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桜満開の京都の祇園花見小路でサプライズをいただく:定年退職7日目

久しぶりの京都。昨日のnoteでお伝えした通り、私の定年退職祝いの会を後輩の教授達が企画してくれたので、ワクワクしながら訪れました。しかし、この桜の季節の京都で、良い天気、しかも土曜日、予想以上にとんでもなく混んでいました。まず降り立った四条河原町の交差点では、一度の信号で渡りきれません。まるで祇園祭宵山の時のよう。東へと歩いて行くと、木屋町付近の桜が満開で迎えてくれました(タイトル写真)。


その後、四条大橋から鴨川を眺めると、川沿いに点々と座るすごい数のカップル(写真)。どのカップルもきちんと一定の間隔を保っているのが、誠に微笑ましいです。ご存知でしょうか、昔から暗黙の掟があり、2つのカップル間に第3のカップルが入ってくると、周りが少しづつ動いて、また一定間隔に戻りますw。


そんな様子を橋の上から見ていると、向こうから見覚えのある2人の後輩教授の姿が・・・。一番混雑しているこんな場所で出会うとは、作られたかのような偶然でした。川端通りの横断歩道を連れだって渡ると、懐かしの南座です(ここは、地下のにしんそばが絶品)。その南座では、歌舞伎ではなく「舟木一夫」さんのシアターコンサートが行われていました。私が子供の時から知っている歌手なので(「高校三年生」などで有名)、今は80歳近いのではと思われますが、お元気そうで何よりです。


ちなみにこの辺りの街並は、昔ながらの名店とインバウンド向けの新しいお店とが混在していて、見ていて飽きることがありません。そうそう、私が学生時代に少し無理をして通っていた京風中華料理の「盛京亭」は、残念ながら閉店してしまったようでした(「せいきんてい」と読みます。すれ違いができないくらい狭い小道のどんつきにありました。ちなみに、京風中華料理とはチャーハンでもお茶漬けにできるくらい和風のお料理でした)。


花見小路に入ると、一気に雰囲気が変わります。混雑は少し緩和されましたが、日本の方はどんどん少なくなり、私が知っている花見小路とは違った感じになりました。そして、少し南に下ってから東の路地に入ると、予約してもらったお店に到着です(写真)。外観は周囲に馴染めるように配慮されていましたが、中に入ると外とは全く違うおしゃれな感じでした。仕切りこそありませんでしたが、テーブル間が広々としており、まるで個室のように楽しめました。お料理やワインも素晴らしかったのですが、個人的には皆さんと気兼ねなく話ができたのが一番うれしいことでした。


お料理が終わり、最後にデザートとコーヒーでしたが、そこでサプライズがありました。運ばれてきた私のデザートには、コメントが・・・(写真、私の名前の部分は最初に食べてしまいました)。素敵な演出でしたが、ただ、よくお皿を見るとそこには「かわいい後輩から」の文字。皆さん結構なお年なのですがwww。


そんな夢のような時間が過ぎ、二次会にもちょっと立ち寄り、その後でタクシーに乗りました。名古屋に帰る先生と京都駅近くの「第一旭」(私の大好きなラーメン店)に寄る案も頭をよぎりましたが、20人ほどの行列を見て、二人とも納得して諦め(涙)、帰路につくことにしました。本当に幸せな夜でした。


お待たせしています「元教授の鞄の中身(その3)」は明日アップする予定ですので、お楽しみに!

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