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ガッカリの正体

そんなこというなんて、
そんなことするなんて
ガッカリしました!


誰しも聞いたことはあると思うこのフレーズ。


ガッカリ。


ガッカリさせられた!!!
信じてたのに。


うん、ドラマとか恋愛漫画でもよく見るセリフかも。


信じてたものにガッカリした時
あなただけは!とおもっていたのに
ガッカリさせられた時
えも言われぬ絶望感と虚無感に襲われて。


わかるわかる。
私も何度もそう思ってきたから。


そして、このがっかりって
相手からもたらされるものだと思ってる人
多いかもしれない。


実はそうではない。


相手が私にがっかりさせたのではなく
相手にガッカリさせられたのではなく



私が「相手に寄せて過度な期待によって」落胆した時に
自分から湧き起こる感情なのだ。


がっかりするということを
いろんな方面から考えた時に


全世界全員に対して
がっかりするということは多分ないと思う。
ガッカリさせられることも。


雨が降ったら濡れる
みたいに、例外なく起きる事象ではなくて


特定の誰かには起きるけど
それ以外には起きないという
何らかが起因した時にだけ起こる現象だと気づいた。


つまり
がっかりする人としない人
が世の中には存在するのだ。


じゃ、その差って何?


って思った時に



自分の中で勝手に期待していたり
美化していたり
理想化していたり
棚の上に上げていたり


そういうことをしている人にだけ
がっかりということが起きる。


そこまで期待してない人や
等身大に見れている人には
理想と現実のギャップは起きにくい。
つまりガッカリは起きない。



こんなに綺麗な人がこんなことするわけがない
こんなにかっこいい人がこんなことするわけがない


キレイな人が残念なことをすると
周りが落胆する割合が高い
という理論はこれで説明がつく。



こんなに顔がキレイなのに字が汚いとか

こんなに美人なのに食べ方が汚いとか

こんなにかっこいいのにすごいアホなこと言うとか

顔がめっちゃいけてるのに服がダサいとか

大好きだったのに大嫌いな人を嫁にもらったとか

こんなことするわけがない、
あんなことするわけがない、


生活の中でも
このくらいはわかるだろ?
このくらいは、せめてやってくれるだろう?


知らぬ間に持ってしまった期待に
ガッカリさせられる。


勝手に期待を寄せて
現実とのギャップが大きい時に
がっかりという感情が生じるのだ。


つまり相手にがっかりさせられているのではなく
自分が相手に過度な期待をして
その梯子を外されただけ。
と言うこととなる。


例えば親の期待なんかもそう。
この場合は、ガッカリされた。という立場だが
かけっこで1番にならなかったからと
母親にダメ出しをされた経験がある。


がっかりされて
当時はひどく傷ついたものだ。


頑張ったのに
早く走れない。

一生懸命走ったのにこけた。


母はそんな私を見たがっかりした。
私が悪いのだと当時は思った。


しかし今の私ならこう言うだろう。


何を期待してたのか知らんが
全ては起こりうること。
自分のこうなって欲しい、こうであって欲しいを
相手が叶えなかったからと言って
相手にそれをなすりつけるのは大間違いだ。

人を嘆く前に
自分を振り返るが良い。
私は最善を尽くした。それを受け入れろ!

フンッ



逆に相手にがっかりした
がっかりして辛い。
そう言う人も同様だ。


相手に何を望んでいたのかを振り返ると良い。
自分の期待や夢を自分以外のどうにもならないものに
寄せること自体が危険極まりない。


例えるなら
自分が運転してない乗り物に
自分の行って欲しい行き先を望む。
みたいなものだと思う。


私の行って欲しいところに行かなかった。
私の望むゴールに辿り着けなかった。
運転してたあんたが悪い!


まぁこんなことを言ってるのと同じだよね。


相手は相手の人生を歩んでいる。
勝手な妄想を押し付けて
一喜一憂すると疲れて仕方がない。


逆に「夢を売る商売」なんて言う人も
ずっと他人の期待に応え続けなければならないのだから
それはそれでしんどいと思うけど
(好きでやってるならいいのだけど)


がっかりとは、
自分の期待値が上がりすぎた時の
アラートのようなものだと思う。


まぁそれでも
知らず知らずに期待しちゃうんだけどね。


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