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遠い昔の合格記(0-2「憧れ」は、ラグビーで)

私の高校時代(数十年前)の話です。男子25人中22人が浪人したという記録を叩き出したクラス内において、現役大学合格者3人の中にすべり込む事が出来ました。とにかく勉強はしたと思っています。

現役での合格は、保護者の方の経済的負担を減らします。
皆さんの参考になればと思い、自分の体験を記します。

「勉強しよう」と思う契機になった、「あこがれ」が決まった経緯です。

前もってお断りしますが、一般の方の参考になるか定かではありません。

早明戦、早慶戦…

子どもの頃、家族でお正月から見ていたのは、大学ラグビーでした。当時(約40年前)、ラグビーといえば大学ラグビーで、実業団のほうにはさほど興味がありませんでした。

当時は早慶戦、早明戦に加えて同志社大が奮闘しており、毎年激戦が展開されていました。そのなかであこがれを抱いたのは、早大でした。

明大はフォワードは強くて、恵まれた体躯を活かしてグイグイ押して行くのが特徴。

対して早大は、ランニングラグビーと言うスタイルで、走り回ってトライを取るのが特徴。

対照的に映りました。

慶応や同志社も走るスピードはありましたが、早大には目を引く選手がいました。

SHの堀越選手とFBの今泉選手です。

二人のスター

ラグビーファンなら知っているのが「雪の早明戦」です。これを見た時、私は高校2年生でした。

「泥試合」とはあまり良い表現で使われませんが、この対決は雪が上がったばかりの泥だらけのグラウンドで行われ、本当の泥試合。ともにユニフォームが土色に変わり、どっちがどっちのチームの選手なのか分からなくなっていました。

なおかつ1月の寒い日にあったため、選手から湯気が立っています。

私には神々しく見えました。

堀越選手は飛び抜けて小柄だったと思いますが誰よりも闘志を表に出し、小さいのに相手にぶつかっていく姿に感動しました。

今泉選手は大柄な選手でしたが足がものすごく早く、いちばん後方から突破するスピードには鳥肌が立ちました。ペナルティキックも有名でした。

そして、早明戦、早慶戦、学生選手権、いずれもスタンドは超満員。全観客が熱狂する姿。サッカーはラッパ?、野球もトランペットを使った楽器を使った応援に対しラグビーはそんなものを使わず、絶叫と歓声と悲鳴だけ。そういう姿も異質に感じました。

応援席では、誰も彼もが校歌や応援歌を、肩を組んで歌います。

「なんだこの一体感は」

衝撃でした。

早大に入ってあの観客席に混じって応援して、熱狂したい! 熱狂するんだ!

高い目標でしたが意志を固めました。

ちなみに

当時はドラマ・スクールウォーズが大はやりしていましたが、全然関係ありません。一度も見ていません。

あと、東京六大学野球も結構見ていましたが、子どもの頃から東大を応援していました。負け続けていたからです。でも、だからといって東大を目指そうとは思ってはいません。無理です。


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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。