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Amazonの著者用コピーってなに?紙の本で利益を出す方法

こんにちは!339PLANNINGのライターの「ゆー」です。

合同会社339PLANNINGの出版事業である339BOOKSについて、代表の今野正輝さん=通称こんちゃんにインタビューするシリーズ、9回目です。

――こんちゃん、こんにちは!昨年は沢山インタビューを受けていただきありがとうございました。

(※過去のインタビューなどはこちら↑)

今年も色々お話しを聞かせていただけたらなと思ってます。

こちらこそです!何でも聞いて下さいね。

――じゃあ早速なんですが…AmazonのKDPについて色々調べてたら、ヘルプページに「著者用コピー」っていうのを見つけて。

ありますね、著者用コピーのヘルプページ。

――でもこれ、なんのことかよくわからなくて。

確かにヘルプページを見ただけではちょっとわかりづらいかもですね~。

じゃあ新年一発目はAmazonのKDPの著者用コピーについてお話ししましょうか。

と、その前にまずはAmazonのKDPについて振り返ってみましょう。

――ええと…KDPはAmazonが運営するセルフ出版サービスのこと、でしたよね?

はい、こちらは以前のインタビューでお話ししましたよね。

じゃあこのAmazonのKDPにある著者用コピーについて今日はお話ししますね。

――お願いします!著者用コピーって全然聞いたことがないから、なんのことだろう?って思って。

このAmazonのKDPの著者用コピーってまだまだ世の中に浸透していないんですよね。

でもこれ、出版業界の仕組み自体を揺るがすかもしれない画期的なシステムなんですよ。

――出版業界の仕組み自体を揺るがす!?どんなシステムなんですか?

著者用コピーは平たく言うと、

《本の著者がAmazonで売っている自分の本を原価で購入できるという仕組み》

のことです。

――著者が自分の本を購入する…?

そうですね…例えばゆーさんが作家さんだとして、Amazonで本を売っている著者だとします。

――はい、私が作家で著者だとして…。

で、ゆーさんがある日、知り合いのカフェのオーナーに「うちに本を10冊置かない?売れると思うんだよね!」と言われたらどうします?

――それはものすごく嬉しいですね!すぐ10冊渡しちゃいます!

となると、本の著者であるゆーさんが著書を10冊用意しないといけませんよね?

――なるほど、そこで著者が自分の本を購入することになるんですね。

そうです!

お客さんがAmazonから直接購入するパターンじゃなくて、著者が紙の本を仕入れて対面で販売するとなった場合は、自らAmazonで購入しないといけないんですね。

例えば他にも、Amazonで著書を持っている講師業の人が「セミナーで本を配りたい」となった場合や、お店を経営されてる人が「お店の受付に本を置きたい」となった場合も同様です。

――それは手間がかかりそうですね。

手間もなんですけど、そもそも今までは紙の本を刷って販売しても、利益はゼロだったんですよ。

――利益がゼロ!?販売しても利益がゼロってどういうことですか?

本には「再販売価格維持制度」っていう制度があるんですね。

これは「販売価格は定価より高くても安くてもダメ」っていう制度で。例えば定価が1,500円の本なら、1,500円以外の価格で売っちゃダメなんです。

で、著者がAmazonで自分の本を買う時って、今までは購入価格=定価だったんですよ。

――著者も購入価格が定価?ということは定価1,500円の自分の本を購入する時、原価が1,500円ってことですか?

そうなんですよ~。だから著者用コピーが出てくる以前の2021年頃までは、10冊仕入れるってなると、Amazonの販売価格の1,500円×10冊で購入しないといけなかったんですね。

ということは売っても利益ゼロ。紙の本を自分で仕入れて対面で売るってなると、利益が出ないのに手間だけがかかるっていう。

――えー!それは大変ですね…。

で、ここで冒頭の「著者用コピー」の話に戻るんですけど。

著者用コピーは《本の著者がAmazonで売っている自分の本を原価で購入できるという仕組み》と最初にお話ししましたよね?

AmazonのKDPの著者用コピーなら、印刷コストのみ(紙代と印刷代)で購入できるようになったんです。つまりちゃんと利益を出せる。

――なるほど~。じゃあ定価1,500円の本で原価が1,000円なら、1冊あたり500円の利益が出るってことですか?

もちろん原価は本によってまちまちですけど、購入価格=原価が定価より安いので、利益は出ます。

AmazonのKDPの著者用コピーの仕組みを使えば、著者が紙の本を対面で売る場合でも、ちゃんと利益を得られるようになったんですよ。

――今まではそういう仕組みはなかったんですか?

先程もお伝えした通り、AmazonのKDPに著者用コピーっていう仕組みが出来たのが、2021年頃と結構最近の話なんですよね。

でもこれ、かなり画期的なシステムなので活用しない手はないなと。

AmazonのKDPって、著者用コピー含め、ほんとメリットしかないんです。

――聞けば聞くほどすごいって思うんですけど、なんでAmazonのKDPってあまり知られてないんでしょうね?

ですよね~。そこが出版社をやっている僕としては「もったいない!」と思っちゃうところで。

多分まだまだ世間的には、既存の出版の仕組みのイメージが強いんじゃないかな。本と言えば、大手出版社が企画して本屋で売るものっていうイメージありません?

――確かにこんちゃんから色々聞くまで、出版ってそういうものだと思ってました。

出版業界って長い間、出版社と書店の間に取次っていう流通業者が入るのが当たり前だったんですよね。

でもオンデマンド出版っていう、注文数に応じて少数ロットで印刷する仕組みが出てきて、AmazonのKDPっていうシステムもあらわれて。

既存の仕組み以外で出版する方法ができたんですけど…まだ全然一部の人にしか知られてないな~って思うんですよね。

――まだまだ知る人ぞ知る、って世界なんですね。

だからこそ僕のやっている339BOOKSを通じて「こんな便利なシステムがあるんだよ!やってみない?」って提案したいなって思うんですよね。

だって著者用コピーを含め、AmazonのKDPというシステムを使えば、

●Amazonという市場で紙の本もKindleも両方販売できる
●1冊から刷れるので在庫リスクがゼロ
●対面販売のために著者が自分の本を仕入れた場合も利益が出せる

ってなったんですよ。つまり誰でも自由に出版ができる。

ということは、出版業界の既存の仕組み自体を揺るがす時代が来てるんですよね。

そんな時代だからこそ、この便利なシステムがもっと広まればいいなと思ってます。

――どんどんこのシステムが広まって、出版する人が増えるといいですよね。

ただ個人でいきなりAmazonのKDPを使うのってめちゃくちゃハードル高いなとも思うんですよ。

なんせ、Amazonの該当ページが理解しづらいのなんのって(笑)

――これは読んでも「無理!」ってなりそうですね。情報量も多すぎるし…。

ですよね。だからまずはお問い合わせいただければ、ご相談いただいた方に合わせて最適な方法をお伝えします。

↑こちらのインタビューでもお伝えした通り、依頼内容が固まってなくても構わないので、お気軽にお問い合わせ下さい!

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