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接客DXスタートアップ創業1年目の振り返り

こんにちは。
接客をDXするSaaS「デジちゃいむ」を開発するWASD Inc.代表の盛島です。

弊社は2020年1月に設立されたSaaSスタートアップです。
リアル店舗の接客現場のDXを目的として日々取り組んでいます。

今まであまり公に社内の情報などを発信してこなかったのですが、シードラウンドの資金調達も終えサービスの方向性も定まりつつあり、創業から(ほぼ)1年経った地点から振り返りをしたくnoteを書いています。

今回は主にコーポレートについて書いています。
「WASD Inc.のことを知って欲しい」というのが1番大きいのですが、

2020年創業のSaaSスタートアップは1年でどんな感じに成長するのかの1例として皆さんの参考になったらな、と思っています。

設立は2020年1月28日

WASD Inc.の設立は2020年1月28日で、来月でちょうど1周年を迎えます。
まずは無事に1年間会社が存続した事に感謝。とてもめでたい。

起業準備は昨年の7月頃からしていたので活動期間的には1年と半年くらいになります。

サービスリリースからは4ヶ月とまだ浅いですが日々頑張っています。

ミッションドリブンな採用・運営を心掛け今のところうまく経営できている

WASD Inc.では下記のMVVを掲げています。

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このMVVは、「コミュニケーションを便利にする事でより生きやすい社会を作る」ことを目的としている会社がコミュニケーションを蔑ろにすることがないように、と設定しています。

サービス開発や採用、日々のコミュニケーションに至るまで会社の何から何までの価値基準や判断基準をMVVに集約しています。
私個人でも利己的な判断をしそうになるときには自制に繋がりますし、社内メンバーもMVVに則って日々業務をやってくれています。
後述にありますが、弊社ではフルリモートでの勤務体系となっているためロケーションはバラバラな場所にいるものの、思想をベースに会社がひとつにまとまっている良いチームになっていると思っています。

設立時3人だった社員が1年で約5倍になった

役員2名、業務委託1名からスタートをした弊社ですが、年末時点で15名まで増えました。

初年度の採用は15人中12人がリファラルでした。
良い知り合いに恵まれたなとjoinしてくれた社員にとても感謝しています。

また、弊社は同フェーズのスタートアップに比べ正社員比率が高いらしいです。

現在、
役員3名、正社員6名、インターン3名、業務委託3名

が在籍しており、平均年齢は27歳と若い人が集まっています。

最年長は私やその繋がりで入った31歳勢です。

フルリモート勤務がうまく回っている

現在も猛威を奮っていますが、新型コロナウイルス感染症を発端とした緊急事態宣言を期に、半リモートをフルリモートへ方針を変更しました。

弊社ではマイクロマネジメントはほぼやっておらず、
信頼をベースに自主的、自律的に業務を行って貰っています。

日々の業務で用いるコミュニケーションツールは、

・Slack
・Discord
・Notion

の3つを用いています。

Slackでは、#times_◯◯といった形でメンバー全員分の個人チャンネルがあり、Twitterのようにひとりごとや何をやっているのか、何に悩んでいるのかをpostするようにしています。

分報(ふんほう)といった概念を導入しており、事細かに状況を発信する事で都度の進捗報告やコミュニケーションのきっかけを作れるようにしています。

Discordは社内の音声や画面共有などのコミュニケーションに活用をしています。

会社としてDiscordをメインに使っているところはあまり聞かないのですが、ゲーマーが集まった会社と言うこともあり設立時からフル活用しています。

業務中は常にどこかのボイスチャンネルに入っていて、相談があるときや雑談をしたいときに入って話かけるといった形をとっています。

フルリモート勤務だと中々コミュニケーションが取りにくいですが、会話をしたいときにふらっと立ち寄り話しかけられる環境は非常に良く、定着もしているので他社も真似してみてもいいのでは、と思うポイントでもあります。

その日の気分で入るボイスチャンネルを選べるようにしています。
※今現在40個くらいチャンネルがあります

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エクイティ調達を細かく重ね1年間で累計4回行った

1月の設立時から12月に至るまでに4回の資金調達を行いました。
それぞれ、エンジェル投資家の方や事業会社、CVCから調達を行っています。

設立時に公庫からのデット調達をやりたかったのですが、スタートアップ的なビジネスモデル(当時はデット用計画と違いがなかった)や、まだサービスもなく勿論売り上げも立っていない、更にはコロナの影響もあり借り入れができず直近まではエクイティ一本で資金調達を行っていました。

2月、4月、7月、12月で少しずつバリュエーションも上がり、デットを含め約5,000万円のシードラウンド調達を終えたことでエクイティ約6,000万円、デット約1,000万円 累計 約7,000万円の資金調達を行いました。

年始のエンジェルラウンドから始まり、1期目が終了する時点でアーリーステージに入った形となりました。

まだ独立系のVCからの出資は頂いておりません。
年始にはピッチデックも更新できますので来年下半期を予定するシリーズAに向けて良い話があれば是非ご連絡頂けますと嬉しいです。


一般的な1年の振り返りをしましたが、弊社はゲーマーが集まってできたスタートアップと言うこともあり、他には無いであろう特徴をいくつか持っています。

直近では、ファミ通に取材をして頂きこのような記事が公開されました。

ゲーマーが集まりまくっている会社

社員の95%以上がゲーマーの会社です。
起業の目的がゲームセンターへの寄与から始まり、現在のお客様もセガ エンタテインメント、タイトー(敬称略)といったゲームセンター運営企業が中心となっていることもあり、ゲームセンターやアーケードゲームのブランドの力をお借りしているためか、特に採用において自社のポテンシャル以上のバリューが出ているように感じます。

ゲームタイトルで言うと、beatmaniaIIDXが好きな優秀な人材が興味を持ってくれるケースが多く同フェーズのスタートアップに比べ採用が容易なのではと思います。

ゲームを依代にしている分、社内の属性も揃っていて非常にやりやすい会社だなと日々感じています。

少し話が逸れますが、来年開催されるBEMANI PRO LEAGUEに弊社から3〜4名ほど選手として参加する予定です。
ゲームセンターにコミットするスタートアップとしても是非頑張って欲しいと思っています。

また、設立前から公言している事なのですが来年オフィスにアーケードの最新筐体を起くことを目標としています。
ゲームセンターにコミットするスタートアップとして、社員への福利厚生としてもモチベーションや生産性が爆上がりする事間違いなしなので真剣に考えています。

男性比率100%

ゲーマーが集まって出来た会社だからなのかは定かではありませんが、社内の男性比率が100%となっています。

意図してなったわけではないのと、これから女性が活躍できる企業としても力を入れていきたいので相当に課題感を持っています。
(来年やっと女性1人目が入ってきます。)

DX、業務効率化ツールの採用に積極的

スケールする組織をつくるため、各自の生産性向上と教育コストの削減を念頭に今の段階から力を入れて取り組んでいます。

代表の私のバックグラウンドが業務効率化のIT屋さんと言うこともあり重要性を熟知しているため、社員のスキル格差の是正や生産性の向上、気持ちよく働いて貰うための環境構築を日々考えています。

ツール採用の理想系はSmartHRかなと勝手に思っています。


今回はコーポレートや弊社の特徴について書きました。
次はサービスについて、ビジネス面やロードマップの変遷などについて書いて行こうと思います。

中々に尖ったスタートアップだと思いますので、興味がある方は是非お気軽にご連絡下さい。
ビジネス、開発、インターンと幅広く採用をしています。

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