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どんなに小さな声でも、未来を変えることはできるのだ

人の働く未来を応援する組織で、妊娠したらマタニティハラスメントを受けた。もう十数年も前のことだが、記憶に鮮明に残っている。はたらく女性の助けになりたいと思った原点ともなる経験である。

妊娠の事実を告げた途端、契約期間満了前に急な契約打ち切りを告げられ、産休制度について聞くと、「臨時の人のために臨時の人を雇うことはできない」という非情な答え。(当時一年契約だった)

働く人を応援する組織のものとは思えない冷たい言葉は、私の胸をえぐった。理想に燃えてやりがいを感じていた職場だけに、とても残念で悔しくて、涙が止まらなかった。

掲げている理念は飾りものなのか?働く人を応援する組織で、まさかこんな非情な言葉を耳にするとは。寝耳に水だったし、紺屋の白袴に悲しくさえなった。

だが、その後歴史は動いた。
私が無念に職場を去った後、そのデスクはおめでたデスクとなり、後任の人もすぐご懐妊された。

だが、めでたいことに産休が取れるようになったというのだ!

労働組合ができて、労働者の権利が確保されたという。

この話を聞いて、救われた気持ちになった。
同じ思いをして、声をあげてきた人間は私だけではない。そして、その声をちゃんと受け止めて、たくさんの苦い涙を、無駄にしないように動いてくれた人たちがいたという事実。

周りの目を気にして発言しなければ、何も起こらなかったし、人を動かせなかったと思う。

例えば砂浜を削る波のように、どんなに小さな声でもいい。声をあげ続ければ、未来を変えていける力を持つのだ。


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