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【前編】アイデアを形にするをテーマにちゃんまりさんにインタビュー #カジュアルな深掘り

こんにちは。339PLANNINGのこんちゃんです。
2023年9月22日にコワーキングスペースビートルビルで開催された公開取材イベントカジュアルな深掘り。

オリジナルクラフトコーラ「ちゃんまりコーラ」とオリジナルポテチを製造販売されているちゃんまりさんをゲストに迎え「アイデアを形にする」をテーマにお話をうかがいました。今回はそのイベントレポートをお送りします。

今回のゲスト

ちゃんまり(村田真梨子)-ちゃんまりコーラオーナー
大学時代に飲食店でアルバイトをしたことから食に関わる仕事を志す。
卒業後は一般企業に勤めるが、自身の食への思いを叶えるべく退職。 たまたま聞いていたラジオで「クラフトコーラ」の存在を知り、
地元神奈川西湘地域の柑橘を使った「ちゃんまりコーラ」を開発、2021年より販売をスタート。
現在は毎月各地のマルシェでの販売やイベント出店を中心に活動している。

食って楽しいかも。

こんちゃん:最初にちゃんまりさんが食に興味を持ち始めきっかけから伺ってもいいですか?

ちゃんまり:最初は大学時代ですね。当時、周りに食に関するイベントを開催している友人がいて、自分でコンセプトを決めて一日限定のカフェを開いていたんです。その活動を見て、私も食にまつわるイベントを通じて何かを始めたいと思うようになったのがきっかけです。

こんちゃん:その友人のイベントは、ちゃんまりさんから見てどんなところが魅力的だったんですか?

ちゃんまり:その友人のイベントのコンセプトがスマイルだったんですよね。それで自分でコンセプトを決めて、ただ食を提供するだけでなく、人々に笑顔を届ける場を作るというイベントを通して何かを伝えるってことが魅力的に感じたんです。食がみんなで楽しみをシェアする手段になるんだって。それで私もそんな価値を提供できる何かをしたいと思って、自分なりの食に関するイベントを開催したいなーと思うようになりました。

こんちゃん:イベントのコンセプトと可能性に魅力を感じたんですね。ちなみに大学時代はアルバイトとかってされてました?

ちゃんまり:アルバイトも食に関連していて、大学時代にはパン屋さんとフレンチレストランでアルバイトをしていました。特にフレンチレストランは長く働いていたので、結構今の活動の根っこになっているかもしれないです。

こんちゃん:お、そこもうちょっとうかがいたいんですが、フレンチレストランでのアルバイトの影響ってどんなものがありましたか?

ちゃんまり:アルバイトではあったんですけど、仕事を超えているというか、私にとって学びと出会いの場でもあったんですよね。お店のオーナーがオープンな方で、常連のお客さんや一緒に働いていたメンバーともプライベートで交流が生まれたんです。食を通じて人々がつながっていくんだーということ体験した最初の出来事だったかもしれないですね。今でもそのレストランとは交流があって、オーナーが開くレストランの周年パーティーがあるんですが、そこには新旧のスタッフや常連客が集まるんです。そこには私の大学の後輩もいるので、すごくファミリーみたいな場なんです。

こんちゃん:めっちゃ楽しそう……!


こんちゃん:すでにここまでのお話でも、大学時代のちゃんまりさんの周りに食に関する人や出会いのピースが集まってきたように感じるんですが、自分でイベントを主催するまではどういった経緯があったんですか?

ちゃんまり:最初にイベントをやったのは大学4年のときなんです。それまで大学3年くらいまではサークルとかバイトで忙しかったので主催とかはしていないけど食への興味はあるみたいな感じでした。そんな時に京都で「一日店長ができるお店」というお店があることを知ったんです。そこのイベントに参加しているうちに自分のイベントをそこで開く事になりました。

こんちゃん:ほーなるほど。なんか始まりそうな感じがしますね。その「一日店長ができるお店」では、どのようなイベントを開催されていたんですか?

ちゃんまり:いくつかあるんですが、例えばショート小説で有名な星新一さんをテーマにした「星新一BAR」というイベントを開催しました。星新一さんの小説の音読会を行い、さらに知人のシェフとコラボして「ショートパスタ」をメニューとして提供するショートにちなんだイベントです。

四角がテーマの食イベント

こんちゃん:もうここまで聞いているだけでも楽しそうなイベントばかりなんですが、ちゃんまりさんの中で一番印象に残っているイベントってありますか?

ちゃんまり:ありがとうございます笑一番印象に残っているのは自分で「四次元空間」という名前のイベントを企画したことですね。イベントのテーマを「四角」にして「形が四角い食べ物」に絞ってメニューを提供しました。

こんちゃん:え?四角い食べ物?

ちゃんまり:例えば湯豆腐や、アルバイト先のフレンチレストランのオーナーから教わったテリーヌやミートローフなど、見た目が四角い料理ばかりです。オーダー方法もサイコロを使って決めてました。

こんちゃん:サイコロ??

ちゃんまり:サイコロを振ってもらって出た目でメニューを決めてもらうんです。

こんちゃん:すべてが斬新すぎるアイデアですね!

ちゃんまり:ちなみに飲み物も四角にちなんで角ハイボールのみでした。

こんちゃん:めっちゃおもしろいアイデアですね。この四角ってアイデアはどこからでてきたんですか?

ちゃんまり:うーんいつだろう……多分、最初は高校時代だったと思います。その頃から漠然と四角って美しいなーと思っていて。その後、京都の大学に通っているときに物理を専攻している友人が何人かいて、その人たちに四角って美しいよねとか、こんなイベントやりたいんだよねとかいろいろ話をしながらちょっとずつ形になっていった感じですね。

こんちゃん:他に印象に残っているイベントはありますか?

ちゃんまり:その他だと、林業に携わる方とコラボして、林業BARという名前で、間伐材(森林を間引いた際に出る木材)を使ったお箸を使って、イノシシやシカの肉を使ったジビエ料理やモミの木のリキュールを使ったドリンクを提供するイベントをやりました。あと「ホットサンドイッチカフェ」というイベントでは、さまざまな具材を用意して、お客さんが自分でオリジナルのホットサンドを作るイベントもやってましたね。

こんちゃん:そうやって大学時代、ちゃんまりさんはイベントの企画や運営をいくつも経験するのってシンプルに忙しいし、大変なこともあったかと思うんですけど、それでも続けた原動力って何だったんですか?

ちゃんまり:イベントで提供した食べ物に対する参加者の方の反応を見れることがうれしかったですね。特に「おいしい」というリアクションを得られたことで食への興味がより深まったなーと思います。

クラフトコーラとポテチ

こんちゃん:そんなイベント漬けだったちゃんまりさんが今のクラフトコーラやポテチ作りの活動に興味を持つようになったきっかけは何だったんですか?

ちゃんまり:大学を卒業してからは一般企業で会社員として働いていたんですが、そんな時にラジオでクラフトコーラについての話を聞いたんです。それまでも会社員をしながら自分で食に関わる仕事をしたいなーという想いはずっとあって。ある時期は植物性の焼き菓子を作ってみようかなとかも考えたりしたんですが、焼き菓子作りに挑戦する人は多いし、なんか自分にしっくりこなかったりみたいなことが続いてたんですよね。そんな時にたまたまラジオでクラフトコーラの話を聞いたことが最初のきっかけでした。

こんちゃん:ラジオがきっかけなんですね!現在はクラフトコーラ以外にポテチ作りもされているとのことですが、そこにはどうやってつながっていくんですか?

ちゃんまり:これはクラフトコーラとポテチ両方につながることなんですが、私、中高時代はカナダで過ごしていたんです。カナダって日本ほど娯楽が多くなくて、だからホントにベタなんですけど海外ドラマとかのイメージ通り、お家で映画を見ながらコーラと大きな袋のポテチを食べることが楽しみだったんですよね。そこで自分で作ったポテチとクラフトコーラって組み合わせはおもしろいんじゃない?って思ったのがポテチづくりのきっかけですね。クラフトコーラの独特な風味もポテチの味を引き立てると思ったんです。

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さて、今回は大学時代〜クラフトコーラ、ポテチとの出会いまでうかがいました。
次回はちゃんまりコーラが生まれるまで、そしてちゃんまりさんのバックボーンについてさらに深掘りしていきます。

執筆:今野正輝(合同会社339PLANNING)

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