに寄り道して帰ることにした。まずは約30分のドライブ。道中にあった気温の看板の表示が21℃ってなってて驚いた。どおりで寒いわけだわ。雷が落ちる瞬間を何回も観測したし。私は特に車を運転する時とディズニーに行く時に天気が悪い。
途中、信号無視の車に衝突しかけるハプニングがあったが、なんとか道の駅とわだに到着。

道の駅とわだ

ここ、青果売り場が広い!りんごをはじめとした様々な果物が安く売っていた。もも、メロン、洋梨、プルーン、ブルーベリーetc… 最も目に止まったのはハックルベリー。こんなん売ってるところ見たことない。さすが青森。
野菜もたくさん売っていた。特産品の長芋とにんにくは特に売り場面積が広かった。いやぁ…見てて楽しい!!全体的には、地元の人たちが野菜を買いに来てる印象だった。
私は青りんごの「きおう」5個入りを450円で購入。1個あたり90円なので、関東で買うよりお安め。かばんにスペースがあればメロン1玉540円も買いたかった。ほんと安いな〜〜〜

左: きおう5個
右: 3日目にA-factoryで購入したサンつがる


レンタカー移動もあと少し

買い物を終え、返却時間が迫ってきたので、八戸駅周辺のガソリンスタンドを目指す。八戸市街まで来るとさすがに走ってる車が増えてきた。景色はまさに田舎の市街地で、片道複数車線で道の両側に大きいスーパーやレストラン、ホームセンターといったお店が並んでる感じだ。ガソリンスタンドはどこも反対車線側にあったので、どこかでUターンしなければならなかった。信号がタイミングよく変わってくれたので、迂回せずにガソリンスタンドに入ることができた。
セルフではなかったので全部店員さんがやってくれた。さあ、出発しようとエンジンをかけようとしたら、なぜかかからない。
今回の旅行で1番の冷や汗が出た。困っていると見かねた店員さんがきてくれて、エンジンをかけ直してくれた。どうやら鍵を奥まで回せてなかったようだ。アホなの??
そして、何事もなく車を返却することができた。最終的な走行距離は111km。はじめての1人ドライブなのによく頑張った!えらい!
忘れ物にお気をつけくださいと言われて、自信満々に降りたのに、上着とタオルを車内に忘れててお店の方がニコニコ渡してくれた。おっちょこちょい〜〜〜
びしょ濡れで寒いので、早く帰って温泉入ろ〜

まさかの…

ホテルに戻るために八戸駅から青い森鉄道に乗る。するとなんだか様子がおかしいのだ。話を聞くと、どうやら雷雨の影響による線路の安全確認で運転を見合わせているらしい。
いや、どんだけ雨降ったんだよ。怖いわ。再開目処は立っていないとのこと。帰れるかな… 一刻も早く服を脱いで温泉に浸かりたいのだが。
出発時間になっても動かなかったが、結局15分遅れで運転再開してくれた。とりあえず夕ご飯の前にお風呂に入る時間はありそうだ。三沢駅に着いたら急いでホテルへ。

寒い日の温泉は特別

青森屋には温泉が2ヶ所ある。本館に設置されている「浮湯」と敷地入口近くにある「元湯」だ。駅から歩くと元湯の横を通るので、元湯に寄ってみることにした。帰り今の服着なきゃいけないし、洗面用具なんも持ってないけど………まぁいいか。
その場でタオル借りれるってフロントの人言ってたよなぁ…と心配しながら受付に行くと、普通に貸してくれた。元湯は一般客も使える温泉なので、宿泊者は声かけてくださいとのことで、泊まってます〜って言ったら特に証明しなくても通された。ガバガバじゃね。

全身をサッと洗い、急いでお湯に浸かった。
あったけ〜〜〜〜(溶ける)
何ヶ所か窓が開いてて、その近くに行くと頭が涼しくて身体はポカポカになって至高だった。ずっと入ってられそう。でもお部屋で甚兵衛に着替えたいのと、お夕飯の予約の時間が刻々と迫っているのもあって早めに上がった。爆速で髪を乾かし、服を着て出ると、本館までの送迎バスがあと数分で来るらしい。ついてるなぁ。自販機のコーヒー牛乳に惹かれつつも、目を瞑ってバスに乗り込む。送迎バス充実してるのに、滞在期間中で乗ったのはこれ一回きり。至る所でホテルの方に歩いてきたんですか!ってやや驚かれる。
体力があるとも言うし、計画性がないとも言う。笑


アレが出る蛇口

噂によると、青森屋にはある飲み物が出る蛇口があるらしい。しかも15〜21時までの限られた時間に現れるという。夕飯の予約時間までに時間があったので寄ってみた。
テクテク歩いていくと発見!りんごの木に蛇口がついてる。早速捻ってみよう。本当に出た、りんごジュース。甘くて美味しい。大浴場の入り口付近に設置されているので、お風呂上がりにすぐりんごジュースが飲めて良い。楽しいコンテンツだ。
動画だけ回して写真を撮り忘れたので、りんごジュースの木が枯れたところを貼ることにする。

21時を過ぎると枯れる。


豪華すぎたディナービュッフェ

元々は夕食なしのプランだったのだが、せっかくなら夜のビュッフェも食べてみたいし、外に買いに行くのめんどいしで夕食を追加した。
会場は朝と同じ「のれそれ食堂」。ディナーはやはりラインナップが豪華だ。どれも目を引く料理ばかり。いっぱい食べるぞ〜 アルコールは別料金なのでなし。今日の〆としてヨッテマレ酒場で飲むつもりだし。

鯖と蛸の炉端焼き。当たり前だが美味い。


蒸しホヤ。不思議な味。


なんとなく帆立料理が多かった気がする。あとは長芋の磯辺揚げ、マグロ丼、アップルパイなど…特産品を生かした料理がたくさん並んでた。帆立貝をお皿代わりにしたお刺身は見た目がかわいい。そうそう、なんと今回の旅行で1番食べたいと思っていた「せんべい汁」にやっとありつけたのだ。
実は今回の旅の目的に、現地で地元の味を味わうというのがあった。お昼のバラ焼もだし、なんならリンゴジュースもそのうちの一つ。せんべい汁は特に食べてみたいと思っていた。まさかで嬉しい。
私個人的にはせんべい汁と長芋の磯辺揚げが優勝だった。ぜひまた食べたいし、家でも作ってみたい。食べ過ぎてお腹いっぱいだ〜

青森の伝統を感じる

21:00からは「みちのく祭りや」というショーを観る。なんと、青森の各地のお祭りを一度に体験できるそうな。
このショーの語り手?のしょうこさんが本当にすごくて、表情豊かで、言葉は聞き取りやすくて、めっちゃ跳ねてるのに全然発声ブレなくて…… 尊敬!!!
生演奏で本物のねぶたも登場して迫力があった。15人ぐらいでやってるショーなのに圧倒された。これは現地のお祭り見てみたくなっちゃうよ〜 毎年8月頭らしいので、もし機会があれば行ってみたいと思う。
ショーの最後に「跳人(はねと)」になりきって、花笠被って一緒に踊ったのも楽しかった。1人で来てるのに前に出ていって踊ってる自分度胸あるね()

入り口から迫力満点
ねぶた勢揃い(写真撮影OKのタイミングです)


今旅はじめてお酒を飲む

ショーが終わったら、館内の「ヨッテマレ酒場」で飲むことにした。1日目は夜遅いかつ翌日朝から運転だったのでお酒は飲まず、2日目も基本ずっと運転してたので飲んでなかった。やっとお酒が飲めるタイミングができてうれしい。1人だったのでカウンターに通された。
メニューを開くと種類が多くて迷う。青森の地酒18種、りんごサワーだけでも3種、他にも定番メニューなど。地酒は魅力的だけど、日本酒がそこまで得意ではないのでりんごサワーにした。(実は初日にここ通りがかった時から目を付けていた笑)
私はたんげりんごサワーを注文。たんげとは津軽弁でたくさんの意味だそうで、すりおろしりんごが約40gのってるそう!

たんげりんごサワー


お腹いっぱいだったので飲み物だけの注文にしたけど、帆立の燻製がめっっっっっっちゃ美味しそうだった。その点だけは若干後悔している…
でもサワーはりんごがシャリシャリしてとても美味しかった!


ここでお部屋にやっと帰った。詰め込み旅程すぎてさすがに疲れた〜〜〜〜〜 今日は早く寝よう。大満足の2日目だった。

3日目はまた次回。次が最終日だ!
ではまた〜

3日目↓↓
















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