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社内コミュニケーションと時間とお金の関係

先日ブログの方で、スクールサポートスタッフ(SSS)の人に向けて、教職員に業務内容を報告する『SSS通信』を発行してみようという話を書きました。(→その記事はこちら
『学校内の話』でさらに『SSSの人に向けた話』ということで、とても限定的な話でしたが、言ったことはどの仕事にも当てはまることだと思いました。そこで今回は、『組織(会社)内でのコミュニケーション』と『時間とお金の関係』について、一般的な視点から学校を見てみます

コミュニケーションが大事

「SSSにとって教職員とコミュニケーションが取れることが大事」と言いましたが、どの仕事においても同僚や他部署の人とコミュニケーションを取るのは大事です。SSSの仕事の特性上、教職員とのコミュニケーション無しに仕事をするのが(大抵の場合)できないので特に大事な要素ではありますが、どの仕事でも疎かにはできない部分でしょう。

一般的に、会社内でコミュニケーションを取る方法には、例えばこのようなものがあります。
1.社内メール、社内チャット、グループウェア、社内SNS
2.社内報(社内SNSやメルマガに置き換わっている場合もある)
3.社員食堂
4.1on1
5.遠隔システム(web会議、テレビ会議)
6.社内イベント

こう見ると、私の勤務している学校の場合、どれも殆ど行われていません。他人の悪口を言ったり他人の仕事を邪魔するような『嫌な人』は居ないので雰囲気はとても良いのですが、コミュニケーションが活発だからというよりも、お互いに干渉しないので波風が立っていないように見えます。教員の仕事は協力プレイより個人プレイが多いので、どうしても、そうなりがちなのかもしれません。

校長先生が教職員と1対1で話をしているのは何度か見ましたが、それが1on1なのか、決められた面談なのかは分かりません。また、コロナ以前は職場全員が対象の飲み会があったようです。(社内イベント?)

社内チャットあたりは、職場でパソコンが活用されるようになってきたら活用され始めるかもしれませんが、パソコンの使い勝手が悪いことがかなりネックになりそうです。

さらに、一般的に、教員は同僚と一緒に昼食を取るというのが難しいのだなと気づきました。仮に昼食時間がきちんと取られていても、校外に出るのは許可されていない学校が多いような気がします。私の学校の場合、学校が午前中で終わる日は、教職員同士で外食したり、一緒にお昼を買いに行って一緒に食べるということをしています。

時間はお金(Time is money)

その仕事をするのに何円のお金が掛かっているかを考えることは重要です。(当たり前でしょうか)

時給1000円の人がある仕事を1時間掛けて行ったら、その仕事は1000円分の仕事ということになります。(正確に言うと1000円以上のお金が掛かっている)それが高いと思うのであれば、もっと短い時間でこなす必要があります。SSS通信の作成について、「作成に時間を掛けすぎないようにしましょう」と言ったのはそういう理由です。

学校という場所は『時間はお金』ということを感じにくい場所のような気がします。学校のメインの『教育』がお金に換算しにくいものだと思うので、仕方がない部分はあるでしょう。

私が『時間はお金』を一番に感じるのは給料です。昔、会社で働いていたとき、出勤時間と退勤時間、休憩時間についてはきちんと守るように口うるさく言われていました。会社としては、残業代はなるべく支払いたくなく、従業員が過労で倒れたりすると困るのできちんと休憩を取ってほしいからです。

その点、学校では時間についてとてもルーズです。教員の出勤時刻より前に児童生徒が登校し、退勤時刻より後に児童生徒が帰宅する場合があります。休憩時間も保障されていません。今、問題になっている教員の長時間労働や残業代が出ないことなどを改善していくためには、時間とお金の関係性を忘れないようにする必要があるでしょう。

まとめ

ブログでは専門的な話をしましたが、その内容は
●社内コミュニケーションは大事
●時間はお金
という一般的な労働者の考えに基づいたものでした。
学校という特殊な職場で働いていると、その特殊性に慣れてきてしまいますが、一般的な視点も見失わないようにしたいですね。

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