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周央サンゴさん活動3周年に寄せて

 周央サンゴさん、活動3周年おめでとうございます。いちファンとしてこの日を祝うことができて心から嬉しく思います。これに乗じて彼女の好きなところについてつらつらと語る言葉でその喜びを表現することを許されたい。

1.無限に喋るそのお喋り力(ぢから)が好きだ

 チャイニーズチェッカーをしながらひとつのテーマについて話し続けたり、好きなテーマパークの話をしたら1年かけて大規模コラボに至ったり、先輩とのラジオで初回から長尺のオープニングトークを繰り広げたり、そういうところが好きだ。矢継ぎばやに話す様子はねぇ聞いて!!と声をかけてくる友人のような親しみを感じていくらでも聞いていられる。内容がややニッチなのも大変良い。そんなこと考えたこともなかった、みたいな発想が彼女から飛び出してくるのをいつも楽しみにしている。
 私は移動中や作業中に雑談配信やラジオ配信を聞くことが多いのだが、定期雑談枠である「おつかれさんご」は毎週の楽しみとなって久しい。ついにもうすぐ100回目を迎えることになるのも大変めでたい。この雑談枠の冒頭にある「ンゴの分かち合いたいこと」、ンゴちゃん曰く「校長先生のお話」がとにかく好きなのだ。日常の出来事や、家族の話、気になったことなど、身近なテーマをンゴらしい切り口とテンションで話してくれるのだが、その話しぶりはクラスに居そうな気がすると同時に、居てたまるかと声を荒げたくなる。頼むからひとりでも多くの人に聞いて欲しい。

2.動画にもこだわる歌ってみたが好きだ

 これまでいくつかの歌ってみた動画を投稿しているが、どれも動画まで楽しいのが個人的な好きポイントだ。歌と本人の相性だけではなく、こんな動画を作りたいという意思をかなり強く感じる。時には自ら絵コンテを描くという本気っぷりには舌を巻く。
 「コットンキャンディえいえいおー!」や「周央サンゴの暴走」では、配信でのネタをこれでもか詰め込んでおり、普段の配信を思わせる騒がしさとカオスがそこにある。レトロポップなイラストも彼女の大好きなサンリオキャラクターたちを彷彿とさせる。
 また「きみの笑顔で世界がやばい」では、これまでのTRPG配信で登場したキャラクターがメインとなるMVになっており、その登場箇所はそれぞれ歌詞が合うように彼女が自ら割り当てている。
 そして「グリズリーに襲われたら♡」では、アレンジにぴったりのドットイラストを用い、「好き好き大好き」では一世代前の美少女ゲーム風に仕上げた動画で選曲と共にレトロと現代らしさを共存させている。
 勿論、これらを手掛けたクリエイターの皆さんの技量が素晴らしいことは大前提である。だがひとつひとつの動画の世界観が独立しつつ、そのどれもに周央サンゴらしさが存在しているのだから毎回感心してしまう。ひとつの動画に楽しみを沢山詰め込んで届けてくれるおかげで、毎回泣いたり笑ったりとっても忙しい。

3.豊かな演技力による奇想天外な配信が好きだ

 ファンから見ても変な配信を沢山していると思う。ひとり合唱コンクール、萌え声テトリス、逃避行歌枠、魔女の家(既知)(羅生門)など。挙げればキリがないし、これだけ色々やっていれば度々切り抜きでバズるのも頷ける。加えて、それらをやるにあたっての演技力が妙に高い。技術の無駄遣い、というのはいつの時代も一定の人気を得るように、彼女の配信もそれと同じ面白さがある。
 前述した中にある逃避行歌枠というのは、にじ3D(自宅用3Dモデル)のお披露目配信とセットになった配信なのだが、「サンディ(周央サンゴの3Dモデルの愛称)を2人で山へ埋めに行くストーリー」とめでたい配信とはかけ離れた不穏な内容になっている。カーステレオから流れているかのような音源に合わせて歌う細かな演出や、さりげなくも力の入った演技によってその完成度が分かるはずだ。もはやオーディオドラマと称しても良いそれを彼女は生配信でひとりで実行し、続くお披露目配信にはオチとして雑ににじ3Dをお披露目して見せた。その温度差すら正直怖い。いつも想像以上の配信を届けてくれるジェットコースター、いや遊園地みたいな人だと思っている。

4.ファンにかけてくれる言葉が好きだ

 この3年の間にたくさんの記念日があった。そういう節目のたびに彼女は私たちへ感謝を伝えてくれて、同時に「利用しあっていこうね」と言う。ファンにとっては聞きなれた言葉であり、自分と彼女の関係性を見つめなおすための大切なやりとりだ。
 彼女にとっては自分の好きなことをやっていくために。リスナーにとっては日常を楽しくしたり、日々を頑張って生き抜くために。この関係を”利用”と呼ぶ彼女はいつも、Vtuberとファンという関係性に対して冷静で、限りなく優しい。そういう、いつも元気で愉快な女子中学生が覗かせる聡明さに私はずっと憧れているのだ。恥じない自分でいられるように、背筋をぴん、と伸ばす。これもまた、彼女を利用しているということかもしれない。
 ちなみに、彼女に私の言葉を褒めてもらったことがある。その言葉もまた、私の大切な宝物だ。丁寧に、ファンへの言葉をひとつひとつ紡いでくれる誠実さがたまらなく好きだ。

5.さいごに

 思ったよりも分かりやすく3周年が嬉しくて仕方ないのがあふれ出てしまった。記念日というのはいくつ重ねても、重ねるほどに嬉しいものだ。記念日を毎年祝えるのは決して当たり前ではない。どうかこれからも彼女にとってVtuber活動が楽しいものとなり続けるように願う。そしてまた来年、この日を祝うことが出来たら、また1年かけて積み上げた思いを記すつもりだ。

 初配信が8/9のためこの日を記念日としたが、同期であるセレじょの3周年記念ライブは先日8/6に行われている。そちらも、彼女たちらしい楽しさにあふれた素敵なものになっている。はまり役で見事に歌い切った「Alice in Musicland」は感慨深さと感動と感謝とでオタク(一人称)は誇張なく泣いてしまった。そちらもぜひ、見てもらえたら嬉しい。

 あらためて活動3周年、おめでとうございます。
 にじさんじでの活動ひとつひとつがあなたの人生にとって意義あるものとなり、素敵で楽しい毎日を過ごせることを心から願っています。いつもありがとう、そしてこれからも。

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