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土日の間にこなさなきゃいけないテストや作文等の課題を渡される。結構な量あるので、これだけで土日がつぶれそうだ…。

出所まで798日(金曜日)

 朝はアナウンスと音楽が流れて起床。朝の点検はわりとゆっくり来るみたいで、神拘よりかは余裕をもって顔を洗ったり、歯を磨いたりできる。お茶が配られた後に点検があり、その後すぐ配食。逮捕された当初から旨いと噂に聞いていた大刑のパンと初対面。メニューはパン、ブルーベリージャム、マーガリン、そしてなんとミルクティー!!紅茶党の僕としては1年以上飲めていなかっただけに大興奮。それとなんとホットのやつを味噌汁茶碗に入れてもらえる。パンもめちゃくちゃというほどではないがなかなか旨い。最高の朝ごはんだな!!

 今日は矯正指導日ということで作業はなく、午前中はラジオで「聞き上手になるには」「視力矯正士(たしか)という職業について」などの放送を聞く。ただ、特に作文等の課題を渡されるわけでもないし、まだ私物の本も検閲から戻ってきてないし、めちゃくちゃ暇。

 そんなときに昨日移送されてきた人が全員呼ばれて健康診断へ。整列して医務室へ向かうのだが、外国人も収容している大刑なので、パッと見そんな感じの人たちの姿もちらほら。医務室についたら廊下に整列して待機。3人ずつ入って「気をつけ、礼」の号令の後、服をたくしあげて聴診器をあてられて終わり。「健康診断」というわりには本当に一瞬で終った。

 居室に戻ったら、風呂日の昨日(大刑は月・木らしい)にタイミングが合わずに入浴できなかったので、他の棟の独居風呂に連れていかれた。時間は15分だが、カミソリはなし。風呂から戻ってちょっとしたら昼食。メニューは麦シャリ、牛肉つけ焼き、金時豆、海藻の酢の物。そういえば大刑でのご飯は神拘のようにあらかじめ一人一人のおかずが分けられておらず、大きな器にまとめて入った状態で配られるので、室内備えつけの食器に均等によそわなければならない。食べ終わった後の食器も自分たちで洗うことになっており、結構面倒だ。

 午後はラジオからずっとしょーもない音楽しか流れてこず、あまりに暇だったので、オヤジに「日記書いていいですか?」と聞いたらOKをもらえたので、喜々として書き始める。移送直前にノートを回収されたので、結構書かなきゃいけないことが溜まっていたのよね。

 その後分類のオヤジがやってきて、土日の間にこなさなきゃいけないテストや作文等の課題を渡される。結構な量あるので、これだけで土日がつぶれそうだ…。課題を受け取る際、僕だけ別に名前を呼ばれ、「コロナの状況が何もなければ、君は○月○日(17日後)に分類センターの工場に配属される。1ヶ月程度訓練を受け、その後早ければ半月ちょいで他の刑務所に移送になるから。」とご丁寧に教えてくれた。なぜ僕だけに教えてくれたんだ?他の人とはスケジュールが違うのか?

 4時頃に配茶、配食があり、5時頃に点検。矯正指導日と休日は点検より先に配食のようだ。夕食は麦シャリ、チキンチャップ、コールスローサラダ、フルーツ鍋。フルーツ鍋はフルーツポンチのホットᴠerみたいな感じなのだが、フルーツはほとんど入っておらず…。そういえば移送されてすぐで「○月○日大阪刑務所に移送されました。」という一文のみであれば、月4通の発信制限外で手紙を発信できるみたいなので、今朝提出しようとしたら「矯正指導日だから月曜に出して」と一蹴されてしまった。こういう大事な手紙はすぐ出させてほしいのに…。夜はラジオを聞いたり、将棋を指したり、雑談したりして過ごした。ラジオはFM大阪が流れているのがほとんどのようで、大刑でもマイメロセラピーがちょろっと聞けて心が和んだ。

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