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自分の苦しみの大きさは、自分だけのもの。だから私は堂々と「苦しい」と言う

「でも、車椅子で生活している人も居るんだから、ななちゃんは幸せだよ」

最も私が傷つく言葉。
侮辱されたと感じる一言。

車イスを使う友人もいるので、もちろん車イス生活が大変なのは知っている。でも、誰かの苦しみと私の苦しみを天秤にかけて「...それもそうだから、私って幸せだな」なんて思ったことはない。

私のつらさを否定しないで欲しい。無いものにしないで欲しい。

私の困難や生きづらさは私だけのものだ。

この体だからこそ苦しいことだってある。普通に歩ける(ように見える)からこそ経験するつらさもある。言わずに笑顔で反応しているだけ。毎日の困難に慣れっこになっているだけなのだ。
障害だけではない。それまでの暮らし、家族。人間関係、会ってきた人たち、かけられてきた言葉や反応。
歩けている、トイレに自分で行ける、ヘルパーなしで生活できる。それでも私はこの体で生きていて苦しい。障害をもって生まれたくはなかった。

身体障害に限らない。
「でもまだ働けているんだからましだよ」
「それでも、家族からいろいろサポートしてもらえて良いよね」
「あなたより辛い人はたくさんいる」

比較で幸せを測ることなんて馬鹿げている。これから先も私は私だけの苦しさを抱えて生きていく。

自分の苦しみの大きさは、自分だけのものなの。
自分の気持ちを騙して「私は幸せだ」なんて思い込んでも差別的な人間になるだけだ。
だから、私はこれからも堂々と「苦しい」と私は発信していく。あなたも、もし今苦しい思いをしているなら、どんなこもを周囲に言われようと、堂々と「苦しい」と大きな声で発していいのだ。

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