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元教授、駅前のカフェで2時間限定の仕事(その1):定年退職14日目

今日は久しぶりに、最寄りの駅前にある商業ビル内のセルフサービス方式のホリーズカフェで仕事をすることにしました。その時の模様をつらつらと書かせてもらいます。


2階にあるそのカフェに7,8年ぶりに向かうことになったのは、1階の他店に用事があったのと、それで2時間無料の駐車場券がもらえたからでした。そこで久しぶりに、コーヒーを飲みながら2時間限定の仕事をすることに。最近お気に入りの蔦屋シェアラウンジとどう違うか検証してみようという気もありました。ちなみにこの店はチェーン店のカフェで、食事を持ち込んだり、あまり騒々しくしなければ、長居しても基本的には文句を言われません。それで現役教授の時は、一時毎週のように日曜夕方にコーヒーを飲みに行き、論文を読んだり気の重い仕事をしていました(家にも机はあるのですが、中々やる気が・・・)。ただ当日は、平日のお昼の時間帯。どんな感じになるか楽しみでした。


カウンターではバイトの若い女性店員が一人できりもりしています。お年寄りとアットホームな雰囲気で話をしていて、時々行くスタバなどとは大分感じが違います。個々のカフェにそれぞれ異なる魅力がありますね。注文も興味深く、お年寄りの方々にはコーヒーよりアイスクリームの方が人気のようでした。いわゆるチェーン店らしからぬ、昔ながらの喫茶店のような感じが強く、ほどよく地元に溶け込んでいる感じがしました。


店内は約30席ほどでほぼ満席でしたが、ラッキーなことに私のお気に入りの窓際の席が空いたところでした。窓の外には通り沿いにピンクと白の桜が見え、あいかわらず最高のロケーションでした。若干気になったのは、周りの席にはお年寄りの方が多く、皆大きな声でお話しをされていました。しかも、隣の人に負けまいとしているのか段々お声が大きくなるようで、その点は以前の日曜夕方とは様子が違っていました。

ただそんな時、私には頼りになる「AirPods」という相棒がいます

しかも以前にはなかったノイズキャンセリング機構があるので、周りの音を完全にカットしてくれます。装着してみると効果は抜群で(周りの音がほぼ消え)、「スナックJUJU」で昔の歌謡曲を聴きながら、仕事モードに入ることができました(考えなくて良い昔の曲が最高です)。私の場合、集中力が高まると音楽が途中から聞こえなくなり、自分でも仕事にのってきていることがわかります。


以前の日曜夕方といえば、若者が多かった気がします。週明けの仕事の準備をしているサラリーマン、外国の方から英語のレッスンを受けているおじさん(毎週熱心に習っているが、あまり上達しなかった(失礼))、明るく歓談している女子高生達、懸命に勉強している受験生、がメインでした。そんな昔の思いに耽っていると、ようやくサラリーマンらしい若い人もやってきました。ただ上着はきちんと背広を着ているのに、下半身はとてもラフな感じです。もしかすると・・・やはりそうです、Zoomを始めました(もちろんお店からは怒られません)。時代を感じる瞬間でした。


まあ、個人的には仕事が順調に進み、というか進みすぎて当初の予定時間を大分オーバーしてしまいました。無料のつもりだった駐車料金も、400円の超過料金がかかっていました。しかし、充実した時間を過ごすことができたので、たまにはこういう日もありだなと思いながら家路につきました。

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