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“瞑想” ~ 右ページで生きる人間になる


「問題は解決できる」 
と思っていることが問題です

 
自分の周りにある問題には

解決できる もの

解決できない もの
があるのです


問題には必ず答えがある
という教育を受けているため
問題には必ず策がある
と思い込んでしまうのです
 

解決できない問題
には大きく分けて4つあります
 

それは

死ぬこと
老いること
病気になる時にはなること
そして
自分の思い通りには行かないこと
 

例えば
お金が要るのに充分に入ってこない
好きな人と一緒に居られない
逆に嫌な人と
一緒に居なければならないこと
など
様々なことがあります
 

また
“今の自分” には解決できない
という事もあります

-時間が経たないと
解決に至らない
-時間に任せるしかない

ということもあります
 

解決できる事であるなら
さっさと
解決してしまえば良い

解決できない事であるなら
-どんなに考えても
悩んでも
調べても
ダメなら
 
放っておく
解決しようとしない
 
という技術を学んでください
 

自分が何でも解決できる
神ではないのです
 

それらにエネルギーを奪われ
自分が本来すべきことが
疎かに成りかねないのです
 
自分が本来すべきことに
集中できれば
自然と力がついて
解決に至る
こともあるのです
 
 
 
問題を整理するために
紙に書く
 

ということは良い事ですが
 

解決しようと思って
紙に書く
 

その中には

放っておけば良い事
放っておくしかない事

もあるのです
 

解決できない問題

蓄積していくこと
になるのです
 


書き出すことで
 
自分の気持ちと向き合う
自分の感情を見つめていく
 
瞑想

という事であるなら

方法があります
 
 
まず
瞑想の基本の基本は
 

“自分の感情をそのまま認める”
 

ということです
 

嬉しいなら
あぁ嬉しいなぁ

悲しいなら
あぁ悲しいなぁ

寂しいなら
あぁ寂しいなぁ
 

感情を認めること
です
 
だから良い
だから悪い

ではないのです
 
ここで喜んではいけないんだ
こんなことで
寂しがってはいけないんだ
この悲しみを
なんとかしなければならないんだ
 
というのは
瞑想ではないのです
 

うわぁ
私 嬉しいんだ
私 寂しいんだ
私 悲しいんだ
私 悔しいんだ
うぅぅぅぅー


すればいいのです
 

人に向かって
発散することではありません
 

自分の中で
 
ちゃんと認める
 
ということです
 
自分の中に湧いてくる感情を
一生懸命に
誤魔化そうとしてしまう

本当は嫉妬して
悔しいのに
 
別に…
いや私は
怒っていないよ
そんなこと全然
ヘーキヘーキ

と言ってみせて
本当は
はらわたが煮えくり返っている
とか

逆に

すごく嬉しいのに
大人気ないから

あぁ…
ありがとうございます


自分の中に出てくるものを
コントロールしようと
抑え込んでしまう
 
でも実は
 
抑えようとしている感情に
コントロールされている
 
ということに
気付いてほしいのです
 
例えば
誰かに怒りを覚えたら

「もう腹立つわ!
腹立つわ!
本当に腹立つわ!」
でも
「腹立つわ!」って
ずっと言っていても
仕方ないし
腹が立っているのに
抑え込んでしまいます

「ダメダメ…
こんなこと考えちゃダメ」
「イライラして
事が手に付かなくなっちゃう」

と思って仕事に向かっても
しばらくすると
また
怒りが湧き上がって来て
そうやって終日
コントロールされて
しまうのです
 
だから思い切って
ガツンと
「超ムカつくわ」
という時間を作って
気持ちを吐き出す
ということをする
 

感情は
認めてもらえると
そのうちに
引っ込んでいく
のです

出来るだけ早く
噴火させて鎮める

そのスピードを速くする

ちょこちょこと
中途半端に
燻っている火山のごとく
地下活動が続いている
状態が長期間に
わたってしまいます

バーンと爆発したら
噴火が止まるじゃないですか

出来るだけ初期の段階で
ブワーっと吐き出してしまう
 

当然
相手に対して吐き出す
ということではなく

自分の対処法

を持てたら
もっといいですよね
 

こういうことをやっていく
のが

瞑想なのです
 
 


私はお寺という環境があったので
仏様の前に行って
「こんなことがあったんですよ!」
「もぅ聞いてくださいよぉ!」
と全部吐き出していました
 
お釈迦様とか仏様って
偉いのです
一時間でも二時間でも
黙って
聞いて下さいます


そういう有難い存在
が傍にいたので
私は救われました
 
 

自分の感情を
正直に認めていくと
自分がやっている行為の
その裏側にある感情が
見えるようになるのです
 
この
わたくしめ
のやっている行為

面白くて仕方がなくなる
 

これが瞑想の
第二段階です
 

自分の奥に
隠れている感情を

本当はコウなのに
コウじゃないふりをしている
コウじゃないふりをしている
うちに
ふりの方が本当
と思ってしまって
いるのです
 
そこを認めないでいると
自分のプライドが
どんどん高くなって

いやいや
「私はこういう人じゃないわよ」
という自分
を作っていくのです
 
 
さて
感情を素直に見つめる
「瞑想」
をするには

 
一日の生活の中で
ネガティブな感情

ポジティブな感情
 
その両方が出てきます
 
それらをノートの
見開き1ページに1日
を使って書いていきます

左側のページに
ネガティブな感情

右側のページに
ポジティブな感情

を書いていきます
 
朝の出勤途中
渋滞に巻き込まれ
「早よ行け!コノヤロー」

と左側のページに書きます
 
ランチに行くと
お店の店員さんが生意気そう
イラッシャイマセも言わない
「この女!挨拶もしねぇー」

と左側のページに書きます
 
テレビのドラマを観て
久々に感動した
「こういう優しさってあるんだなぁー」
「こんな人になりたいなー」

は右側のページに書きます
 
自分が自分を反省したり
感謝したり
楽しかったり
嬉しかったり

は右側のページです
 

良い悪い

ではなく

ただただ記録していくのです
 
10日間
20日間
1か月

と経ち
見返してみると
凄いこと
になっているのです

左側のページばかりが
埋まっているのです

右側のページの
3倍4倍5倍
下手をすると10倍
左側のページ
が埋まっているのです
 
「あらぁーまぁー」

自分のアンテナは
「マイナスの感情」
「ネガティブな感情」
にばっかり立っている
 
ということに気付きます
 
「私ってこんなんなんだぁー」

自分自身に突きつけていく
 
これが瞑想です
 
これを続けていくと
今度は何が起きるか
 
イヤじゃないですか

ノートが埋まっていない

ということが

気持ちが悪くないですか
 
すると
埋まっていないページを
埋めよう

し始めるのです
 
左側のページ
ばかりが埋まっている

空いている右側のページを
埋めていくために

無理矢理にでも
カタツムリみたいな
アンテナ
を立てるようになるのです

「どっかに右側のページに
書くこと
はないかしら?!」


探し始めるのです

そうすると
細かいことでも
「うわぁこれ書こう!」
という書くネタとして
自分の中にプラスの感情
ポジティブな感情
を見つけようとし始めます
 
そうして
右側のページが埋まってくると
左側のページが減って
くるのです
右側のページ

左側のページ

同じ比率で埋まる
ということは
ないのです

人間の心は面白いですね
それをずっと続けていくと
勝手に
右側のページに対しての
アンテナが
強固になっていくのです

放っておいても
右側のページ
で生きる人間
になっていくのです
 
 






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