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家族がいて強くなった選手&罪つくりなお方

スポーツイベントで歴史的快挙が続きすぎて、感覺マヒしている気がします。

井上尚弥選手がタパレス選手に勝利しました。
これがどれだけすごいことか。それについてはいろんな方が紹介しているので省きます。

私が「すごい」と思ったのは、相手のタパレス選手でした。タパレス選手はこれまで日本でも何度か試合をしている人ですので、日本のボクシングファンにとってはまあまあおなじみの選手。ということもあって、事前の予想では圧倒的に井上選手優位と出ていました。
が、蓋を開けると想像以上にタパレス選手は強かった。井上選手が戦前「かなりひりつく試合になる」と予想していましたが、そのとおりの試合になりました。

昨日、映像でも解説の方が言っていました。
タパレス選手は子どもが生まれた。子どもが生まれたことによって、それ以前はかなり練習にムラがあったが、現在はすごく練習をするようになったらしいと。

なんか、わかります。

昨日もとにかく自分の戦い方に徹底していました。戦っているのは、自分のためだけじゃない、というのが出ていた気がしました。


もうひとつ、この試合に直接関係しませんが、私が個人的にいちばんすごい(というよりとんでもない)と思うのは、タパレス選手と同じフィリピン出身のマニーパッキャオ選手です。てか、この人が、あまりにすごいことをやってしまったのです。
追いつく事は不可能だと思います。

いちばん軽いクラス「フライ級(約48,9kg)」から、いちばん重いクラス「スーパーウェルター級(約66,7kg)」で世界タイトルマッチに勝利し、チャンピオンになりました。
 通常、ボクサーは減量します。ただ、パッキャオ選手はどんどん体重(階級)をあげ、最後のスーパーウェルター級は、もうこれ以上パッキャオ選手が体重を増やせず、相手と同じ体重で戦う事を断念しています。それでも、大きい相手を圧倒してしまったのです。

井上選手は、
いちばん軽い ライトフライ級(約47,6kg)
現在 スーパーバンタム級(約53,5kg)
約6kg増量して勝ち続けています。これは本当にすごいことなのです。しかし、パッキャオ選手が一人規格外のことをやってしまったため、井上選手の偉業がちょっとかすんでしまう。

罪つくりなお方です。


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